2016年8月30日
福岡市に騒音の苦情を言うと福岡県に公害調停を申請することを薦められました。
福岡県は西鉄に調停の意思を聞いてくれましたが拒否されたので、訴訟を薦められました。
福岡県警には騒音の苦情を何度も通報し、西鉄に話してもらいましたがラチがあきません。
自宅不動産の価値に多額の損害が出てることが解ったので西鉄に賠償させる方向で訴訟を起そうと思います。この手の損害賠償の時効は3年らしいです。
損害について詳しくはこちら。
手順として、まずは、西鉄の倉富純男社長宛に損害賠償請求書を送りました。
内容証明と配達証明付の郵便で、福岡市では天神にある福岡中央郵便局で出せます。
内容証明郵便は普通横26字×縦20行で書き、枚数で料金も変わりますので、要点だけまとめて2ページにしました。
損害賠償の金額は、騒音による不動産価値の損失や、家の買い替えに伴う費用の他、私が自宅に住めないことに伴う家賃相当の損失も加えました。全部で2020万円です。これが自分が受けた損害だと思うと腹が立ちます。騒音による不動産の損失についてはこのページに詳しく書いています。防音壁を作る要求も書いておきました。防音壁を作るなら交渉の余地はあるというのが本意です。
---以下文面です。電話番号と振込先は伏字にしました---
平成28年8月30日
福岡市中央区天神1丁目11番17号
西日本鉄道株式会社
代表取締役社長
倉富 純男 殿
福岡市城南区茶山6丁目13-3
電話番号 XXX-XXXX-XXXX
緒方 卓実
損害賠償請求書
平成26年11月に福岡市城南区茶山1丁目6番1号に開
業した貴社有料老人ホーム:サンカルナ福岡城南の空調屋
外機、受電キュービクル、および自家発電機の騒音および
低周波により、これに隣接する自宅にて私は頭痛、吐き気
、不眠の健康被害を受け、茶山4丁目の実家に避難して就
寝する生活を余儀なくされております。貴社に対して何度
も苦情を伝え、騒音および低周波を十分に抑制する質量を
有するコンクリート製防音壁を設置することを求めました
が、実施の予定は無いとの回答でした。私は自宅と実家の
二重生活による疲労もあり転居せざるを得ない状況です。
つきましては本状到達後速やかに損害賠償として金202
0万円(弐千弐十万円)をお支払い願います。また、上記
防音対策もしくは自宅の移転が完了するまでの間、月額金
10万円を毎月お支払い願います。損害賠償金額の内訳は
次の通りです。
1D 健康被害および精神的損害、および自宅にて就寝でき
ないことによる住居費の損害の補償として、平成26年1
1月より平成28年8月までの22ヶ月間について月額1
0万円、計220万円。
2D 騒音施設が隣接したことによる自宅土地価格の棄損の
補償として41坪掛け正常価格坪単価65万円の3割に相
当する800万円。
3D 自宅代替地取得のための経費として、自宅売却諸経費
100万円+代替地購入諸経費100万円+代替地登記諸
経費50万円=計250万円
4.動産移転補償 (引越し費用)50万円
5.自宅建築物の移転補償700万円
振込先:XX銀行XX支店 普通口座XXXXXXX
名義人 緒方卓実(オガタ タツミ)
本状到達後30日以内に上記の対応をしていただけない
場合は、法的措置をとる旨を予めご承知ください。以上。
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数日後に配達証明が届きました。
2016年9月30日
社長宛に出したので、少しは良心的な回答を期待したのですが、例によって明倫国際法律事務所の田中雅敏弁護士から完全拒否の回答が届きました。不動産価値の損害については適当にごまかしています。
この弁護士のホームーページには取扱分野に「クレーム処理、示談交渉」とか「建築に関する紛争の法的解決」とあります。クレームは「処理」するのではなく、誠意をもって対応して解決すべきものと思うのですが、この人は被害者を黙らるのが仕事だと思っているようです。そんなことをしたら被害者を怒らせて問題が大きくなるだけです。
しつこく「連絡は自分宛にしろ」という手紙をよこしますが、一度も現地で立会いや話し合いをすることもなく、何を言っても拒否するのに連絡しても無駄です。この弁護士のこれまでの対応については、こちらをご覧ください「設備の騒音公害2」。話し合いをするなら、まずは弁護士事務所を替えてもらわないと。
西鉄は福岡空港の民営化に名乗りを上げています。福岡空港は福岡市内の市街地にあり、騒音補償が毎年数十億もあって赤字らしいです。空港経営のノウハウが無くても、騒音補償を削れば黒字にできるのかな? 民営化するなら、国や自治体の指導や、利用客や近隣住民の声をきちんと聞いて柔軟に対応できる会社にやってほしいですね。
しばらくは訴訟の準備として騒音測定などをしていきたいと思います。
騒音測定についてはこちらをご覧ください。
時効前に請求するように、ご近所の地主さんたちにもお話したいと思います。
2017年2月24日
とうとう、訴訟をおこしました。続きはこちら。
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低周波騒音は毒の音です。じわじわと心と体を蝕みます。
西鉄は近隣に健康被害が出ている事実にを、全く意に介しません。
静かな住宅環境という公共資源を食い荒らす、まさにブラック企業です。
このままでは、転居しても、次に住む人やその子供達に被害が出ます。
今後も、抗議活動を続けていきます。
企業の悪行の影には必ず個人である犯人が居ます。
この酷い対応の責任者は、西日本鉄道マンション事業部長 松尾利浩
この酷い設計をしたのは。久米設計 柿本英樹