設備の騒音公害3のページからの続きです。
2015年8月12日
西鉄に苦情のメールを出していますが、例の弁護士から、弁護士に連絡しろという手紙が届くだけで回答になっていません。
しかたがないので、電話してみたら、今度は堀田弁護士が電話に出ました。
次の2点を再度、要求しました。
1)先日の防音工事の効果はほとんど無く、非常にうるさいです。再工事すること。
2)70デシベル近い騒音を発生させる発電機の運転については、許容できないので、
きちんととした防音対策が施されるまで、運転しないこと。
いずれも、拒否するとうい回答でした。
それなら、抗議行動をすると言ったのですが、「どうぞ」という返事。
一応、どうしてほしいのかと聞かれたので、防音壁の案を口頭で説明しましたが、
たぶん解らないと思うので、作図してみました。
西側の地面に置かれた受電キュービクル、発電機、1階厨房の排気口、
2階に屋上に置かれた空調屋外機など、全てをすっぽり隠すように2階の高さの防音壁を作ります。
1階奥の壁には開口部を設け、通気と、非常階段から下りたときの退避路を確保します。
コンクリート壁で、外壁は1階の他の部分と同じ薄茶色のタイル張りにすれば体裁も良くなります。
別に大げさではありません、「防音壁」で画像を検索すればもっと大規模なものを沢山見ることができます。
本来、設計時に配慮すべきことであり、そうすれば、わずかな費用で済んだはずです。
現状→
対策案→
防音壁
合意の上で、ここまでやってもらえば、抗議看板の撤去にも応じると伝えました。
それでも、騒音が気になるなら転居するしかありません。
2015年9月5日
改善案について西鉄の弁護士に伝え、2週間経ったので、結果を問い合わせると、また通知が来ました。
電話で確認しましたが、これ以上の内容は無いそうです。
専門家と検討したといいますが、どんな専門家か不明です。
健康被害が出ており、当然、了承しないこと、抗議行動をすることを伝えました。
通知書に書いてある、測定というのは、2015年1月31日の記事にも書いた九電産業による測定です。
西鉄が故意に空調を止めて測定した捏造データですが、低周波音測定の結果を見ると、
63Hz~80Hzで心身に係わる苦情が出るレベルに達しています。
2015年9月25日
以前、福岡市環境局に騒音被害の相談をしていたとき、
国の公害紛争処理制度に基づく調停を受けることを薦められていました。
パンフレット http://www.soumu.go.jp/main_content/000192409.pdf
総務省の「公害紛争処理制度と公害苦情相談制度」のサイト
http://www.soumu.go.jp/kouchoi/menu/main7dispute.html
騒音被害の事例:小田急線騒音被害等責任裁定申請事件
http://www.soumu.go.jp/main_content/000126334.pdf
県と国に窓口があり、まずは、県に相談に行きました。
福岡県の窓口は、福岡県環境部自然環境課です。
申請手続き書類や九電産業による測定結果などの証拠資料と、福岡市からの回答書、
現状の写真や、求めている防音壁の図を持参しました。
2人の担当者が応対してくれ、「西鉄は、どうしてこの程度の対策を拒むのでしょうか?」と不思議そうでした。
県で対応できるのは調停で、それ以上の裁定は国だそうです。
調停は、福岡県公害審査会で行われ、審査会は産業技術分野の大学教授や医師や弁護士で構成されます。
調停には、相手側が応じることが前提なので、確認してくれることになりました。
2015年10月9日
福岡県より電話があり、西鉄が調停を受けないと回答してきたと伝えられました。
それでは国の裁定を申請するので、経過などを書いてほしい旨依頼しました。
快く受けていただき、翌日、その文書が届きました。
県の聞き取り調査に対して「いつでも話し合う準備はしている」などと、嘘を言っています。
調停を受けないということは、公正な第三者を交えての話し合いを拒むことす。
2015年11月4日
最近、寒くなったので、西鉄サンカルナの空調屋外機が24時間連続運転されています。
すっかり騒音難民状態で実家暮らしの私ですが、試しに一晩自宅で寝てみることにしました。
しかし、全く眠ることができず、夜明け前に実家に逃げ帰って寝ました。
その騒音レベルは、深夜にも関わらず50デシベル前後ありました。
たまったものではありません。
日中においても、数時間自宅に居るだけで、強い頭痛に襲われます。
連休中、自宅で作業していたらすっかりひどくなり、両コメカミから締め付けるように重い頭痛がします。いつもは西鉄サンカルナから離れると、すっと治るのですが、この時は回復には2日を要しました。
