㈱実用技術研究室
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
レーザー加工および加工技術の 講座・講習 (webinar)
"μ-3D" 加工 (アブレーション) 技術
超短パルスレーザー応用、レーザー微細加工、技術コンサルティング
"μ-3D" 加工 (アブレーション) 技術
技術開発や技術改良では,先ずその技術について深く理解することが出発点になります。単なる思い付きで新しい技術が生まれることがありますが,それを実用的な技術へと発展させるには,基本となるメカニズムの理解が不可欠です。土台が堅固であれば,その上に展開される技術はゆるぎないものとなります。
微細加工や非熱的加工の手法として,超短パルスレーザー加工が期待されています。その加工メカニズムである「アブレーション」は,理解が大変に難しいものの一つです。普通は,類似した技術や現象を日常生活やこれまでの経験に求め,理解の助けとします。ところが「アブレーション」は,類似が殆ど見当たりません。
次をキーワードとしてあらためて「アブレーション」を眺めると,朧気ながら技術的イメージが浮かび上がってくるように思います。
・高光子エネルギーを必要とする現象
・「価電子」に直接作用する
・(時空間的)超高密度光子照射が必要条件
日常生活では,超高密度な高光子エネルギ-に触れることは殆どありません。その意味で,日常生活に類似はないとはっきりと認識することが必要です。理解の助けとなる経験が期待できないのですから,素直に理屈を学びましょう。その入り口で最初の障害となるのが「価電子」の言葉です。多くのテキストを読むには「価電子=原子の最外殻軌道にある電子」程度で十分ですが,「アブレーション」を考えるにはもう少し踏み込んで理解しておくと良いでしょう。「原子間の結合等の役割を担うもの」,「軌道電子の内,最も外的影響を受けやすいもの」。如何でしょうか,差してきた一条の光明が見えませんか。
弊社のwebinar「レーザー・アブレーション」では,DCから軟X線領域での電磁波の物質への作用を概観した後,紫外から真空紫外領域の現象がアブレーションのベースになっていることを示します。更には,実際の加工を理解するのに必要な内容を解説します。
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(株)実用技術研究室
p.s.
「光と物質の相互作用」から「レーザー・アブレーション」に改題しました。
「加工の実際」の章の資料は,暫くの間web上では公開しません。セミナー・ウェビナーを受講される際にお配りする資料には含まれます。
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