ED3 そして、船は往く

GM@あかうさ

さて、ではお待ちかね…トリの二人ー! …って共同EDでいいのかな

ザック

はぁい!

はーい

GM@あかうさ

じゃあ、基本お任せするので

よろしくお願いしますー

ではそうですね。船に揺られ、日本へと帰る途中。

船室に引きこもっています。ザックカモン。

ザック

こんこん、とノックの音。返事は待たずに入ってくる。「柊、どないしたん?引きこもって」心配して見に来た。

「…………」顔を上げる。こころなしか顔が白い。ていうか青白い。「なんでも、ない」ぷい。

ザック

「って顔してへんで。まさか………酔った?」心配そうに顔をのぞきこんでくるよ!

「…………違う」睨む。それから、視線をやや彷徨わせ「船が……苦手なだけ」ぼそぼそ。

ザック

「んー、……そっかぁ」柊さんの言葉に、眉を下げて微笑む。「なんや、柊にも苦手なモンあったんやなぁ。意外やわ」

「煩い」ぴしゃあ。

「……何年か前に、乗った客船が沈んだことがあって。幸いこうして 私は 無事だったけど、それ以来、あまり得意じゃない」

視線は意地でも合わせない系女子。

ザック

「成程なぁ……」頷いて、横に座る。「苦手なもん位あったってええと思うで?オレかて、怖いもんあるし」

「……」めっちゃ気まずい顔した。「まあ、その……災難だったが、皆無事で良かった」と強引に話題を変える。

ザック

「ん?あぁ、せやなぁ、みんな生きててよかった!ええ事や!」ケラケラ笑って。

「あとオレ的には坊ちゃんとか、坊ちゃんとこの上司とか呼ぶハメにならんくてよかったわぁ」忍者だからねアイツら。

「……よかった」ぽろ。「わた、し……」ぼろぼろぼろ。

ザック

「え」ぎょっとして柊さんを見る。「え、え!?ちょ、柊どないしたん!?」慌てて慰めようとする。

「泣くことないやんか、もう大丈夫やって!」アームカバーの袖口で涙拭ってあげたりしつつ。

「……うる、さい」結局同じ台詞なんだけど。その儘袖にひっついてしまえ。「だって、……わたし、これいじょう、……の、やだ、よぅ……」

ザック

「あー……うん、そやなぁ」そのまま撫でる。「寂しいよなぁ。苦しいよなぁ。…オレにも、よぉわかる」

記憶の片隅に焼き付いて離れない、思い出せぬ断片ながらも強い感情を。

「大丈夫、や。もうどこにもいかへんから」そう言って、微笑んで――

表情には出さないが、自分の発言の違和感に気付く。はて、昔こんなことがあっただろうか?

(――――「大丈夫だって。何処にも行かねえから。柊は心配性だなぁ」)

鷹揚な口調でそう笑った、誰かのことを思い出す。

なんだろう。安心する。けど。「……別に」もそ。「居てくれと頼んだ覚えは、ない」口をついて出るのはそんな言葉だ。

ザック

「何やぁ、こんな時やのに素直やないなぁ。そんなとこも可愛いけど」に、っといつもの笑顔を浮かべてぐりぐり頭を撫でる。

目の前のこの子が、愛おしく、そして――

――……『懐かしい』?

「やかましい」ぼす。部屋のクッションで殴った。避けてもいいのよ。

「あと可愛くない」つーん。つーんするよ。つーん

落ちへ向かってくれて構わないのよ

ザック

懐かしいって思った瞬間にぼふっと直撃!今の感情を吟味する暇もなかった!

「ぶ」もすっ、っと音を立てて顔がクッションにめり込む。「痛ったいわ!いきなり何すんねん!」抗議!

「うるさい!おまえがへんなこというからだろうっていうかなんでへーぜんと部屋にいるんだ!!!」そこから。

ザック

「柊ちゃんがかわいい事するんがあかんのやろ!ってそこ今さらか!?」ぎゃーすか!「なんやぁ、心配して来たったのに」むぅ。

なにもしてないのに

「……心配される謂れも無いと言ってる」つん。

ザック

お前は自分の行動をもう一度脳内再生するがよい。(

「そんなん無理やわ」そのほっぺをむにっとつつく。

「だってオレ、柊の事好きやもん」しれっ。

「…………」ぽくぽくぽくぽくちーん(木魚)

「…… は?」物凄い間抜けな声出ました。

ザック

「もっかい言おか?オレ、柊の事好きやねんけど。あ、ぶっちゃけるけどライクやなくてラブな。ラブの方で。」

恥ずかしげもなく。ただすっごいにこにこしてる!

