(実施)春期 A7 村上春樹入門~短編小説を読む~

【講座目標】

日本を代表する作家・村上春樹の短編小説の魅力を探り、長編小説とは違った面白さと奥深さを味わいます。 

【講座趣旨】

村上春樹の名前を知らない人はあまりいないでしょう。昨年は、短編集『女のいない男たち』収録の短編「ドライブ・マイ・カー」を原作とした濱口竜介監督の映画がカンヌ国際映画祭で最優秀脚本賞を、ニューヨークやボストンの映画批評家協会賞の作品賞などを受賞したことは記憶に新しいと思います。村上春樹の短編小説は、独特のミステリアスな雰囲気と哲学的ともいえるテーマ性に魅力があると思います。それは時に長編小説の元になったりもしています。また、映画の原作となったものも多くあります。

2021年春期公開講座では、初期長編三部作(風の歌を聴け、1973年のピンボール、羊をめぐる冒険)を読みましたので、今年度は短編小説を読んでいきます。村上春樹の多様な短編小説の世界を味わっていきたいと思います。

昨年に受講した方は、今度は是非とも短編を読みましょう。初めての方も、短編を読むことから村上春樹の文学世界に足を踏み入れるのもいいと思います。 

【講座期間】

第1回 5 26日() 『中国行きのスロウ・ボート』より

第2回 6 30日() 『蛍・納屋を焼く』より

第3回 7 28日() 『レキシントンの幽霊』より

【受講者からの感想】

・資料提示も講義も毎回丁寧で、受講生にも配慮して下さって、ありがたかったです。また受講希望です。

・先生のお話も配布していただいた資料も素晴らしかったです。毎回、充実した楽しい時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございました。

・今まで漠然と読んでいたが、ポイントを教えていただき理解が深まった。 

【講座の様子】