㈱実用技術研究室
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
レーザー加工および加工技術の 講座・講習 (webinar)
一般基礎
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
一般基礎
レーザー光源(発振器)を購入し,搬入・設置される日を楽しみに待ちます。従来型の熱加工応用を目的としている場合の新しいレーザー光源に期待する主要特性は,材料の吸収特性に合った出力波長と,高出力です。納品時にメーカーや代理店の担当は,パワーメーターの出力値を購入者に示して,注文通りの製品であることの確認としていました。これで殆ど問題は生じませんでしたので,売買契約時に仕様としてレーザー出力しか記さない極端なメーカー・代理店も現れてきていました。
超短パルスレーザーによる非熱的加工・微細加工の可能性が示されて直ぐにps・fsレーザーを導入し加工技術開発に着手したところでは,しばしば問題が生じました。波長・出力・パルス幅程度の仕様しか売買契約書に記されていません。これらの仕様を満足したレーザー光源なのですが,加工が全く安定しません。新しい技術を開発しようとする技術者は,相当に苦労しました。
今になってみれば当たり前のことですが,微細加工で要求される寸法精度よりも厳しい照射スポットの位置安定性が必要になります。微細加工は彫刻刀で少しずつ削り取っていくようなものですから,従来型レーザー熱加工に比べれば加工時間が長くなります。従って出力も長時間に渡って安定である必要があります。パルス一つの照射による削り取りの形状は,照射スポット形状がそのまま反映されるので,多くの場合真円に近い形状が求められます。・・・・・・ 超短パルスレーザーが出現した初期には,これらに関わる特性の重要性が理解されておらず,少なくないメーカーの仕様書にはそれらの特性項目が記載されていませんでした。現在は,これらの特性の重要性は良く理解されており,殆どのメーカーの仕様書に記載されています。
弊社のwebinar「レーザー出力の主要特性項目&安定化」は,メーカーの仕様書にある主要特性項目が何を表しているのかを解説します。これらの理解は,ユーザーが仕様書を比較して望む性能・特性のレーザー光源を選択するのに役立つでしょう。
最近では市販レーザー光源の安定性は相当に向上してきており,ユーザーの求める性能・特性のものを幾つも見つけることができます。仕様書上もまた製品の出荷検査書上も,必要な性能・特性を満足しているのに,満足な加工が得られない場合がしばしば現れます。実は,製品の持つ性能を余すところなく発揮させるには,ユーザーに一寸したノウハウが必要です。弊社のwebinar「レーザー出力の主要特性項目&安定化」では,この一寸したノウハウもご紹介します。
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(株)実用技術研究室
p.s.
「仕様書・出荷検査書,安定出力の利用」から「レーザー出力の主要特性項目&安定化」に改題しました。
「レーザー出力の安定化」の章の資料は,暫くの間web上では公開しません。セミナー・ウェビナーを受講される際にお配りする資料には含まれます。
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