第二章(1)

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▼ シーン5:明日も明後日も、その先もずっと

アントン@たこすけ

星の瞬く夜。アーセルトレイ公立大学の中庭は、キャンプ部のイベントとして宿泊用に開放されていた。

そのとあるヤボったい三角テントのなかにいる、2人(?)の会話の記録である。

Ste-11a@ぽんすけ

(寝袋ミノムシでコロンコロンしている。楽しいようだ)

アントン@たこすけ

「この灯油ストーブ、実家から持ってきたやつだけど結構使えるねぇ。時代合わない気がするけど」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya,Dmm.(はい、我がマスター)ポカポカして気持ちいいです」

「でも中毒を起こす方もおられるらしいので換気には気をつけましょう」

アントン@たこすけ

「あー、ぷらすてぃく爆薬? もやして死んだ軍隊の話をきいたことがある」

「こないだの喫茶店で聞いたロイヤルミルクティー作ってみたけどのむ? 鍋にミルクと葉っぱ入れて煮ただけだけど」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya!」(そもそも出てくる)

アントン@たこすけ

「ではこのアルミのマグに入れて、と。さぁ、どうぞ」 ともそもそ出てきたステラに軍用!っぽいアルミマグを渡す。

Ste-11a@ぽんすけ

「Nu.単純にテント近くでストーブを焚くとテント内に一酸化炭素が充満するそうです」

(アルミのマグを受け取って暖を取る。まるで人間のようだ)

アントン@たこすけ

「それはヤバいね。……そもそもテント締め切る意味ないよね。気温的な意味で」

「砂糖はお好みでどうぞー」

(なんか、普段と逆のやりとりしてて楽しくなってきたアントンくん)

Ste-11a@ぽんすけ

「キャンプ部の方から拝聴しました。皇子も気をつけて下さいね」

(角砂糖を一個だけほおりこんでちまちまと飲み始める。ぬくぬくさんだ)

アントン@たこすけ

「ここいらは夜もあったかくていいよねー。とりあえずストーブは消そう。うん」

「ふふっ。おいしいかい?」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya,皇子の作る紅茶はとてもおいしいです」

アントン@たこすけ

「きっと、葉っぱがよかったんだね~(ステラが選んだやつだし)」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya!」(何だか幸せそうな雰囲気だ。)

「…明日も明後日も、こういう日が続くと良いですね」

アントン@たこすけ

「………………」

「そう、だね」

Ste-11a@ぽんすけ

(紅茶に温もりながら無言でぺたりと皇子にくっつく。機械のような(?)肉体のせいか体温はよく解らない。)

アントン@たこすけ

「ステラは、僕のそばにずっと居てくれると……思うかい?」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya,Dmm.(はい、我がマスター)貴方が望むのであれば、この肉体の稼働期間が終わるまでお供いたします」

アントン@たこすけ

「あはは……それじゃぁ、僕のほうが先に終わりそうだねぇ」

「じゃぁ、それじゃぁ、それまでは、頼むよ、ステラ」

(とてもなにかに安心したような顔のアントン)

Ste-11a@ぽんすけ

「Hm...それはどうなのでしょう、ね?」(首傾げ)

アントン@たこすけ

「頼りにしてる、ってことさ。ステラさん」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya,Dmm.(はい、我がマスター)、対ロアテア進化型デバイス『Ste-11a』、貴方の御心のままに」(笑顔)

(紅茶を飲み終えた後さりげなく皇子を寝袋みのむしにしようともそもそし始める)

アントン@たこすけ

「そうだね。ロアテラを倒し、この世界を繋ぐために」

(もそもそされるアントン=さん)

Ste-11a@ぽんすけ

(二人でもそもそもそ 猥褻は一切ない、いいね?)

アントン@たこすけ

「そろそろ寝るかい、ステラ。明日は"三日目"だし」

Ste-11a@ぽんすけ

「Ya.おやすみなさいませ…私のアントン皇子」

アントン@たこすけ

「おやすみ、僕のメイドさん」

▼ シーン6:今この世界の中心には私と貴女だけ

セイラ@あかうさ

願いの決闘場。セイラと陽菜は、一面の黒いオダマキを前に絶句していた。

「これは…こんなことは初めてだわ」

設楽P@夢亜

「・・・圧巻、ですね。」光景に息を呑む。

「きっと、ソロステージをしろって事なのかもしれないわね。」

セイラ@あかうさ

「今回は、私たちだけで十分だということ…?」

※二人はまだ、自分たちがエクリプスになったという事実に気づいていない……(顔を覆う)。

設楽P@夢亜

「大丈夫・・・あなたが負ける訳がない。」一つ、間をおいて

「私が、プロデュースしているんだもの。」なかば虚勢でもいい、あなたを支えられる私でないと。

セイラ@あかうさ

「”私たちが”負ける訳ない、でしょう?」微笑んで手を握ろう。

「私たちは負けない。私たちは戦い――そして勝利する」

「また一つ勲章が増えて、私たちの未来が一歩近づくのよ」

歌うように口ずさみながら花園の中へ進み出て、芝居がかったしぐさでポーズをとる。

黒のオダマキが揺れる。

そして彼女は歌い始めます。

『やがてこの手は希望(ほし)へと届くだろう…』

(今度披露する新曲的なイメージの奴。しばらく歌っているので陽菜さんに投げます)

設楽P@夢亜

一面黒の花畑の舞台(ステージ)は、彼女の姿をより輝かせる。

偶像(アイドル)たるセイラだけど、今この時、この場所は自分しかいない。私だけの歌姫。

あくまでプロデューサーとしての本分を忘れてはいけない、だけど、あの汚い世界(芸能界)は、あの子を奪って、彼女をも潰しかねない。

戦わなきゃ、戦わなきゃ、私が力にならなくちゃ。戦って、誰にも傷つけられない世界を――!!

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