(実施)春期 F2 無意識を鍛える―変化の時代を生き抜くための円了100の言葉―

【講座目標】

井上円了の名言から、心を浄化する意味と手法を学び、その延長上にある生き抜く力、すなわち、道徳性、自立性、理解力、適応力や行動力が無意識に発揮できる土壌を作ります。 

【講座趣旨】

最近の急速な情報化の進展は、世界中の情報を瞬時に入手することを可能にする一方で、人工知能(AI)に代表される情報機器に追い立てられるような不安感をお持ちの方も多いと思います。AIと正しく対峙するためには、情報にどっぷりつかっていてはいけません。情報に振り回されないように人間性をもっと高めるためには、これまでの「情報の時代」から「意識の時代」へとシフトする必要があります。それは、感性の開発とか、無意識を鍛えるとか、人間の内面の世界にかかわる手法の開発が必要であるということです。例えば、無意識を鍛えるには、①正しい師から正しい教えを繰り返し聞く、②素晴らしい言葉を自ら発して無意識に植えつける方法があります。そこで「井上円了100の言葉」を何回も読み、気になった言葉を、自分の言葉に直して発話してみましょう。AIに負けない円了の強い言葉を一緒に探しませんか。 

【受講者からの感想】

・とってもわかりやすい説明で、無意識を鍛える方法は今日からすぐにできることばかりでした。意識してコツコツ続けていきたいです。 『井上円了100の金言』を仲間と一緒に読みたいと思いました。

・意識と無意識の関係と繋がりが、良く整理されていて分かりやすかった。スポーツの練習や仕事の習熟に当てはめると納得できる気がした。無意識で出来たことが出来なくなる年代を迎え、また再意識する重要性も感じた。

・受講前は難しく考えていましたが、吉田先生のわかりやすい説明で大変有意義な講座でした。いただいた資料、特に「井上円了100の金言」は身近においてくり返し読んでみたいと思っています。 

【講座の様子】