幕間
いよいよ戦闘直前、ブリンガーがシースの変じたステラドレスをまとって出撃するシーン。
▼ 幕間1 アントン/Ste-11a
アントン@たこすけ
夜、テーブルランプの明かりだけの2人の部屋。
ティーカップを置いて、アントンが立ち上がる。
Ste-11a@ぽんすけ
ステラは、後ろに控えている。
アントン@たこすけ
「さて、そろそろ時間だねステラ。みんなの願いをかなえるためのお手伝いをしにいこう」
「ついでに世界と未来も守っておこうか」
Ste-11a@ぽんすけ
「Ya,Dmm.(はい、我がマスター)全ては世界と未来、そして貴方のために」
(すぅ、と目を閉じる)
アントン@たこすけ
てんじょうをみあげ、しばしむかしにおもいをはせる。
『Ste-11a に最上位命令。女神の要請により禁忌武装を起動せよ』
※キャラメイク時にブリンガーとシースが相談して決めたステラドレスの起動ワードは太字にしてあります(以下同様)
Ste-11a@ぽんすけ
「Ya,Dmm.SN-W…Eo…(了解しました、我が親愛なるマスター。対ロアテラ進化型デバイス『Ste-11a』第二種ステラナイト式武装、展開します)」
(光と溶けるSte-11a、その光はアントンを包み込む)
アントン@たこすけ
今は亡き帝国の、一般市民の農業服から出来上がったといわれる一般兵士の戦闘服。
帽子に、上着に、ズボンにブーツ。コートはタスキに肩へ掛け、腰に道具や弾薬箱。
手には旧式のスパイク式銃剣を備えた長銃。
名誉も地位もなく、かなえるべき目標すらない戦装束。
※イメージとしては第一次世界大戦の帝政ロシアの歩兵の装備(たいそう地味でモブっぽい)だそうです。将校ではなく一兵卒の装備であるところがアントン氏のこだわりポイント。らしい。
「お嬢さん、僕とダンスをしませんか?」
舞踏場たるガーデンへ。
▼ 幕間2 隆盛/アンナ
飯島隆盛@夢亜
そうだな・・・仕事の一通り終わった食堂、調理場にて。
アンナ@たこすけ
皆が帰ったあとの調理場にて。
飯島隆盛@夢亜
「さて、そろそろ時間かな。オーケー、下拵えはバッチリだ。」
アンナ@たこすけ
「道具もオーケーよ」
飯島隆盛@夢亜
「じゃあ、行くぜ?アンナさん」
アンナ@たこすけ
キッチリとしたコック帽と、清潔な調理服にエプロン。
「ええ、いきましょう、隆盛クン」
飯島隆盛@夢亜
『あの日の夕餉に還る為、我ら救世の炎にて』
アンナ@たこすけ
『黒き鋼でそれを灼く』
光をはなち、姿をとかしてゆくアンナ。
光は丸く、黒い鋼へ。――武骨で大きなフライパンに。
光は、青年を包み、すこし古めかしい調理服に。
エプロンの隅に小さい刺繍で『ブラート亭』と屋号を記す。
飯島隆盛@夢亜
身に纏うステラドレスは、隆盛にとっても微かな懐かしさを思い起こさせる。
アンナ@たこすけ
((古めかしくってごめんなさいね、隆盛クン))
飯島隆盛@夢亜
『幸せ』をくれたあの人。彼がいたから、自分は今こうやって、確かな願いを持っている。
アンナ@たこすけ
『幸せ』をくれたあのヒト。彼がいたから、自分は今こうやって、ささやかな願いを保っている。
飯島隆盛@夢亜
フライパンを肩に担いで、視線はまっすぐに。
アンナ@たこすけ
希望は、継がれたのだ。確実に。
飯島隆盛@夢亜
「ちょっくらご飯(希望)を、お届けに行くとしますかっ。」
▼ 幕間3 守天導児/チクワ
守天導児@ぽんすけ
(昼に食べた焼肉の匂いも消える程度の時間になり、天蓋には数々の星が輝く)
チクワ@あかうさ
「……にゃあ」(少し緊張している
守天導児@ぽんすけ
「さて、チクワよ、己は戦(ステラバトル)の準備をせねばならぬ。大丈夫か?」
(チクワの頭をなでなでしながら)
チクワ@あかうさ
「……すー。はー。……ふぅ。もう大丈夫にゃ」
「準備できたのニャ」
(ぶんぶん しゃきしゃき)
守天導児@ぽんすけ
「…よかろう」(目を瞑り、改めてチクワの額に手のひらを翳す)
(すぅ、吐息を吐き、轟くような声で咆える)
『己(オレ)が告げる、三千世界の覇王の力よ、いざ此処へ!』
チクワ@あかうさ
(キュピーーーン!!)
