2016年10月1日
西鉄サンカルナ城南の騒音公害を証明するために騒音測定をすることにしました。
これまで、4千円くらいの安い騒音計では測っていましたが、この騒音計はA特性のため肝心の低周波が計れません。
騒音計の大手メーカのサイトに説明があります。 http://svmeas.rion.co.jp/support/st_sound.aspx
A特性は人の耳に聞こえる感じに似るように中音域を強調した重み付けです。低周波はフィルタされてしまいます。
C特性は低周波をほとんどフィルタせずに測定します。
スマホもいままで使っていたものでは低周波が計れていないので、お古ですが、ちょっとマシなものを用意しました。
SPL Meterというアプリで、C特性のほか、フラット特性でも計れ、1/3オクターブ毎のレベルも測定できます。Google Playから無料でダウンロードできます。ただし、レギュレーションのために本物の騒音計が必要です。A特性で4千円の騒音計と合わせました。
C特性で自宅玄関前で測定したところ、低周波が明らかに高く、日中で60デシベル、深夜でも50デシベルを超えていました。
自宅2階の部屋の中でも50デシベルを超えます。頭が痛くなる訳です。これで西鉄サンカルナの低周波騒音公害を確信しました。
C特性で計れる騒音計が必要です。また、1日の変化も記録したいのでSDカードに記録できるものが良いです。プロ用は百万円以上しますが、とりあえず必要最小限で3万円のものを選びました。ヨドバシさんに注文すると直ぐに届きます。
マザーツール MotherTool SL-4023SD
SDカードデータロガデジタル騒音計
周波数範囲:31.5Hz~8KHz
周波数補正:2レンジ(A特性・C特性)
この騒音計と、スマホの周波数ごと表示を同時に動画撮影できるように廃物などを利用して撮影セットを作りました。
測定中のスマホの画面の上の方に現在の日時が表示できるようにOverlay Time Signalというアプリも入れました。本来は時報を表示するアプリですが、1分毎に59秒間表示するように設定すれば使えます。
2016年10月2日14時ころ
10月ですが今日は暑いです。西鉄サンカルナも冷房しているようです。
サンカルナ隣の自宅の2階で測定してみました。暑いので窓を少し開けています。
50デシベルくらいあります。左のスマホで周波数毎の分布を見ると特に低周波が高くなっており、50デシベルあります。頭が痛くなるはずです。
自宅玄関前で59デシベルくらいあります。左のスマホで周波数毎の分布を見ると特に62ヘルツ以下の低周波が常に55デシベルを超えています。
写真では一瞬の状態しか移せないので動画をYouTubeにアップしました。
2016年10月2日22時過ぎ
夜間20時から朝6時まではエアコンを停止するように要求していますが、深夜になっても西鉄はエアコンを止めません。
自宅玄関前で55デシベルあります。左のスマホで周波数毎の分布を見ると、やはり低周波が高く55デシベルあります。左のスマホのグラフボタンを押すと時間変化を見ることができます。ずっと60デシベル近くで、55デシベルを下回ることはありません。この時の動画も上のYouTubeに続けて入っています。
西鉄サンカルナの変圧器のウーンという唸り音が聞こえるので近くに移動してみます。道路からフェンス越しに測定してみます。ここに居ると胸が締め付けられるような息苦しさを感じます。エアコンからは壁の影になって53デシベルになりますが、100ヘルツ以下の低周波は平均して顕著に高くなっています。九州の電力周波数は60ヘルツですので60ヘルツ前後が高くなるのでしょう。
2016年12月3日
最近、寒くなってきました。西鉄サンカルナは暖房していて、屋外機の騒音が酷くなっています。
測定すると、62デシベルありました。撮影しているだけで頭がずきずきしてきます。
しっかり撮り貯めて裁判の証拠にします。撮影した動画をアップしました。
西鉄の松尾利浩マンション事業部長の住民への事前説明文では、「環境規制法等に基づく福岡市告示の規制では、基準値が昼間は50デシベル以下、夜間は45デシベル以下となっております。本物件では、当該屋外機を全て稼働ささた状態でも基準値以下の設計となっております。」としていました。デタラメです。
この測定の準備などで、土日の2日間、日中ずっと自宅二階に居たので、すっかり体調が悪くなりました。車を運転していても集中できず、吐き気がして食欲も無くなりました。
-------------------------------------------------------------------
せっかく騒音測定と撮影ができる機材をそろえたので、お近くで同じような騒音でお悩みの方がいらっしゃればボランティアで撮影しさしあげます。ご希望の方は私の住所を「損害賠償請求」のページに晒していますので連絡先の電話番号かメールアドレスを添えてお手紙ください。