kenpou ans 1-1

①最近、憲法改正が話題になっていますが、なぜ今、これが持ち上がったのでしょうか。

⇒自民党およびその所属議員は以前から、「押しつけ憲法」を否定したい、「日本古来の伝統」を踏まえた憲法を制定したいという思いを表明していました。もともと自民党は改憲政党なのです。しかし、改憲を発議するためには、衆参それぞれの総議員の3分の2以上の賛成が必要だったため、実現には程遠い状況でした。それが2012年の総選挙で自民党が大勝したことにより、いくつかの野党と合わせた衆議院の改憲勢力が3分の2を越えたため、実現の可能性が出てきたのです。

現安倍政権は憲法解釈による解釈改憲の手法では不十分だということで、正面突破を図るようになっています。しかもすでに第一次安倍政権のときに、憲法改正国民投票法を制定したりして、改憲手続の発動をクリアーできる条件を整備しています。

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