チクワの目がくわっと見開かれ、光り輝く。
そしてなぜかバンクで変形シーンが流れる。
チクワの手足が縮まり、頑強なヒヒイロカネの棍棒へ。
守天導児@ぽんすけ
(BGM:GOGOチクワGO GOGOチクワGO)
チクワ@あかうさ
そしてチクワのふわふわの毛皮を模したような、ふわふわパーツがあちこちにちりばめられた
東方幻想世界のBANZOKU風のコスチュームへと変貌していく。
守天導児@ぽんすけ
「おおおおーっ!」
チクワ@あかうさ
仕上げに、ぶあさぁぁっ、と、背中に肉球マークが入ったマントがかぶさるのですニャ!!
(≧▽≦)GOGO王子! GOGO王子GO!!
守天導児@ぽんすけ
(BGM:ちゃーらーらー)
「己こそが三千世界の覇王!守天導児!此処に参る!」(キュピーン!)
チクワ@あかうさ
(以降チクワは装備なのでしゃべれないのニャ……王子あとは頼むにゃ)
守天導児@ぽんすけ
「さぁて!さて!今日も首級を捕らせて貰うぞ!」(金棒をぶん回して決めポーズ)
文字が浮かんで
【 三 千 覇 王 ・ 守 天 導 児 】
とロゴが入る。
※ここだけノリが少年誌というかニチアサキッズタイム。好き!(ブーケぶんぶん)
▼ 幕間4 セイラ/設楽P
セイラ@あかうさ
聖アージェティア学園、秘密の小部屋。
時を刻む音だけが響いている。
セイラと設楽Pは二人で向かい合って座っている。
紅茶は口を付けられぬまま、ゆっくりと熱を失っていく。
そして
ボーン……ボーン……ボーン……
決戦の時を告げる音。
「時間ね」立ち上がる。
設楽P@夢亜
「えぇ」
「……緊張してない?大丈夫?セイラ」
セイラ@あかうさ
「大丈夫よ。私はいつも通りやるだけ」
でも。
今日はなぜか。
「一つ、お願いしてもいい?」
設楽P@夢亜
「?」
セイラ@あかうさ
「手を…握っていてほしいの」
「あなたがそばにいるのだと……ちゃんと確かめていたい」
す、と手を差し出す
設楽P@夢亜
差し出された手を包み込むように両手で握って
連日の誹謗中傷に少しやつれた表情で、それでも微笑みかけて
「大丈夫、私はここにいます」
「ここにいて、あなたを支えるわ」
「だから――存分に、輝いて。だって、今日はあなたのソロステージなんだから!」
セイラ@あかうさ
「ええ」
「行きましょう」
歌い始める時のように、スッと胸に手を当てる。
『誰よりも気高く』
『誰よりも誇らしく』
『そして誰よりも華やかに……』
彼女には見える。眼下に広がる観客席が。
そこに向かって手を突き出す。
『――喝采をここへ!』
二人には見える。
うねる光の海が。
人々の熱狂が。
セイラ@あかうさ
設楽P@夢亜
『今ここが私の――』
『今ここがあなたの――』
セイラ@あかうさ
設楽P@夢亜
『舞台(ステージ)!』
『舞台(ステージ)!』
設楽P@夢亜
その言葉と共に、設楽の身体は光へと溶ける。
『“超階層シンデレラ”天ヶ沢セイラ』をプロデュースする。気高く、誇らしく、眩く輝くたった一人のアイドルを、描き出す――!
セイラ@あかうさ
華麗にして苛烈。優美にして鮮烈。
おお見よ、今、偶像(アイドル)は伝説を超え神話となったのだ――!!
(カメラがぐるんぐるんまわって、優美なドレスにきらびやかな鎧をまとった姫騎士スタイルなセイラの全身像を映しだしたところでシーンが切れるよ!)