2014年9月9-11日,北海道で開催された日本生物工学会のシンポジウム「生物工学のための実践メタボロミクス-メタボロームデータを採る,読む,使う-」で4人の先生方に発表していただきました!去年のメタボロミクスシンポジウム若手会のとき同様,今年もありがたーく先生方から技術資料をいただきましたのでアップします!!ちなみに言い忘れましたが,下記リンクをコピーして,URLに張り付けてください.そしたらダウンロードが開始されますので.
メタボロミクス実践再入門:松田史生先生
https://www.dropbox.com/s/5z7or7ics5ai7ki/Matsuda_SBJ_20140911.pdf?dl=0
松田先生は主に,メタボロミクスの未だに存在する問題点および技術課題を紹介されておりました.問題点や技術課題がある限り,研究者は燃え上がります.これからも最先端の研究を続けていきましょう!
GC/MSを用いたメタボロミクス研究のワークフロー:津川裕司先生
https://www.dropbox.com/s/0rv3j7uv5dez7ub/Tsugawa_SBJ_20140911.pdf?dl=0
津川先生は,「GC/MSメタボロミクスを始めたけど少し疑問が出てきたころの研究者」に向けた発表をしていただきました.最新のプロトコールもおりまぜながら,まさに講義(学会なのに)をしていただきました!日本がメタボロミクス研究のトップに君臨できるようにがんばってます.
CE-MSを用いたメタボローム解析:及川彰先生
https://www.dropbox.com/s/rwzmb01refp8z7b/Oikawa_SBJ_20140911.pdf?dl=0
及川先生はCE-MSを用いたご自身の研究並びに,初心者でもわかりやすくCE/MSメタボロミクスの特徴を紹介してくださいました.CE-MSは糖リン酸,アミノ酸,核酸,エネルギー代謝などイオン性化合物の分析に強く,今後の発展が期待されます!
実践脂質メタボロミクス:馬場健士先生
https://www.dropbox.com/s/fud0nm9ipiaadyd/Bamba_SBJ_20140911.pdf?dl=0
馬場先生は「脂質メタボロミクス」のメリットや今後の課題を紹介していただきました.脂質の分野はフラグメンテーションの化学と質量分析装置の性能をうまく組み合わせることで,誤解を恐れずに言うと「標品いらず」で化合物同定ができることも教えてくださいました!
以上,総じてみなさん,メタボロミクス技術の敷居を下げることに日々努力されていることが伝わってくるような発表でした.個人的には,メタボロミクスの最終技術課題は結局は「化合物同定」にあると感じています.自分が持っている分析・解析スキルに加えて,ケムインフォマティクス,フラグメンテーション,バイオリソースの知識をもっと取り入れて革新的な研究ができるようにこれからもがんばります!!