2013年7月24日
ここ数週間、猛烈な騒音です。散水はしているようですが、粉塵も酷いです。
先週の土曜日に、測定すると80デシベルありました。
やかましくて電話が聞こえないレベルだそうです。
しかし、白い布囲いの向こうに行くと急に15デシベル程度下がり、まあがまんできるレベルになります。
布囲いがしてあるのは、西鉄が用地買収をオファーしている地主さん側と、
この現場の元の地主さんが所有するアパート側です。
元の地主さんのアパート側は防音シート囲いです。
大した費用でもないでしょうに、安藤ハザマの責任者に言っても防音シートで囲うという回答は得られませんでした。
近所の世帯では、昼間から雨戸を閉めたりしています。
しばらく居ませんと張り紙して避難したお年寄りの世帯もあります。
粉塵はこんな感じで、洗濯物が干せない状況です。
西鉄にもメールしているのですが完全無視です。
クレーム対応まで丸投げで、全く無責任ですね。
私だったら、こんな会社が運営する老人マンションなんか入りたくないな。
2013年8月3日
解体工事がほぼ終わり、騒音を出していた破砕用の重機も半分ほど居なくなった頃、
西側の高さ1.8メートル鋼板製仮囲いが完成しました。
これで、地面を這う粉塵はある程度防げると思います。
驚いたことに、これまで南側にあった白い布囲が撤去されています。
下の写真の奥に見える白い塀は着工前からあった白い網フェンスで、
解体工事中は内側に白い布が被せてありました。
半分になったとは言え、まだ重機も動いていて、騒音もあるのですが、
不公平との批判をかわすため、レベルの低い方に合わせたのでしょうか?
騒音レベルを測定したところ、鋼板製の仮囲による騒音低下は5デシベル程度で、
安藤ハザマの責任者もその程度だと認め、内側に防音布囲いを1メートルほど上げて
(つまり2.8メートル)設置すると言っていたのですが、どうなるでしょう。
と、記事を書いたその夕方、もう一度見ると南側の布囲いが復活していました。
やはりクレームがあったのでしょうか? 不可解なり。
しかし高さは以前より低く、鋼板囲いと同じ1.8メートルくらいになっています。
2013年9月21日
土曜日の朝は朝寝することにしているのですが、工事の騒音で目が覚めました。
やっと、うるさい解体工事が終わったかと思ったら、
杭打ち工事が続いています。もう3週間くらいになりますが、半分くらい終わったでしょうか・・・
擁壁工事もやっていて、重機がガンガン動いていて、部屋に居るときは窓を開けていられない状況です。
この写真の位置で測定すると65デシベル~70デシベルあります。
更に、時々、ズシンという体感できる揺れも感じます。
朝寝しているときに、「地震か」と思って起きたくらいのレベルです。
ご近所の話によるとこの揺れはかなり遠くの世帯も感じているそうで、
おそらく、杭打ちドリルによるものと思います。
車も茶色の土埃で汚れています。洗濯物も干しているので腹が立ちます。
安藤ハザマの工事事務所に散水するように苦情を言うと、1人付けて散水していると言います。
いつ写真を撮っても散水していないし、現場が乾いているのを見れば嘘であることが明白です。
とりあえず、散水を始めました。
午後にのぞいてみると、また、散水せずに埃を上げています。
濡れているのは上の写真で撒いていたところだけです。
近所の人に話すと、再三苦情の電話をしているが聞かないそうで、最近は目や喉の痛みがあるそうで、目ヤニも出るようになったそうです。
確かに、単なる土ではなく、基礎工事の廃サイと思われるセメント混じりで、
これを重機でガリガリ削っているので、そういうこともあるでしょう。
とりあえず、西鉄のコールセンターに苦情をメールしてみました。
回答は一切ありません。
粉塵による病気:塵肺について書きます。工事の従事者にとっても散水は重要です。
塵肺(じんぱい)とは
塵肺は、粉塵や微粒子を長期間吸引した結果、肺の細胞にそれらが蓄積することによって起きる肺疾患(病気)の総称です。じん肺法では「粉塵を吸入する事によって肺に生じた繊維増殖性変化を主体とする疾病」と示されています。症状として咳、痰、息切れ、呼吸困難、動悸を起します。
塵肺は治らない?
