【講師】
菊地 義裕(東洋大学文学部教授)
【日時】
10月14日(火)・10月21日(火)・ 10月28日(火)・11月11日(火)・11月18日(火)・ 11月25日(火)
火曜日:全6回 13:00 ~ 14:30(90分)
【会場】
東洋大学白山キャンパス 交通アクセスはこちら
【受講料(一般)】
対面 9,900円(全6回分)
【受講料(東洋大学生)】
対面 3,300円(全6回分)
【定員】
対面 50名
【講座の到達目標】
万葉集の代表的な作品を読み味わいながら万葉集および日本の心と文化について理解を深めます。
【講座趣旨】
万葉集は現在に伝わる日本の歌集の中で最も古いものです。そこには7世紀の初めから8世紀の中頃にかけて、折にふれて歌われたさまざまな歌が伝わります。それらの歌は万葉の時代の歴史・社会・文化を背景に、人びとの生活に根ざして歌われているところに大きな特色があります。その表現と心の形象とは現代に生きる私たちにとっても魅力的なものです。講座ではテーマに即して関係歌を取り上げ、その表現を味わいつつ作品に対する理解を深めます。今回のテーマは「生活を取り巻く思想―自然・信仰・文化―」です。万葉の時代には自然を基盤にして信仰がはぐくまれ、日々の生活においてさまざまな祭りが営まれました。また外来の思想も受容され、在来の伝統との調和を通して時代の思想や文化が形作られました。今回はそうした万葉びとを取り巻く信仰や思想に注目して万葉集および万葉の時代の生活文化の特色について理解を深めます。
【講座スケジュール】
第1回 10月14日(火) 歌に見る農耕―植物と農事暦
第2回 10月21日(火) 季節感の形成―マツリとトキ
第3回 10月28日(火) 神を祭る歌―祈りの諸相
第4回 11月11日(火) 万葉集にみる仏教―ことばと思想
第5回 11月18日(火) 万葉集にみる神仙思想―永遠への憧れ
第6回 11月25日(火) 万葉集にみる儒教思想―和歌との接点
※注意事項をご確認ください