【大久保(大阪維新)議員の質問とその答弁について解説】
生徒指導事案とその対応(令和4年6月)から半年後、大久保議員からなぜか唐突の質問が行われ、中村前教育長個人の対応をパワハラだと激しく追及。また、問題の根本的な原因の事実確認を十分行わないまま、一方的な思い込みによるチラシを自らポスティングで周知を行い話題になっている。
自称教育派である大久保議員(大阪維新)による教育委員会への不当な政治介入・中村教育長への個人攻撃の始まりである。
※大久保議員はこの頃よりPTA(任意団体)の運営についても教育委員会に言及を始め圧力をかけ始めた。(令和4年9月議会一般質問を参照)
※当時の第二中学校校長はその後、他校校長に転任。
※大久保議員は我々の署名活動の街宣活動を盗み撮りし、「何も撮ってない」「自分は議員じゃない」と走って逃げた。水無瀬交番にて事実確認を行った結果、スマホで撮っていた事が判明。交番には事実確認の記録あり。
これは議員としての品格に関わる問題行動であり、議会へ冒涜である。
中村前教育長を攻撃していたこの大久保議員による一般質問は以下の通り。
大久保(大阪維新)議員
1点目、「島本町の教職員数について」。
全国公立学校教頭会によりますと、教員不足の実態やGIGAスクール構想の現状に関わる全国調査の結果をまとめられたとのことです。この結果によりますと、令和4年度の始業時点で、本来、配置されるはずの教員が欠員をしていたのは、小学校で13.9%、中学校で15.2%に及んだことが分かりました。令和3年度から、小学校で6.9ポイント、中学校で5.4ポイント上昇しており、同会は「教員不足が悪化をしている」、人員をやりくりしても「学級担任が配置できず不在の学級が発生した」は17.1%に上っております。また、未配置を受けました副校長・教頭としての関わりにつきましては、小学校では31%が「担任の代替」をし、43.4%が「授業の一部」を担っていた。中学校でも46.9%が「授業以外の活動」を支え、45.9%が「授業の一部」を担っていたということです。 このような全国的に大変厳しい教員不足の背景に基づき、本町の現状をお伺いしたいと思います。
まず、本年9月の民生教育消防常任委員会でも質問をしましたが、全国的に教員不足が大変深刻な状況にあるということで、本町の現状に、その後変化があったのか、伺います。
教育こども部長
それでは、大久保議員の一般質問に、御答弁申し上げます。
1点目、「島本町の教職員数について」のうち、「本町の現状に、その後変化はあったのか」についてでございます。議員御指摘のとおり、近年、教員志望者の減少による影響で、全国的に教員不足となっている現状にございます。本町におきましても、毎年、出産・育児や病気のために長期に休職する教員が一定数出る中、場合によっては、代替講師を速やかに補充することができず、代替講師が見つかるまでの間、学校内の現員体制の中で対応しなければならない場合もございます。
本町における本年度の欠員状況について申し上げますと、4月8日現在では、小学校で2名、中学校で3名、合わせて5名の欠員がございましたが、12月1日現在では、小学校で1名、中学校で1名、合わせて2名の欠員と、講師の確保に努めた結果、一定解消が図られたところでございます。しかしながら、いまだ完全な欠員解消には至っておらず、また、これから年度末にかけての産育休の新たな取得や急な病気休職の発生等の状況次第では、欠員状況が再び悪化する懸念もございます。
いずれにいたしましても、教育委員会におきましては、欠員により学校現場の負担が長期化し、教育活動にも大きな影響を及ぼすことのないよう、今後も大阪府教育委員会とも連携して、できる限り速やかに代替講師を補充できるように、引き続き努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
大久保議員
このような現状の中で、第二中学校で1学年理科の中間テストが実施できなかったとお聞きしておりますけども、事実でしょうか。また、なぜできなかったのか、どのような経緯があるのか、お伺いします。
教育こども部長
次に、「第二中学校での理科の中間テストが実施できなかった経緯」についてでございます。
第二中学校におきましては、1年生の2学期中間テストを10月6日と7日の2日間で実施しておりますが、理科につきましては実施できなかったと報告を受けております。理由といたしましては、第1学年の理科を担当する教諭が9月中旬から12月末まで急遽休職することになったことにより、予定しておりました中間テストまでの学習範囲が未履修となり、学力の定着度合いを見取る中間テストを実施するには不適当であると学校では判断され、1学年理科の2学期中間テストの実施を見送ったと報告を受けております。なお、2学期期末テストでは、2学期中間テストまでの学習範囲も含んだ出題とする予定ですが、生徒に過度な負担とならないよう配慮して実施するよう報告を受けております。
以上でございます。
大久保議員
現在は、理科の代替講師の配置などをされまして、授業の遅れは解消されているんでしょうか。また、今後の見込みについて伺います。
教育こども部長
次に、「理科の授業の遅れを解消できているか、また、今後の見込み」についてでございます。現在、第二中学校においては、第1学年理科の代替講師を配置し、通常どおりの授業を実施いたしております。なお、代替講師の配置前にも、他学年の教諭が代理で授業を実施するなどして、授業の遅れの解消に努めてまいったほか、代替講師配置後も、授業構成及び実施形態等を工夫して、授業進度の遅れの解消に努めております。
また、今後の見込みにつきましては、全体の時間割等も調整し、3学期末までに第1学年で履修すべき理科の学習範囲を終える予定でございます。なお、第1学年理科の成績につきましては、定期テストのみならず、普段の授業で実施する小テストや提出物等を総合して評価いたしますことから、生徒に不利益が生じることはございません。
(※1 実際に、第一中学と第二中学校の定期テストの回数は異なり、テストを行うかどうかは校長の権限である。理科のテストを行わなかったことについて当時の校長は「そんなに長期にわたって休むとは思っていなかった」とのこと。)
大久保議員
生徒に不利益が生じることはないと御答弁ですけども、実際には、生徒には担当の先生が休まれる等、大変不利益が生じているのではないかと推察をするものです。そこで、教育長にお聞きをしますけども、私の議員活動の中で、いろいろな方からお話をお聞きする機会があります。その中で、教育長が自ら第二中学校に行かれてお話をされた後に、教員の方がお休みをされたと聞いておりますけども、事実でしょうか。また、事実であるならば、どのような事情で、教育長は第二中学校に行かれて、何をお話しされたのか、お伺いします。
(※2 生徒指導事案に係る事は生徒・保護者の個人情報に深くかかわる事であり、教育委員会に確認したところ外部には漏洩していないとの正式回答をいただいている。大久保議員は一体どこからこの情報を得たのか?一体だれがどういう目的で外部に知らせたのか?)
