環境:Fedora17
QemuでリモートデバッグするためにはQemu実行時の引数に-sをつける必要があります。
ゲストマシンをvirt-manager(libvirt)で管理している場合は、ゲストマシンのドメインのxmlファイルを編集する必要があります。
そのxmlファイルは/etc/libvirt/qemu下にありますが、編集するためには
# virsh edit <ドメイン名>
とします。
編集する点は、まずdomainタグを
<domain type='kvm' xmlns:qemu='http://libvirt.org/schemas/domain/qemu/1.0'>
と変更します。
次に、domainタグの子として
<qemu:commandline>
<qemu:arg value='-s'/>
</qemu:commandline>
を追記します。
これでvirt-managerからゲストマシンを起動してもQemuの実行コマンド引数に-sがつくようになります。
gdbでゲストマシンで動作しているカーネルイメージを指定し、リモートデバッグのターゲットを指定します。
$ gdb vmlinux
(gdb) target remote localhost:1234
これでリモートデバッグできます。
参考:
libvirt: Wiki: QEMUSwitchToLibvirt