睡眠診療の流れ
1.診察予約
初診は完全予約制です。まずはお電話でお問い合わせ下さい。
紹介状をお持ちの場合はご持参ください。
2.初診(睡眠問診・簡易検査)
看護師による睡眠問診の後、睡眠学会専門医が診察します。
自宅で測定する睡眠簡易検査の説明と貸し出しを行います。
事前検査結果をお持ちの場合や早めの入院が必要と判断された場合は、入院検査をご案内します。
3.簡易検査返却・再診予約
貸し出しから1週間以内に、機械の返却をしていただきます。返却はご家族様でも可能です。
記録状態を確認後、次回の診察の予約を行います。
4.再診
簡易睡眠検査の結果を説明します。
医師の判断により、入院検査(PSGまたはMSLT)の説明と予約を行います。
入院前に事前検査を受けていただきます。
過眠症が疑われる場合、入院日前日まで睡眠日誌の記載をお願いすることがあります。
簡易睡眠検査結果が緊急を要する重症値の場合は、CPAP治療開始となることもあります。
6.再診
睡眠検査技師より、入院検査の結果を詳しくご説明します。
事前の睡眠カンファレンスで検討した治療方法をご提案します。
睡眠専門医の診察で治療方法をご相談ください。
無呼吸治療について
睡眠時無呼吸症候群だった場合は、
一般的に1時間あたりの無呼吸低呼吸が20回以上でCPAP療法、20回未満でマウスピース治療をご提案します。
🍀CPAP療法は重症でも無呼吸を消失させることができます。
🍀マウスピースは軽症では良好ですが、重症では効果は少ないです。
🍀小児は耳鼻科で手術をしたり、歯科で矯正をしたりします。
CPAP療法になったら
機械の使い方、マスクの使い心地を確認しながら行います。
マスクの種類は何十種類もあります。
機械の風圧の設定も様々です。
使いやすくなるまで睡眠検査技師・工学技士・看護師が設定や調整を行います。
診察と機器代で、毎月5,000円弱(3割負担)の費用がかかります。
CPAP療法を開始したら、6か月後に治療効果の確認のため簡易睡眠検査をお勧めします。
マウスピースになったら
歯科で製作します。専門の歯科医へ紹介いたします。
歯科医リストがありますのでその中から一緒に選びます。
作製後は、治療効果や使い心地を十分に検討することが必要です。
当院では、作製後6か月を目安に再検査をお勧めしています。
耳鼻科治療になったら
小児では、アデノイド切除や扁桃切除をすることが多いです。
入院になりますので、総合病院耳鼻科をご紹介いたします。
当院では、手術後6か月後を目安に再検査をお勧めしています。
文責 検査科