博物館学芸員

開設の趣旨

 博物館は、近代社会が生んだ最高の文化装置のひとつと言われています。日本はもちろん世界各国において、社会の近代化と国民文化・教育・学術の振興のために、博物館は重要な貢献をしてきました。
 博物館はまた、現代社会の中で、市民に開かれた自由な学習の場として、時には非日常的な啓示的体験の場として、いつまでも心に残る魅力的な娯楽の場として、さらには強力な情報メディアとして、多様な姿を現しつつあります。ゆとりある精神的に充実した未来社会の現実は、博物館なしでは考えられないでしょう。
 そのような博物館で、調査研究活動や教育活動の中心となって働くのが学芸員です。本学の博物館学芸員課程では、激しく変化しつつある現代社会における博物館の地位と役割をしっかりと見据え、その中でリーダーシップを発揮して新しい博物館活動を推進していけるような、積極的で創造的な学芸員資質の教育を目指しています。

博物館学芸員課程について