11.政府の公開情報②
今回は、
引用した情報を分析してレポートにまとめるスキルを習得するケーススタディとして、
政府が公開している災害情報を引用して分析し、レポートにまとめる課題演習を行います。
1.政府が公開している災害情報
日本政府が公開している主な情報の一つに災害情報があります。
特に、災害情報については、内閣府の防災情報のページから引用して利用することが出来ます。
また、日本国内で発生した火山や台風、豪雨、地震など顕著な自然現象については、特に、気象庁が「統一した名称」を付けることになっており、政府はじめ各自治体や自衛隊、警察、消防、海保、赤十字、メディア各社などもその「統一した名称」を使用することになっています。
【注意】内閣府の防災情報のページに公開されている災害情報も、発生時の速報から救出・救済・支援などの行政段階を通じて複数の続報が公開された後、最終的にとりまとめた報告書が公開されますが、その課程で、災害の名称が変更されることもあります。
従って、引用する場合は、可能な限り、最新のものを引用します。しかし、それでも、その後の続報で被害データなどが訂正されることもあります。
内閣府防災情報のページ
日本政府は、顕著であるかどうかにかかわらずおおよそ被害が出た、日本国内で発生した火山や台風、豪雨、地震などの自然災害は、その救助・救済活動から被害状況などまで一連の行政活動の結果をまとめた報告書(pdfファイル)を内閣府防災情報のページで公開しています。
【注意】気象庁が命名した顕著な自然現象の数と内閣府防災情報のページで発表されている災害の数は、必ずしも一致しません。
2.今回の課題内容
今回の課題では、
上記の内閣府防災情報のページから各自が担当した過去の災害情報を引用し、
①概要と被害状況データなどの情報を調べ、
②Excelを用いて数値データを集計し、目に見て解りやすいグラフに表す
一連の演習作業を課題として実施します。
特に、各自に割り当てられた「(過去の)災害」について、
1.災害の名称
2.主な被災期間
3.原因となった(台風・大雨・地震・火山などの)自然現象
4.人的・物的被害の状況(Excel表にまとめてグラフ化する)
などを、
①Excelを使って表やグラフを作成し、
②Wordを使ってレポートにまとめ、
③PowerPointを使って、プレゼンテーション・スライドにします。
【出来上がり見本】
【Excel】
【Word】 出典を必ず明記します。
【PowerPoint】
【注意】
・文章と文字の大きさを調整します。
⇒Wordレポートと同じ文章になるように、Wordレポートの方も修正します。
・引用した部分の出典も明記します。
・プレースフォルダーの位置を調整して、見た目を良くします。
3.担当する災害
担当する災害名は、下記の担当表を見て下さい。
担当する災害は、各自異なります。
担当する災害を間違えると失格⇒再提出です。
担当する災害の報告書(pdfファイル)は、下記のページからダウンロードして引用し手下さい。
内閣府の防災情報のページには、
下記の「災害の名称」の報告書が公開されており、誰でも閲覧できるようになっています。
【注意】
今回の時点で既に欠席が多い学生は、この表にはリストアップされていません。
担当表に自分の学籍番号が無い場合は、「先生のサンプル」に表示された災害を担当して下さい。
4.災害情報の検索と収集
担当する災害について、情報を検索し収集して、Wordのレポートに入力します。
1.フォルダ「ビジネスIT演習A」から、
前回の課題で作成したWordとPowerPointのファイルを開きます。
2.Wordのレポートにページ区切りを挿入して、新しい見出し「政府の公開情報②」を追加します。
3.内閣府/防災情報/災害情報一覧のページから、担当した「災害」を検索して引用し、
各自に割り当てられた「(過去の)災害」について、
①災害の名称
②主な被災期間
③原因となった(台風・大雨・地震・火山などの)自然現象
などについての文章を作成します。
担当する災害の報告書(pdfファイル)は、下記のページからダウンロードして引用し手下さい。
【作業手順】
①上記の「内閣府/防災情報/災害情報一覧のページ」ボタンをクリックして、
ページにアクセスし、担当した「災害」を検索します。
↓
↓
②担当した災害の報告書を見つけたら、ダウンロードして課題フォルダに保存し、
必要事項を引用して、Wordレポートにまとめます。
【注意】大抵は、pdfファイルになっているので、ダウンロード(印刷ボタンをクリック)して保存できます。
↓ プリンターの代わりにpdfファイルとしてダウンロードします
【注意】
文章の冒頭に、担当した自然災害名や内閣府防災情報のページから引用していることを明記します。
記載されている文章が大量の場合は、下記の見本の程度に簡単な文章にまとめます。
【出来上がり見本】
上書き保存
4.PowerPointの7枚目のスライドの後ろに新しいスライド(タイトルとコンテンツ)を挿入し、
新しいスライドにタイトル「政府の公開情報②」を入力します。
5.WordのレポートをPowerPointにコピペします。
コピペする時には、下記のポイントに留意します。
1枚のスライドに収まるように、Wordのレポート内容を編集します。
プレースホルダーの位置をスライドの左右中央揃えにして、見た目をスマートに整えます。
6.今回は、Wordのレポートに出典を脚注で明記してみます。
Wordの機能にある脚注を使用して、出典を明記します。
「内閣府防災情報のページ」の右側にカーソルを入れ、
[参考資料]-[脚注]-[脚注の挿入]ボタンをクリックします。
↓
【文末脚注】
引用部分に脚注番号が付きます。
脚注部分に、下記のような要領で、URLアドレスと引用日を入力します。
同じ方法で、
引用したpdfファイルの出典も明記します。
【注意】脚注番号は2番になります。
↓
【注意】URLアドレスが長すぎる場合は、切りの良い位置で改行します。
7.PowerPointのスライドにも脚注で出典を明記します。
PowerPointには脚注の機能が無いので、上付き文字を使って、手作りします。
引用部分の末尾に脚注番号の数字を手入力し、
[ホーム]-[フォント]グループの右下角のボタンをクリックして、
表示された「フォント」ダイアログボックスで、
「上付き」を設定します。
↓
【注意】
Wordのレポートからコピーした脚注部分をスライドに貼り付けると、新しいプレースホルダーが追加されます。
文字のフォントの種類やサイズを整えます。
脚注のプレースホルダーの位置は、スライドの下の右寄りに調整します。
ここで、
一旦、WordとPowerPointを上書き保存します。
フォルダ「ビジネスIT演習A」には、
Wordで作成したレポート「BIT演習18131999」
PowerPointで作成したプロジェクト「BIT演習18131999」
内閣府防災情報のページからダウンロードした災害の報告書のpdfファイル
などの3種類のファイルが保存されています。
この課題は、
次のページ「データの収集とグラフの作成」に続きます。
【以上】