残念ながら、肺の組織変化は元に戻ることはなく、粉塵の職場から離れたあとも少しずつ進行してくることが多い大変やっかいな病気です。結核などの感染症の合併が多いので普段から痰の検査などを頻繁に受けて、早期に対処する必要があります。
予防するには?
1.散水で粉塵の発生を抑える。(簡単だが効果的)
2.防塵マスクを着用して粉塵の吸入を防ぐ。(中国の北京市民みたいに)
3.粉塵を発生する機械には除塵装置を付けて粉塵を除去する。(巨大なサイクロン掃除機みたな物)
じん肺法
塵肺に関し、適正な予防及び健康管理その他必要な措置を講ずることにより、労働者の健康の保持その他福祉の増進に寄与することを目的として制定された法律です。
訴訟
塵肺については、20世紀後半に多数の訴訟が起こり、今も係争中の訴訟もあります。しかし、勝って補償を受けることは難しく、健康は戻りません。やはり塵肺にならないのが一番です。
2013年9月24日
福岡市のサイトで「建設・解体工事を行われる皆さまへ」という記事を見つけました。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/33119/1/keihatsukensetukaitai.pdf
「日曜その他の休日における作業」は「禁止」と書いてあったので、
祝日に作業しており規制違反ではないかと福岡市の環境保全課に問い合わせました。
また、粉塵に関する苦情も添えました。
これに対し、次の様な丁寧な回答を受け取りました。
2013年9月28日
安藤ハザマの現場責任者と粉塵対策の散水について会合を持ちました。支社からの同席者も居ました。
責任者は散水が行われているとの認識であり、実際にその通りなら私は文句は無いと伝えました。
説明を受けた内容は次のとおりです。
・散水の専従者が1名おり、必要に応じて増員する。
・作業している場所以外にも、現場全体に散水する。
・一部はブルーシートで覆う。
登山靴+ヘルメット持参で行ったので、現場にも入りました。
3人で散水していました。
約束が守られることを期待して様子を見たいと思います。
2013年10月3日
福岡市環境保全課から追加報告をいただきました。
2013年10月10日
上記の「追加報告」にあった「騒音対策の防音シート」として、西側の通学路に面した仮囲いの上部に
1メートルほどの高さで「防音」シートによる囲いが設定されました。
残念なことに、嵩上げした1メートルの高さだけに防音シートが張られており、
元々あった白い鉄板の仮囲いの裏側が防音シートで二重の壁になったわけではありません。
それでも、騒音を測定したことろ、3デシベル程度の低減効果があるようです。
特筆すべきは、耳障りな「カンカン」という感じの高音の打撃音が著しく抑制されることです。
測定器で測っていても、ピークがなだらかになっています。
このため、体感的には、かなり静かになったように感じ、「隣で工事している」という感じが減ります。
さすがに家の2階の部屋には効果ありませんが、1階の部屋には有効です。
他の現場でも是非実施してほしいものです。
2013年11月23日
土曜の朝寝をしていると、騒音と振動で目が覚めました。
重機でガンガン地面を叩くような打撃音と振動で、家が揺れます。
基礎工事は済んだはずなのに、何事かと思って見ると、とんでもないことをやっています。
仮囲いのすぐ向こうに高々と盛り土をして、その上で大きな重機が動いています。
せっかく嵩上げした防音シートが台無しです。
何をやっているかと観察すると、
重機はこの盛り土の上に唸りを上げてよじ登り、足場が崩れないようにガンガン叩いて突き固め、
左側の砂利をすくって盛り土から降り、右側の基礎ピットに運んで入れています。
これを繰り返しています。たまりません。
苦情を言うと、盛り土は埋め戻し用で、あと1週間くらいしたら無くなるとのことでした。
しかし、段取りが悪いですね。
この土を例の提供公園用地にでも積んでおけば良いものを、わざわざ作業場に積み、
重機のオペレータは怖いのでガンガン突き固め、おまけに登るためにエンジンを噴かせて燃料を使い、
効率は最悪です。
騒音や振動が迷惑なだけではなく、危険です。
責任者はオペレータには地面を叩かないように指示したと言いますが、怖いから叩きますよ。
オペレータのせいではなく、技師の責任です。
第一、この現場のすぐこちら側が人通りの多い通学路だということを忘れています。
重機がこちら側に横転したら大変です。
長くなったので「騒音と粉塵その2」のページに続きます。