【ネタバレ注意】サメインセインGMガイド
こちらは「サメインセイン」をGMする方向けのガイドラインです。ネタバレが含まれる可能性があるので、プレイ予定の方は読まない方がいいです。
●プレイ前の準備
まず、PLの皆さんがサメ映画の知識がない場合は、セッション前にいくつかの資料をあらかじめ見ておいてもらい、
「水辺でキャッキャウフフしてる巨乳のお姉ちゃんたちはエサ」
「いちゃいちゃしてるカップルはいの一番に死ぬ」
「調子に乗ってるイケメンも死ぬ」
「頼りになる仲間は途中で主人公たちを助けるために犠牲になりがち」
「サメの存在を信じない(あるいはサメ情報を隠ぺいしようとする)有力者ももちろん死ぬ」
「やたらきれいな海中シーン、または戦闘機や戦艦が登場するシーンはたいてい資料映像」
「中盤(尺稼ぎのために)どうでもいいことでgdgd喧嘩してストーリーが停滞したりする」
「頭いい設定のキャラクターが話の都合で突然頭悪くなったり、あからさまに不利な行動をとりだすこともある」
「予算削減のため、途中からやたら室内のシーンが増えたりCGの使いまわしがあったりする」
など、サメ映画(B級ホラー)のお約束(メタ的な楽しみ方)や、サメ映画のサメは あたまおかしい 超常の存在であることを理解してもらったうえでセッションに挑んだ方がより楽しめます。
こちらにサメ映画紹介動画リンクなどのまとめがありますので、さしあたりこれを見ていただくと早いでしょう。
数本見れば十分 おなかいっぱい シナリオのノリがご理解いただけるはずです。
【インセイン】これからサメインセインを遊ぶGMやPLへ伝えたいこと
●キャラクターメイクの前に伝えておくべきこと
セッティングは「本当は怖い現代日本」ですが、このシナリオの導入で登場する「どこかのリゾートビーチ」の場所は特に決まっていません。
作者はアメリカのどこか、とすることが多いです(サメ映画っぽいから)。
ここで、キャラクターを作ってもらう前に必ず導入の舞台となる国を決めて伝えておきましょう。
そうしないと、日本を想定して日本人で作っていたのにアメリカが舞台になった、PC2はその逆で作っていた…などと言う不幸なミスマッチが発生してしまいます。
これについては割と忘れがちなので、特に気を付けて、事前の設定すりあわせを行ってください。
プレイヤーの皆さんと相談して希望を取ってもいいと思います。
(↓↓↓以下ネタバレゾーン↓↓↓)
(ネタバレに抵触する可能性がありますので、プレイヤー予定の人は遊んでからまたいらしてください! GMも楽しいよ!)
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●プレイヤーが少ない場合の対処法
プレイヤー3人までは対応可能となっていますが、どうしてもプレイヤー2人しかいない時はPC2をNPCヒロインとして管理し、PC1と3を担当してもらう方法があります。
PC2の目的は「誰かと感情を結ぶ」だけですので、毎サイクル感情を結びつつ適当にキャーキャー騒いで他のPCに抱き着いたりしていればロールプレイはいけるはずです。
どっちに感情を結ぶかは、必ずサイコロで決めてください。これはPC3の狂気を「うっかり」引く可能性を残すためです。
後は流れでどちらかと仲良くなるようにヒロインムーブをしていればいいんじゃないでしょうか。
戦闘はサメもオープンダイスでやるか、NPCの分をPLに代わりに振ってもらいましょう。
注意点としては人数が少ないと手番が少ないため、決戦兵器の入手が間に合わない可能性があります。これは3人プレイでもありがちです。
秘密を開いたときにその場で一度入手判定させたり、どうしても手に入らなければクライマックス前にNPCから渡させる、クライマックス中でも入手判定をさせるなどの特殊な措置が必要になるかもしれません。備えましょう。
さらに安全策をとるなら、第三サイクルを延長して(こんなところにサメが表を振らない)、リミットを4サイクルとしてもいいでしょう。
あるいは、NPCにしたPC2に情報収集させる(ポジティブな感情を持っている相手の望む行動を取る、もしくは言うことを聞かせる判定をはさんで成功すれば感情判定以外の行動を取らせられるようにする)なども考えられます。NPCの性格や他のPCとの関係性を加味して好きな手段を採択してください。
●プレイ中の心構え
オープニング1(第一部完)はさらっと流してください。あまり長い時間をかけるとサメの死体を破壊するとかややこしいことになります(もしそうなっても、それでも生きてる理由をPCに考えてもらえばいいだけのはなしですが)
オープニング2(逆襲のシャーク)はとにかくいちゃつくカップルやキャッキャウフフする金髪巨乳ビキニ美女などのモブNPCを出してサメに食わせましょう。PCにその場の思いつきでNPCを出してもらうのも楽しいものです。慣れてくれば割とみんなノリノリでNPCを出してフラグを立てては食わせてくれるようになります。
サメの正体については出た内容をみんなで話し合って無理やりこじつける方が楽しいと思いますが、どうしても思いつかなければ振り直しや選択でも構いません。
GMがその設定で話をハンドリングできるかどうかで判断してください。
特に表の結果で複数個体いる状態になった時、色々話につじつまが合わなくなる可能性もありますが(特にPC4の秘密)、「証拠が死んだサメのおなかから今のサメに移った」でもなんでもいいので、適当に理由をでっち上げて使命は継続させてください。思いつかなければ「理由は分からないが同じ個体とか違うとか最初に言い出したのは誰なのかしら? とにかく君の使命は変わらないのでサメを殺すんだ」で押し通しましょう! そのうち理由が後からついてくるはずだ!
