<主な避難先となっている公務員宿舎/双葉町つくば連絡所>
福島県外への避難者は、全国に41,375名(平成28年6月30日現在、福島県発表)おり、茨城県への避難者は、福島県の隣接県ということもあり、東京都、埼玉県に次いで、全国で3番目に多い3,701名(約1,500世帯)となっています(表1)。
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茨城県つくば市には、県内の市町村では最多の509名(約200世帯)(平成28年6月8日現在、茨城県発表)が、いまだに避難生活を余儀なくされています(表2)。
(表1:全国都道府県別避難者数)
吾妻地区国家公務員宿舎
(表2:茨城県内自治体別避難者数)
並木地区国家公務員宿舎
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つくば市に避難者が多い理由として、
1.老朽化した国家公務員宿舎の空き物件が多いため、茨城県が災害時、まとまって迅速に、みなし仮設住宅として確保・紹介しやすいこと
2.福島県浜通りまで常磐自動車道路を使うと一本で行き来ができ、アクセスが良いこと
3.双葉町民の一部有志がつくば市内に「仮の町」を作ろうという動きがあったこと
4.つくば市、及び周辺に親族が住まれていたこと
5.事故直後、都心に避難した人たちが、移住先としてつくば市を選んでいること
6.気候が福島県浜通りと似ていること
などが大きな理由として挙げられます。
【関連ページ】
竹園地区国家公務員宿舎
松代地区国家公務員宿舎
双葉町つくば連絡所(並木地区国家公務員宿舎内)