休み明けに西鉄の堀田明希弁護士(明倫国際弁護士事務所)に電話し、
昨年の冬と同様に運転を制限することを要求しました。
1)夜間20時から朝6時までは停止すること。
2)設定温度を22度にし、風量は最低に設定すること。
しかし、例によって言い逃れに終始するので、西鉄の担当者:山口達也係長にメールしました。
福岡県環境部自然環境課と福岡市環境局環境監理部環境保全課、設計をした久米設計の広報や、メールアドレスを知っている西鉄関係にもCCしました。
その後は、夜はいくぶん静かになったようです。
今後もしつこく苦情を言い続けるしかありません。言わないと野放図です。
2016年1月23日
寒波の影響で、サンカルナの空調の騒音もひどい状況で、測定すると常に56デシベルを超えています。
自宅2階の自室に居ると数時間で頭痛がしてきます。地獄からの咆哮の様です。
休日の日中は1階奥の居間か実家に退避しています。夜は実家に寝に行く日々です。
こういうのを低周波難民とか公害難民と言います。
昨夜から、サンカルナの変圧器が「ジー」という異音を発生しています。
今日になっても収まらないので苦情を入れました。苦情を言うと少し音が小さくなります。
先日も、空調から「ワーン ワーン」という脈動異音がしていたので、苦情を言うと、その後2日ほど運転していませんでした。
自分たちでは、まったく点検もしていないし、近所迷惑も気にしていないのでしょう。
西鉄のマンション事業部長:松尾利浩から着工前の事前説明では、
「騒音規制法に基づく福岡市告示の規制では、基準値が昼間50デシベル以下、夜間は45デシベル以下となっております。
本物件では、当該屋外機を全て稼動させた状態でも基準値以下」としていました。
これは、全くの詐欺です。証拠の事前説明文書はこちら。
学校のエアコン屋外機の騒音を規制する判例もあります。
エアコン室外機からの騒音に関する損害賠償等請求事件
http://www.skklab.com/lawsuit_and_judicial_precedent/case3
室外機は騒音規制法における「特定施設」に該当し、学校は「特定工場等」に該当する。
裁判所の判断:受忍限度の判断の基準は「昼間において50デシベル」。
近隣に騒音公害を撒き散らすこの施設は、欠陥施設です。
マンションなどは、欠陥を知り得てから1年以内なら契約を解除できます。
入居を後悔されている方は、できるだけ早く解約し、全額の返金を求めましょう。
2016年6月5日
梅雨入りしたようですが、最近、あの空調屋外機が24時間連続運転されています。
次のようにメールしたら1時間もしないうちに止まりました。
言わないと野放図なのは相変わらずです。
「拙宅の東側に設定されている、表記の空調屋外機の騒音について
苦情がありますので対処してください。
最近、表記の空調屋外機が24時間連続運転されています。
以前同様の苦情をメールしたのに、同施設の従業員は既に忘れている様です。
私はこの空調やキュービクルの騒音で寝ることができないので、
毎晩実家で寝ています。
早急に以前要求した防音壁を作って対策してください。
防音壁ができるまでは、夏場の騒音軽減策として、
次の様に運転を制限してください。
1)夜間20時から朝6時までは停止すること。
2)設定温度を28度にし、風量は最低に設定すること。」
しかし、一時的に改善されることはあってもじきに元に戻ります。
故障して例のワーンワーンという異音がしていても放置で、苦情を言っても無視です。
警察に来てもらうと、やっと対応します。
2017年2月24日
とうとう、訴訟をおこしました。
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騒音の差し止めと損害賠償の訴訟はこちら。
騒音公害による不動産の損害についてはこちら。
損害賠償請求はこちら。
騒音測定の記録はこちら。
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低周波騒音は毒の音です。じわじわと心と体を蝕みます。
西鉄は近隣に健康被害が出ている事実にを、全く意に介しません。
静かな住宅環境という公共資源を食い荒らす、まさにブラック企業です。
このままでは、転居しても、次に住む人やその子供達に被害が出ます。
今後も、抗議活動を続けていきます。
企業の悪行の影には必ず個人である犯人が居ます。
この酷い対応の責任者は、西日本鉄道マンション事業部長 松尾利浩
この酷い設計をしたのは。久米設計 柿本英樹