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ツール講習実施例を掲載しました
管材の二次加工成形技術の一つである拡管型抽伸加工を利用することで、動きに逆らう摩擦力に関する知識を習得できる。
1. ツール内容
①接触子の材料、形状、接触面積、表面性状などを選定して制作します。卓上型摩擦・抽伸実験機と一緒にアセンブリします.試験片については,柔らかい材料を選択して,外表面に格子を書きます.
②圧縮モーターによって,試験片を挟みます,引抜きモーターによって抽伸加工を行います.実験中にロードセルによって,引抜き荷重を記録します.
③引抜き実験データの平均値を算出し,圧縮荷重と一緒に摩擦係数を算出します.
2. ターゲット
機械・金属加工に対する興味を持っている学生および子供たち
金属加工の技術者
3. 学べること
機械工学,塑性力学,破壊工学やトライボロジーなどの知識
4. 特徴・魅力
①卓上型摩擦・抽伸実験機の一部を改造することによって,簡単に抽伸・圧延・矯正加工を行うことができる.
②接触子の設計,製造から,摩擦係数の算出までを一貫して行うことによって,生産加工における摩擦知識を体系的に身に着けることができる.
③試験片の変形および格子形状の変化に現象より,視覚的に塑性変形を感じることができる.
④摩擦面の圧力および接触子の材料,形状,接触面積,表面性状などコントロールすることができる.このことによって,摩擦に影響する因子を調査することができる.さらには,実際の生産現場において,潤滑剤,工具材料や工具の表面性状の選定を設計初期段階で行うことができる.
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