期間の長短に関わらず、海外滞在中は日本では想像のつかない形で危険に巻き込まれることがあります。以下に紹介するウェブサイト等を事前によく確認し、海外滞在中は安全意識を常にもって行動してください。すでに海外経験があるという方も決して気を抜かないようにしてください。
旅行などの短期の海外渡航や長期の留学などに関わらず、海外渡航をする際には必ず海外旅行保険に加入しましょう。その際、治療・救援費用が無制限のプランを選ぶことをおすすめします。海外での治療・救援費用は数千万円ではおさまらない場合があります。クレジットカードカード付帯の海外旅行保険では不十分なことも多いでしょう。
神田外語大学の学生は「学生教育研究災害傷害保険(学研災)付帯 海外留学保険」という保険に加入することができます。また、本学の留学プログラムで海外に渡航する学生にはこの保険への加入を義務付けています。
詳細はこちらから。
海外生活においては様々な病気にかかるリスクがありますので、適切なワクチン接種が推奨されています。中には直接治療する方法がなく、あらかじめ免疫をつけておくことが必要な疾病もあります。
一方で、それぞれの学生の体調・体質やこれまでのワクチン接種歴によってワクチンを接種すべきか否か、またどのワクチンを接種すべきか異なりますので、強制することはできません。接種を希望する場合、それぞれの渡航先によって推奨されるワクチンが異なり、また複数回接種する必要があるワクチンもあります。接種するか否か、またどのワクチンを接種するかなど、下記厚生労働省の情報などを参考にしつつ、必ず医師や家族と相談してください。
海外渡航に際しての予防接種を専門とするクリニックは「トラベルクリニック」と呼ばれます。
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
また、海外で気をつけるべき疾病についても、事前に学習しておくことが必要です。例えば、日本や一部の国・地域以外では、狂犬病が存在しており、動物に噛まれた際には即時病院でワクチンを接種しないと生命にかかわります。
下記「海外留学健康の手引」などを参考に、よく知識をつけておきましょう。
外務省の海外安全情報配信サービスの「たびレジ」に登録することで、滞在地の最新の安全情報を日本語で受信できますので、海外渡航の際には必ず登録しましょう。また、「たびレジ」は具体的な渡航予定がなくても、簡易登録をして海外の安全情報の収集をすることができますので、登録をおすすめします。
また、外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する人には「在留届」の提出が義務付けられています。危機回避や、関係当局が緊急時の安否確認を迅速におこなうために必要です。また、日本への帰国時には「帰国届」の提出が必要です。
「たびレジ」・「在留届」・「帰国届」は以下のサイトからインターネットで手続きが可能です。
海外において緊急時に連絡できる通信手段(主として携帯電話)は必ず確保してください。また、家族や知人等に連絡先、日程、滞在場所などを必ず伝えてから渡航してください。
海外生活準備編で詳しく説明しています。
緊急時に連絡する可能性がある電話番号は必ず控えておきましょう。例えば、以下の連絡先は必ず確認しておきましょう。
家族・知人の連絡先
滞在地の在外公館(大使館・総領事館など)の連絡先
大学の連絡先
海外旅行(留学)保険会社の連絡先(保険証券の写も持ち歩くこと)
使用している銀行やクレジットカード会社の連絡先(盗難、紛失、詐欺などに備えて口座番号・カード番号なども控えておく)
車やバイクなどを運転して起こした事故は、海外旅行(留学)保険の対象になりません。絶対にやめましょう。本学のプログラムに参加する学生は、現地で、車やバイクなどエンジンやモーターのついた車両を運転することは禁止しています。
本学の留学プログラム参加にあたっては、海外での安全を確保するための様々な安全管理対策を講じています。
本学指定の海外留学保険に加入し、同時に海外留学生トータルサポートサービスへの加入を行うことで、海外での保険利用時・相談時の情報をいち早く入手し、初動の迅速化を図ります。
外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報配信サービスの「たびレジ」、および外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する人に義務付けられている「在留届」を登録することにより、危機回避や緊急時の安否確認を迅速に行います。
留学前に、大学が開催する外部専門家による安全危機管理セミナーに参加し、海外での危機管理、犯罪・事故事例、保険補償内容、メンタルヘルスセミナー、お金の管理までを学びます。