A1 仏教的心の探求 
~仏教は心をどのように捉えたのか~

【講師】

渡辺 章悟(東洋大学名誉教授)

 

【日時】

5/11(土),5/18(土), 5/25(土) 10:00~11:30(90分)

 

【会場】

東洋大学白山キャンパス 交通アクセスはこちら

 

【受講料(一般)】

Web 3,300円(全3回分)

 

【受講料(東洋大学生)】

Web 1,650円(全3回分)

 

【定員】

Web 95名

 

【講座の到達目標】

宗教の多くは心のありようを重視します。仏教も例外ではありません。本講座では仏教の心の捉え方をブッダの言葉とその後に展開した教説の中に見出し、現代社会の生き方のヒントとするものです。

 

【講座趣旨】

仏教はブッダの目覚めから始まります。そのブッダには、深い心の観察による洞察に満ちた豊かな言葉がみられます。本講座では、ブッダはどのように心を捉えていたのか、またどのように心を見るべきなのかといった問題を、ブッダの教説および初期仏典にみられる心の分析から始め、大乗仏教において展開された心の連環的な働きとして順次解説してゆきます。特に大乗仏教の瞑想の中から構築された唯識思想と、心とさとりの関係を否定から肯定へ逆転させた如来蔵思想を、新たな次元に高めていった思想のダイナミズムと独創性といった点から解説致します。そして、このような心を直視する仏教の心理の解明を通して、現代社会の軋轢に苦しむ我々の心を、別の角度から見られるようになることを目指しています。

 

【講座スケジュール】

5月11日(土) 心はどこにあるのか~心の本質の追求~

5月18日(土) 大乗仏教の唯心論~唯識思想の成立~

5月25日(土) 心と仏の根源~如来蔵思想~

※注意事項をご確認ください