Zガンダムは分かりにくい

Zガンダムは、支持者の多い作品ですが、見ている側が混乱しやすい、分かりにくい作品でもあります。ファーストガンダムをきっちり見た人でも、初見ではかなり戸惑うと思います。

Zガンダムを分かりにくくしている要因には、以下のものがあると私は考えています。

    • 「一年戦争」終結から7年余り後の、U.C.0087から話が始まるが、この7年の間に何があったのか、丁寧な説明がない。

    • 多数の陣営が入り乱れて戦いを繰り広げている。組織の名前として、ざっと見ても以下のものが登場する。

      • 地球連邦軍(地球連邦政府)

      • ティターンズ

      • ジュピトリス

      • ネオ・ジオン

      • エゥーゴ

      • カラバ

      • アナハイム・エレクトロニクス

      • ルオ商会

    • 上記のように登場する組織が多いうえに、友好・敵対・乗っ取り、などなど、組織間の関係が刻々と変化する。また、組織間の人の異動(寝返り)も多くある。

    • モビルスーツの種類が多いうえに、デザインも陣営ごとにはっきりとした違いがなく、見た目だけでなんとなく所属陣営を判断することができない。いきなりザクなのに連邦軍だったりするし。

    • さらには、同じモビルスーツでも変形するのでますます分かりにくい。

    • 主人公のいる部隊が転戦していくテンポが、激しく速い。どこで、何を目的に戦っているのか、理解する前にどんどん戦場が移り変わってしまい、話についていくのが大変。

    • カミーユがすぐにキレる。

最後のはともかく、今後、上記のポイントをクリアにしていきたいと考えています。

まとめ:

・Zガンダムが分かりにくいと感じるのは無理からぬこと。決して理解不足からくるものではないので安心してください。

<補足>

    • 「カミーユがキレる理由ですが、福井晴敏原作・葛木ヒヨン画のコミック『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』で、ブライト・ノアに語らせる形で、カミーユの内面が丁寧にまとめられています。