田中研二さん(浪江町復興支援員)インタビュー
浪江町復興支援員の田中研二です。
1.支援活動の経緯について
2011年の3月に土浦の方に避難をしてきた時に、土浦の行政の方だったりとか、あとは地元のお母様たちが、娘の体操着を集めてくれたりとか、あと、行政の方の温かい支援をいただいたので、少しでも復興の手助けになればと思ったので、浪江町復興支援員の方に応募して、それで採用されました。
2.支援活動について
今は茨城県に避難されている浪江町民の方の戸別訪問と、交流会の開催ですね。あとは情報発信として「ろっこく通信」という名前でニュースレターを作成しまして、約450世帯の方が避難されているんですが、そのお宅に届ける作業をしています。
3.支援活動での工夫
ゼロからのスタートで、先行して浪江町復興支援員をやっている地域もあったんですけれども、マニュアル自体が何もなかったんで、戸別訪問をするにしても、交流会をするにしても、自分たちで考えてやるようになってしまっていたので、非常に苦労しました。
今は1年を過ぎて、それなりに経験も積んできておりますので、戸別訪問も比較的にスムーズにいったりとか、交流会についても、ちょっとした注意事項なんかも自分たちの経験の上で、失敗したりもしたので、そういうのを活かしながら、今、役立てている状態です。
4.支援活動での課題
この事業自体がいつまで続くか分からない状態というのが一つと、交流会も大事なんですけど、基本的には戸別訪問する方が大切かなと思ってるんですけれども、活動人数自体が3人もしくは4人でやってますので、なかなか次にお会いできないというのが、非常に大きな課題になっております。
浪江町だけでなく、いろんな行政の力とか、民間の方の力があれば、もっともっといろんな形での戸別訪問ができるんではないかと、常日頃から考えています。