A4 万葉集講座  -万葉の歌・生活・文化-

【講師】

菊地 義裕(文学部教授)

 

【日時】

5/16(木)~6/27(木) 13:00~14:30(90分)

 

【会場】

東洋大学白山キャンパス 交通アクセスはこちら

 

【受講料(一般)】

対面 9,900円(全6回分)

 

【受講料(東洋大学生)】

対面 3,300円(全6回分)

 

【定員】

対面 50名 

 

【講座の到達目標】

万葉集の代表的な作品を読み味わいながら万葉集および日本の心と文化について理解を深めます。

 

【講座趣旨】

万葉集は現在に伝わる日本の歌集の中で最も古いものです。そこには7世紀の初めから8世紀の半ばにかけて折に触れてうたわれたさまざまな歌が伝わります。講座ではテーマに即して万葉集の関係歌を取り上げ、その表現を味わいつつ作品に対する理解を深めます。

今回のテーマは「万葉びとの俗信―生活にいきづく心意―」です。くしゃみをすると人が噂をしている、よく耳にする言い伝えですが、万葉集にもくしゃみは相手が思っているしるし、眉がかゆくなるのは恋人に会える前兆としてうたわれますから、こうした伝承は万葉集以来のことでした。心から心へと受け継がれる伝承は俗信・心意伝承と言われ、前兆・占い・禁忌・呪法など多岐にわたります。種類はさまざまですが、それらは万葉びとの、あるいは日本人の生活感覚を伝える事柄として注目されます。今回は万葉集が伝えるこうした俗信ゆかりの歌に目を向けて、万葉びとの生活について理解を深めます。

 

【講座スケジュール】

5月16日(木) 夕占の歌―万葉びとの占い

5月23日(木) 夢の歌―万葉びとの交流

5月30日(木) 人妻を恋う歌―万葉びとの禁忌

6月13日(木) 旅の俗信の歌―万葉びとの連帯

6月20日(木) ことばへの自覚―万葉びとの言語感覚

6月27日(木) 俗信と霊魂観―万葉びとの生活

※注意事項をご確認ください