🏵️企業(特に運輸・交通領域)におけるSASの社会的影響
昨今、睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome;SAS)はメディアでも多く取り上げられ、特に職業ドライバーの方で交通事故や産業事故を起こす危険性が問題となっています。
SASを未治療のまま放置すると、睡眠の質が低下し、日中の過度な眠気や疲労・集中力低下・作業効率や安全性・生産性が低下し、ミスや事故のリスクが増加する可能性が指摘されています。
運輸・交通領域では、運転手に対して定期的な健康診断や教育を実施し、SASの早期発見や治療を促進することが推奨されています。社員の健康管理が不十分だったことにより深刻な事故が発生した場合、道路交通法などの事業者の責任が問われ、企業全体にも大きな経済的損失を与える可能性があります。
🏵️SAS検診の流れ
1.ご予約
まずはお電話でお問い合わせ下さい。
企業様の名称や連絡先・検診担当者様・検診対象者様の人数・検診希望時期・トラック協会助成金の有無などをお伺いします。
2.申し込み
①予約申込書(当院所定)
②申込書兼委任状(当院所定)
③対象者様名簿(記入例)
検診を受ける方の氏名(フリガナ)、性別、生年月日、電話番号、住所の記載をお願いします。
①~③をFAXまたは郵送でお申し込みください。
3.院内打合せ(初回申し込み時のみ)
・検査機械貸し出しから結果までの流れをご説明します。
・機器の貸し出し・回収方法を相談します。
・見積書をお渡しします。支払い方法や結果のお渡し方法を相談します。
4.検査機械の貸し出し
機械本体・取り扱い説明書・記録用紙・問診表(3枚)をセットにしてお貸出しします。
5.検査機械の返却
記録状態を確認し、記録不良の場合は再度お貸出しします(追加料金は不要です)。
睡眠学会専門検査技師がデータを解析します。睡眠学会専門医が総合判定を行います。
6.検診結果報告
検診結果は窓口お渡しまたは郵送が選択できます。
検診の結果、SASの疑いがあった方(C・D判定)は当院での精密検査をご案内します。
7.検診費用のお支払い
検診費用は窓口支払または振込が選択できます。
🏵️検査機器
簡易睡眠検査スマートウォッチ(PMP300)をお貸出しします。
腹部に機械本体、鼻にカニューラ、指先に酸素のモニターを装着していただきます。
いびき・無呼吸・酸素の状態・体位・体動が分かります。
🏵️検査費用
検査費用;1名あたり 7,920円(税込み)
トラック協会会員の企業様は、助成金が受けられます。ご確認の上お申し込みください。
🏵️SAS検診同意事項
以下、1~5の項目についてご確認の上、お申し込みください。
1.個人情報の取り扱いについては、その保護等十分な配慮を行います。
2.簡易睡眠検査の結果、医療機関への受診が必要な者に対して、受診しやすい環境づくりに努めます。
3.要検査となった従業員様に対しては、業務から外すなど個人的な不利益のないようにします。
4.貸出機器は精密医療機器のため、取り扱いに注意します。不手際による破損、紛失については相当額の賠償を行います。
5.事故防止と健康管理に努め、検査後に医療機関の受診状況等を求められた時には報告します。
文責 検査科