福岡市では地デジやFMラジオの電波を福岡タワーから発信しています。
詳しくは http://ja.wikipedia.org/wiki/福岡タワー
西鉄のサンカルナ福岡城南は、茶山という地名の通り、小高い地形の上に立つ高層マンションです。
このため、今後、建築が進むに従って広範囲に電波の影が出るものと予想されます。
既に隣家に電波障害が出たらしく、補償用のアンテナが設定されました。
予想される現象は次のようなものです。
・地デジが映らなくなる。
・FMラジオの音が悪くなる。
・モバイル端末でのワンセグ視聴ができなくなる。
その様な現象が発生したら、西鉄に連絡して、対策してもらってください。
2014年7月31日
最近、地デジで映らない局があります。
特にRKB(UHF31)とFBS(UHF32)は全く写らず、アンテナレベルは31デシベルです(推奨43以上)
福岡タワーからの電波は、サンカルナの影にはならないので影響無いと思っていましたが、
ビルや山による電波の反射に伴う障害もあるそうです。
解り易い文献:http://www.asahiglassplaza.net/catalogue/sougo_gi2012/spdfdata/00327_147s.pdf
発生時期は西面の防音シートの撤去や鉄骨工事と同時期で、文献に示された、特定の周波数が弱くなるとる症状も一致していたので、西鉄に調査を依頼しました。
翌日回答があり、電波障害対策業者に指示したとのことでした。
追って、東洋電気通信工業というところから連絡があり、外観から見たところ、アンテナや屋外分配器が古そうで、元々受信が弱かったので発生したのでしょうとのこと。
確かに古いし、衛星アンテナ配線の都合で混合したり分波したりもしているので、納得しました。
少し相談しましたが、結局プロに任せるのが得策と思い、工事内容は任せるので映るようにしてくれと依頼しました。(もちろん無料で)
2014年8月9日
地デジ用アンテナと屋外分配器を新品に、屋内への引込み線を太いのに交換してもらい、映るようになりました。
屋内への引き込みで80デシベル出ているそうで、テレビに表示されるアンテナレベルが68になり、全局綺麗に映ります。
FM放送受信用に使っていた旧VHF用アンテナの向きも調整してもらえたらしく、現在はFMチューナーのインジケータはどの局も最高レベル(5)を示しています。
ただし、77.7MHzのFREE WAVE(天神エフエム)はレベル1でノイズが酷いですが、これは過去にも聴いていた記憶が無いので影響は不明です。
という訳で、以前このぺージに掲載していた電波の影になりそうな予測図は的外れということで削除しました。
近隣家屋の屋根を見渡すと、対策工事済みの家も多いのですが、地デジ用UHFアンテナが福岡タワーではなく鴻巣山を向いていたり、しかも、サンカルナの影になっていたりという家もあります。
皆さんちゃんと映っているのでしょうか。