社会教育士

この称号を得ることができるのは、教育探究科学群の学生に限られます。

開設の趣旨

 社会教育士は文部科学省が認定する「称号」です。

 以前から「社会教育主事」の制度がありました。これは社会教育を行う者に専門的技術的な助言・指導を行う専門的教育職員の制度であり、社会教育法に基づいて教育委員会に置くこととされています。

 社会教育主事は,都道府県・市町村教育委員会から「社会教育主事」として発令されなければ、その職務に就くことができません。そのため、関連する機関・組織等で類似した活動を行っていても、「社会教育主事」とは名乗ることができませんでした。

 2020年度から、社会教育士制度が設けられ、所定の科目を修得した人は「社会教育士」と称することができるようになりました。

 本学で定める科目を履修し、単位を修得した人は、教育委員会に勤務しなくても、社会教育士になることができます。

 国家資格ではありませんが、これを取得することにより、地域にあるさまざまな課題を解決する能力を持つことをアピールできます。とくに、地域の教育・福祉・環境等の幅広い領域で活躍する人々の学びを支援したり、かれらを巻き込んで問題を解決したりして、よりよい地域社会をつくることに貢献する専門人材です。

 社会教育士は、社会教育施設や教育委員会事務局だけでなく、地域、社会、世界で解決が目指される多様な課題に取り組む地方公共団体の各部局や、NPO、企業、学校などの他、地域活動やボランティア活動などにおいても、活躍することが期待されています。

履修方法

 本学が定める社会教育主事養成課程の科目を履修し、単位を修得した者は、「社会教育士」を称することができます。時間割の関係上、4年間で資格取得が困難な場合があるため、注意してください。

社会教育士科目表_2023年度.pdf