㈱実用技術研究室
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
レーザー加工および加工技術の 講座・講習 (webinar)
"μ-3D" 加工 (アブレーション) 技術
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
"μ-3D" 加工 (アブレーション) 技術
生産活動における重要事項の一つは,生産の再現性です。いつでも,同じものを,幾つでも作ることができるのが工業生産であると云えます。完成された生産技術では,どのパラメータが再現性のために重要であるかが十分に把握されています。それらは製造機器のコンソールに入力され,同じコンソールに稼働中の値が表示されます。
レーザーアブレーション加工では,再現性のためにどのパラメータが重要であるかが,まだ十分に把握されていません。またはっきりと認識できている方が少ないのですが,レーザー加工は非接触加工であると云う特殊性を持っています。優秀な日本人技術者は,レーザー光源や自動ステージやビームスキャナ等の装置の操作盤に入出力される多くのパラメータを詳細に記録し,加工の最適化や再現性向上に努めています。...が,それは非接触加工であるレーザー加工において適切と云えるでしょうか。例えば,レーザー光源からミラー等からなる伝送路を経て加工点に達したビームの平均出力の値は,レーザー光源の出力窓に設置されたパワーモニタの値と同じでしょうか。ワーク上の照射スポットのサイズやパルスフルエンスは,加工機を構成するどの装置の操作盤に表示されているのでしょうか。...非接触加工の場合,加工に直結する諸パラメータの多くは,加工機を構成する諸装置の操作盤には入出力されません。
弊社のwebinar「加工条件」では,加工の最適化や再現性向上を適切に検討するために,「加工の場」の考え方を導入します。「加工の場」の状態を過不足なく記述するパラメータの組を,主パラメータとします。装置の運転パラメータなどの従パラメータは,前提条件や主パラメーターから算出されます。これにより,装置の操作盤に出力される全ての数値の記録と云う不毛な作業から解放され,主パラメータにより「加工の場」の様子をイメージしながら,検討することが可能になります。
また,弊社のwebinar「加工条件」では,最適加工条件と実用加工条件を分けて考えます。投入したエネルギーに対する,除去量から算出される材料除去に消費されたエネルギーの割合をエネルギー効率とし,最もエネルギー効率の良いものを最適加工条件とします。これにより,所望の加工が実現できる幾つもの加工条件間の数値を基にした比較が可能になります。レーザーアブレーションは高品質な加工が得られる反面,所要時間が長く高コストで,そのままでは実際の工業生産に適用できません。要求されるコストと加工品質を同時に満たすものを実用加工条件と呼びます。実用加工条件を得るための基本的な考え方も解説します。
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