〈安静時心電図検査〉
🍀どんな検査?
胸痛や胸部違和感、動悸・息切れなどの症状で実施します。
心筋梗塞や不整脈、心肥大などの疾患を検出することが可能です。
安静時の心電図は記録時間が10秒程度と短いため、その間に不整脈が出ていなければ検出されないこともあります。狭心症も同様で、症状が出ていない時は検出されない可能性もあります。
🍀検査方法
検査の所要時間はお仕度も含め2~3分程度です。
ベッドに仰向けで寝てもらい、手首足首にクリップの電極、胸に吸盤の電極を6個付けて記録します。
🍀注意事項
・ 検査時に力が入ってしまうと、上手く記録できないことがあるので、出来るだけ力を抜いてもらいます。
・ 検査前に絶食するなどの制限はありません。
・ 足首にクリップを付けるので、ストッキングおよびタイツを着用している場合は、脱いで頂くことがあります。
・ 胸に吸盤を付ける際に服をたくし上げるため、ワンピースの着用は避け、上下別の服装でお越し下さい。
〈24時間ホルター心電図検査〉
🍀どんな検査?
動悸や息切れ、失神などの症状で実施します。
また、安静時の心電図で不整脈が検出されなかった場合でも実施することがあります。
成人の平均的な心拍は1日(24時間)に約10万回と言われており、その全てを記録し報告を行います。
この検査では不整脈種類や頻度、心筋虚血が生じているかなどがわかります。
安静時の心電図とは異なり24時間連続で心電図を記録するため、検出された不整脈と症状が一致しているかの検討も可能です。
🍀検査方法
所要時間は、注意事項の説明やお仕度を含め15~20分程度です。
胸にシールの電極を5枚つけ、お腹のポシェットに機器本体を入れます。
🍀注意事項 ←詳細はこちらをクリック
・ シール電極を付ける前にアルコール綿で皮脂を落とす処理を行います。
絆創膏やアルコールでかぶれやすい方、皮膚の弱い方はお申し出下さい。
・ 機器は防水加工が施されていますが、装着中に湯船につかることは出来ません。シャワーを浴びることは可能です。
・入浴以外に行動制限はありません。装着中も普段通りにお過ごしください。