教育ディスカッション2
パーキンソン病に対する
場面別の理学療法士の役割
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教育ディスカッション2
パーキンソン病に対する
場面別の理学療法士の役割
演者
鈴木 一平
所属
国立精神・神経医療研究センター病院 身体リハビリテーション部
演題
入院中における
理学療法士の役割
演者
山口 祐弥
所属
株式会社Smile Space, PDitスタジオ銀座
演題
保険外施設における
理学療法士の役割
演者
金枝 真希子
所属
トータルライフケア蒲田訪問看護ステーション
演題
訪問看護における
理学療法士の役割
座長
近藤 夕騎
所属
関東学院大学理工学部
パーキンソン病は高齢者に多く発症する神経難病であり、今後も患者数の増加が予測されている。そのため、理学療法の対象疾患としての重要性は今後さらに高まると考えられる。
しかし、日本の医療制度における制約やマンパワー不足の影響により、リハビリテーションは中等症以降の進行期や、転倒による骨関節疾患発症後に初めて処方されるケースが多いのが現状である。また、パーキンソン病患者は脳卒中患者のように時系列に沿って施設を移行するのではなく、症状や目的に応じて入院・外来・介護施設・自費施設を併用し、行き来することが一般的である。
このような背景を踏まえると、各施設における理学療法の役割や実施状況、介入の可能性を共有し、それぞれの環境に適した支援方法を検討することが重要である。
本セッションでは、①入院中、②保険外施設、③地域リハという3つの異なる場面におけるパーキンソン病患者への理学療法の実践について情報提供を行う。各場面の特徴や制約を踏まえ、理学療法における目標設定、評価方法、介入戦略について専門家が解説し、実践的に学ぶ機会を提供する。
本企画を通じて、それぞれの環境に適応した理学療法の実践力を高め、パーキンソン病患者の機能維持および向上を支援することを目的とする。