あと、各サイクル最初の恐怖判定は割と忘れがちです。
例え「サメ~? もう慣れましたよ~」とPCたちが余裕ぶっこいていても「シナリオに書いてあるんで」と押し通して判定させてください。
なお、各サイクルの戦闘終了後は、勝者が決まった後の脱落では狂気カードを引く必要はありません。
●PCの秘密について補足
PC1の特殊効果(PC1にポジティブな感情を持つキャラクターはリソース消費なしで感情修正を行える)ですが、PC1は自分から秘密を話せないという制約があり、感情修正を使う使わないの時に話が長くなる傾向がありました。
それを防ぐため、GMはPC1に、あらかじめ誰かが感情修正をしようとしたときに自分からそのことを話してもよいと伝えておくか、感情修正が必要な局面になったら「理由はわからないが、ペナルティは受けないから使ってみて」とGMから言っても構わないと思います。
PC2についてはさほど問題ないと思います。ただし、メインフェイズ中にうまく感情が結べなかった場合はクライマックスの戦果がPC2の使命達成のために使われる傾向があります。戦果の話し合いの時に禍根が残らないよう気を付けてください。
PC3は、サメの秘密が5まで開いていれば使命達成でいいと思います。なお、【狂気】のフェティッシュは発動したらその場でサイコロを振り、決まったランダムな技術分野のマニアになって熱く語り出すという効果ですので、あらかじめ自分のフェチ分野を決めてもらう必要はありません。
PC4の「サメを滅ぼす」はクライマックスフェイズでPCたちがサメに勝利(サメの生命点がゼロになる)すれば達成です。
自分がとどめを刺す必要がないことは、秘密を渡すときに伝えてあげてください。
●経験者がいる、もしくは全員プレイ経験済みの時の遊び方
サメの秘密は遊ぶ度に生成されるのでいいとして、問題はPCの秘密です。特にPC3、タネがわかってしまったら誰も感情を結ぼうとしません。
これは秘密配布の時に、PCの秘密をシャッフルして配ると解決します。オフセなら簡単ですね。秘密を伏せてシャッフルするだけです。
「でもオンセだとシャッフルって難しいし…」
そんなあなたのために、今回、本邦初公開、全自動秘密配り機、サメサメシャッフルをご用意しました。
●サメインセイン専用全自動PC秘密配り機「サメサメシャッフル」
(使い方)
GMは以下の4つのリンクからURLを一つずつコピーし、PCに渡して閲覧してもらってください。
あらかじめ適当に順番は入れ替えてありますんで、そのままでもいいし、適当に入れ替えても構いません。
結果入れ替わってねーじゃん!?という可能性もありますが、誰に誰の秘密が行ったか分からないだけでもかなり緊張感でます(テストプレイ済み)。
適当な秘密を自作し、どれかと入れ替えるのもありかもしれません。
さらに入れ替えて遊びたい場合は、URLと秘密番号でばれちゃう可能性があるので、短縮URLを生成してから配るとかもう一工夫必要かも。
●おわりに(あなたのサメはどこから?)
みんなもこのシナリオで十分に恐ろしいサメ真実を知ったと思うんだ。
そんなみんなのサメインセインがどうだったか、作者は常に知りたいと思っているし、ふせったーでフォロワー限定とかそんな感想を見ると泣きながら地面をごろごろする、そんな夜だってある。
そうおもってサメインセインのネタバレありセッション報告をする場所を作ったんだ。ここには想像を絶するいろんなサメ・エクスペリエンスが登録されている。
ただしツイッターアカウントの認証制だから、既に登録済みの人に招待してもらう必要があるんだ。
GMじゃなくてもプレイネタバレを恐れぬ人はすべて受け入れているので、作者のツイッターアカウント@akausasanに連絡を取ってくれればすぐにでも追加するのでリプライ待ってます。
●今後のアップデート予定
余裕が出来たら入れ替え用の追加秘密を追加してみたい。