越ヶ谷高等学校剣道部OB会
会長 佐々木 清
(第12期生・1977年卒業)
令和4年度の総会で越ヶ谷高等学校剣道部OB会の会長に選任いただきました。
私は、縁あって初代会長の富田さん(当時は創部50周年行事の発起人)と出会い、設立から50年の足跡を記念誌としてまとめることになりました。このときに先輩たちの苦労に接し、また、越高魂というか、転んでもただでは起き上がらないマインドを感じとりました。この伝統をOB会の運営にも引き継いでいきたいと思います。
現在、我が母校では剣道部の入る生徒が減っているというのが現状です。厳しい稽古を重ね、勝ちにこだわる時代から転換期を迎えているのだなという実感をもちました。
大学卒業後、ほとんど竹刀を握ることがない私が、今さらながら思うのですが、剣道を通じて、仲間とともによい思い出を作ることが出来たし、厳しい稽古を乗り切ったことや剣道の教えが心の支えになることもありました。ですから、当時の仲間や先輩後輩と再び会えることに喜びを感じ、現役の生徒には剣道を持続できるような環境をつくるための支援を続けることが、今のOB会の役割なのだと思います。
私は、OB会を通じて先輩や後輩たちにお会いし、さまざまな発見がありました。仲間との絆の再発見、剣道の良さを再発見など。そして、改めて思うのです。剣道、母校、そして仲間、それぞれに対する「思い」を育むことが当会の意義であり、また、活動の原動力になるのだと思います。その思いは、剣道を続けているか否かにかかわるものではありません。どうぞ、それぞれの立場を生かし、OB会の運営にご協力いただきますようお願いします。
(2022年6月4日)