(実施)春期 A6 万葉集講座 -万葉の歌・生活・文化-

【講座目標】

万葉集の代表的な作品を読み味わいながら、万葉集および日本の心と文化について理解を深める。 

【講座趣旨】

万葉集は現在に伝わる日本の歌集の中で最も古いものです。そこには7世紀の初めから8世紀の半ばにかけて折に触れて歌われたさまざまな歌が伝わります。それらの歌は、万葉の時代の歴史・社会・文化を背景に人びとの生活に根ざして歌われているところに大きな特色があります。その表現と心の形象とは現代に生きる私たちにとっても魅力的なものです。

講座では、テーマに即して万葉集の関係歌を取り上げ、その表現を味わいつつ作品に対する理解を深めます。また、作品の背景を成している歴史・社会・文化に目を向け、作品を時代に位置づけて理解していきます。万葉集への理解を深めるとともに、日本の心と文化を見つめる講座です。

今回は「万葉の家と挽歌」をテーマに、万葉集の世界について理解を深めます。 

【講座期間】

第1回 5 月17日() 挽歌の世界

第2回 5 月24日() 柿本人麻呂の泣血哀慟歌

第3回 5 31日() 山上憶良の日本挽歌

第4回 6 7 日() 大伴旅人の亡妻挽歌

第5回 6 14日() 行路死を悼む歌

第6回 6 21日() 大伴家持の亡妾挽歌

【受講者からの感想】

・いつ聴いても菊地先生の講義は素晴らしいです。毎回先生の奥深さを感じました。もっと学びたいと思いました。

・菊池教授の講座は、毎回あふれ出る知識と資料、よどみのない講義、聞きやすく、わかりやすく、90分があっという間です。

・さまざまな角度から万葉集の世界を教えていただきました。次回も楽しみにしています。 

【講座の様子】