設立総会報告

仲裁ADR法学会(仮称)発起人会・設立総会報告

I 仲裁ADR法学会(仮称)発起人会

仲裁ADR法学会(仮称)発起人会は、2004年10月23日(土)12:00~13:20、中央大学後楽園キャンパス1号館2階1225会議室において開催された。

当日、出席された発起人等は以下のとおりである(五十音順・敬称略)

発起人

青山善充、石川 明、井原一雄、及川昭伍、木下實三、小島武司、小杉丈夫、

鈴木正裕、高橋利文、竹下守夫、中村邦夫、花水征一、花見 忠、原後山治、

藤田耕三、松浦 馨、松元俊夫、山﨑 恒、山本幸助(代)

設立準備会事務局

青山善充(兼発起人)、小島武司(兼発起人)、三木浩一、山本和彦

オブザーバ

二羽和彦

議事においては、発起人代表である鈴木正裕氏が司会をつとめ、同氏より、発起人会会議に至るまでの経緯について説明があった後、設立準備会事務局を代表して青山善充氏より、仲裁ADR法学会(仮称)会則及び会費規程(案)の説明がなされた。鈴木氏より、仲裁ADR法学会会則及び会費規程(案)について承認をいただきたい旨の提案があり、異議なく承認された。

次に、鈴木氏より、仲裁ADR法学会(仮称)会則第8条に定められた役員候補者の選出を求める旨の提案があり、以下の役員(理事・監事)候補者が選出された(五十音順・敬称略)。

理事候補者

青山善充、池田辰夫、猪股孝史、上野泰男、及川昭伍、太田勝造、笠井正俊、

梶谷 剛、川嶋四郎、河野正憲、木下實三、小島武司、斉藤 隆、菅原郁夫、

遠山信一郎、豊田博昭、中野俊一郎、中村邦夫、花水征一、松下淳一、

松津節子、三木 浩一、山田 文、山本和彦、山本幸助、レビン小林久子

監事候補者

伊藤 眞、尾崎行信

II 仲裁ADR法学会設立総会

一 総会議事 (14:15~15:00)

設立総会は、2004年10月23日(土)、中央大学後楽園キャンパス5号館3階5335号教室において開催された。総会議事は以下のとおりである。

1.審議事項

(1) 会則・会費規程の採択について

設立準備会事務局を代表して青山善充氏より、資料(日本仲裁・ADR法学会(仮称)会則・会費規程(案))に基づき、仲裁ADR法学会(仮称)会則及び会費規程(案)の説明、及び、会則及び会費規程の施行日を本日とすること、会費の納入方法については口座振替によることとするが、本年度分は会員からの振込によることを検討している旨の補足説明がなされ、これらの承認をいただきたい旨の提案があった。審議の結果、異議なく承認された。

(2) 理事・監事の選任について

青山氏より、資料(役員候補者名簿)に基づき、仲裁ADR法学会役員候補者(案)についての説明がなされ、承認をいただきたい旨の提案があった。審議の結果、異議なく承認された。

2.報告事項

(1) 理事長について

青山氏より、本日の総会に先立ち役員候補者会議が開催され、互選により、小島武司氏を理事長候補者として選任されているとの報告があった。

(2) 常務担当理事について

小島武司氏(理事長)より、次の各氏を常務担当理事とするとの報告があった(敬称略)。

総務担当:青山善充、花水征一

雑誌担当:三木浩一、中野俊一郎

大会担当:山本和彦、菅原郁夫

会計担当:上野泰男

(3) 事務局について

小島理事長より、学会に事務局を設け、事務局長として二羽和彦氏を当て、実務作業は基本的に社団法人日本商事仲裁協会に依頼するとの報告があった。

(4) 雑誌の発行について

小島理事長より、今年度の学会に関する記録はJCAジャーナルの抜き刷りという形で対応し、来年度以降は独立した雑誌を発行する方向で検討するが、具体的な内容は雑誌担当理事で今後検討し、適宜電子メール等で報告・審議を依頼するとの報告があった。

(5) 大会について

小島理事長より、大会について、次のとおり報告があった。

1.定期大会は毎年6~7月を目処に開催する。

2.第1回大会は、2005年6月後半から7月初旬の土曜日午後に明治大学で開催する。

3.12時から理事会、13時から個別報告(2本)、15時から総会、15時30分からパネルディスカッション、17時過ぎに終了の予定。

4.詳細は、大会担当理事で今後検討し、適宜電子メール等で報告・審議をお願いする。

(6) 顧問について

小島理事長より、顧問として、三ヶ月章氏、小山昇氏、鈴木正裕氏、藤田耕三氏、松浦馨氏を選任するとの報告があった。

(7) その他

小島理事長より、アジア・オセアニア仲裁会議に、仲裁ADR法学会の代表として、松浦馨氏の出席を求めるとの報告があった。

二 講演

総会終了後、15時から、同会場で、次のとおり記念講演及び特別講演が行われた。

記念講演

藤田耕三氏 「司法制度改革と仲裁ADR」

松浦 馨氏 「アジア・オセアニアの国際商事仲裁活性化方策について(序説説)」

基調講演

小島武司氏 「仲裁ADR法の将来展望(序説)

――基礎法理と制度戦略の方向転換を目指して――」

※ 講演終了後、中央大学後楽園キャンパス5号館地階にて懇親会が行われ、多数の参加を得た。

III 創刊準備号

2005年2月、『仲裁とADR(Journal of Japanese Arbitration and ADR)』(仮)の創刊準備号を(総頁数24頁)を発行した。掲載内容は以下のとおりである。

【記念講演】

藤田耕三 「司法制度改革と仲裁ADR」

松浦 馨 「アジア・オセアニアの国際商事仲裁活性化方策について(序説説)」

【基調講演】

小島武司 「仲裁ADR法の将来展望(序説)

――基礎法理と制度戦略の方向転換を目指して――」

【経過報告】

青山善充 「『仲裁ADR法学会』の設立に至るまで」