「………… ばっかじゃないの」 ※今回史上最大しにそう

ザック

「あ、馬鹿言うたな!?人の一世一代の告白を馬鹿言うたな!?」とか言いつつかわいいなぁしてる。

「言った」きっぱり。「……ああ」はー、とためいきひとつおとし、「冗談にしてはいまいちだが、うん、……気はバッチリ紛れた。ありがとう」

ザック

「Σ冗談やあらへんよ!?何言うてくれてるん!?」今度はこっちが慌てる番。「オレが冗談でそないな事言うかいな!本気やで!?」本人かなり真剣!w

「尚更たちが悪い。…………っと、ばかじゃない、の」視線逸らしつ。「……いきなりそんなこと言われても、何言っていいか……でも、」

「……アリガト」もうなんか精一杯。

ザック

「ん」にこ、っと笑う。「返事は、そのうちでええよ。落ち着いてから、な?」もう一度、柊さんの髪を優しく撫でて。

「…………、うん」頷いた。「でも」

「…………久遠が居てくれて、良かった」

適当に〆へ向かっていただければ。あとひみつはるならてけとうに(

ザック

「――…」ほんの少し、驚いた顔。しかし、「……おぅ!任せや!」にかっといつもの笑顔で返して。

柊さんの姿を目に移しながら、ザックは――否、久遠は思う。

「(…………ああ、やっぱり言われへんなぁ)」

秘密を公開します。






















船が苦手:クライマックス時の回想シーンでもあったが、柊は海難事故で大切な家族を失っているため、船がトラウマのようだ。今回はサメのせいで空港が破壊されてしまったので日本行きの飛行機が飛ばず、仕方なく船便で帰るしかなくなってしまったのだ。










忍者:ザックの主が忍者である以上この世界に忍者は実在する。いったいこのサメ危機に彼らは何をしていたのか? 実はサメ流星群と時を同じくして偶然地球に侵略していた超次元シノビガミに対抗するため、世界中の流派が集結して時空のはざまで戦っていたのだ。壮絶な戦いの結果超次元シノビガミは再び次元の向こうへ押し戻され、世界に平和が訪れたのだった。人知れず行われた闇の戦いは、後に「第6次世界忍者大戦」と呼ばれるようになった。ちなみに今考えた。













懐かしい:ザックの記憶に去来する何か。もしかしたら、彼は…。だがそれが語られるのは別の物語だ。

つーん:つーんいただきましたつーん!(゚∀゚*)

へーぜんと部屋に:いつもニコニコあなたのおそばに忍び寄るバックパッカー、咲花久遠さんです。











好きやもん:最初っからずーっとタゲってましたよね(とはいえ、なにしろ異性が彼女しかいないわけで)

PC2:咲花 久遠の秘密

ショック:なし

あなたは絶賛恋人募集中である。たとえその身に危険が迫っていようとも、ロマンスの予感を無視することはできないのである。

あなたの本当の使命は「特定のキャラクターと相互に「愛情or狂信」の感情を結ぶ」ことである。

「(……なんて、な)」

シーンエンドおkです!

はーいありがとうございました!

ザック

ありがとうございましたー!

GM@あかうさ

ありがとうございました!

では、二人を乗せた船は、日本へ向けて遠ざかっていく…。

そして、静かになった海面を割って進みゆく三角の背びれと、水中に浮かび上がる巨大な何かの影。

その巨大な影は、身をくねらせると、どこかへと姿を消したのであった…。

なんか続編作ろうと思えば作れそうな無駄伏線を張りつつ、今度こそ本当に全行程終了だー!

わーわー

ザック

わー!

オルガ

わーわー

おつかれさまでしたー!

GM@あかうさ

お疲れサメでした!

オルガ

おつかれサメでした!

ザック

おつかれさまでした!w

ハロルド

お疲れ様です

インセインリプレイ「ええっ!? こんなところにまでサメが!?」 完

おつきあいありがとうございました! よろしければ感想などいただけると励みになります!

ザックの秘密:動機がどうあれ、心から愛する人を見つけられたんだから結果オーライだと思うよ! とりあえず爆発しとけ! 爆発!



GMより:柊さんは過去の傷を抱えつつ、それゆえに強い使命感で皆を守ろうと戦う勇敢な警察官でした。その一方でザックとの絡みでは照れたりすねたり…とってもかわいらしいロールプレイを見せてくださいました。いろいろ複雑な家庭事情があるようですが、末永くお幸せに。

ザックさんは当初秘密達成のため柊さんに近づいたわけですが、結果暴走役とブレーキ役がうまくかみ合った名コンビだったと思います。周囲にも何気なく気を配るいい謎の風来坊ポジションでした。いつか記憶が戻ったら何が起きるんでしょうか。楽しみですね。

お二人ともありがとうございました!





柊の功績点:8点

セッション/ロールプレイ/プライズ/使命/琴線(シンリさん、カヨさん)

ザックの功績点:7点

セッション/ロールプレイ/プライズ/使命/琴線(紅茶うさぎさん)