中村教育長
次に、「第二中学校の教員が休んだ件」についてでございます。
議員御指摘のとおり、本年9月2日の金曜日に、私と教育推進課職員2名との計3名で、学校長及び教頭の同席の下、第二中学校において、1年生担当の教員2名の事情聴取を行いましたが、そのヒアリングした教員のうち1名につきまして、9月5日月曜日から、継続してお休みを取られている状況にございます。
今回、私ども教育委員会が教員の事情聴取を行った事情といたしましては、まず、6月に第二中学校であった生徒指導事案に関連して、関係保護者と中学校との間でトラブルが生じ、その保護者から直接、教育委員会に対して申立てがありましたことから、教育委員会も保護者対応に加わったという経緯がございます。
この対応を進めていくに当たりまして、第二中学校で行われた生徒指導に関し、生徒指導をするに至った経緯やその方法について、学校内でどのように話合いがなされたのか、その事実関係を的確かつ詳細に押さえ、慎重を期して進める必要がございましたことから、生徒指導を行った1年生の担当教員らに対する直接の事情聴取を行ったものでございます。
本来なら、教員の事情聴取に教育長である私が関わるということは過去にはなかったのですが、事案の重大性を踏まえて、自らその場に立ち会うことを提案いたしました。その際、学校管理職からは異を唱えられましたが、自身としては、事情聴取の状況を直接確認したいとの思いがあり、一切発言しないという約束のもとで、同席することを学校長に提案し、了承いただきました。
しかしながら、当初発言をしないと、学校長と当該事情聴取を受ける2名の教員にも伝えていましたが、事情聴取を進める中で、納得いかない箇所が出てきたため、途中からは、自らも質問を行い、聴取するという形式を取ってしまい、そのことを受けて、1人の教員が、当初の約束と事情聴取の形態が異なる等の理由により、その場を途中退席し、そのまま翌日から休まれております。
個々の聴取内容については、生徒指導事案であるため、お答えは差し控えさせていただきますが、主旨としましては、事実関係や教員らの考え方・意識について尋ねたものでございます。しかしながら、結果として、私の本意が伝わらず、現在まで学校現場に影響をもたらせていることについては、真摯に受け止め、お詫び申し上げたいと思います。
(※3 教育長が該当生徒の気持ちを別の教員に尋ねた際のこと。泣いて飛び出し、6カ月間休職後、現場に復職。※別の教員は別件事案で免職。たまたま担当教員であったため、これらの事案がごちゃごちゃにまとめられてデマとして流布されているが、しかしそもそも子どもの個人情報が含まれる生徒指導事案の話である。一体誰が何の目的のために口外したのか?)
大久保議員
教育長は、事案の重大性を踏まえて、自らその事情聴取の場に立ち会ったということですけれども、なぜ、過去に事例のない教員の事情聴取の現場で、一切発言しないとの約束を反故にされたんでしょうか、伺います。
(※4 「約束をした」というが、誰からヒアリングして判断したのか。教育長からはヒアリングしていない。)
中村教育長
このたび、生徒指導事案に伴う保護者対応に教育委員会も加わる中で、私が自ら教員への事情聴取の場に立ち会うこととしました理由といたしましては、主に2つございます。
1つ目といたしましては、私としては、今回の生徒指導事案が、当事者生徒自身の人権問題となるおそれを有するものであると理解しており、その点で、大変重大な案件であると認識していたものでございます。
2つ目といたしましては、約3か月の時間を費やしたにもかかわらず、解決への道筋がなかなか見えてこない状況にある中、先ほどの1つ目の理由からも、私としては、過去になかったんですが、自らが直接事案に当たることで早期解決を図ろうとしたものでございます。
私としては、少しでも早く、この学校事案を解決したいという思いを持っておりましたことから、先ほどの御答弁のとおり、教員への聴取を進める中で、納得いかない箇所が出てきたため、当初は口を挟まないと言っていましたが、途中からは私自らも質問を行い、聴取するという形式を取ってしまい、結果的に教員や学校長の認識と異なる形での事情聴取となってしまったことにつきましては、改めて反省する次第でございます。
以上でございます。
大久保議員
自ら直接事案に当たることで早期解決を図ろうとしたということでございますけど、結果的には、さらに問題が深刻化しております。また、理科の教員の休職は、教員全体への影響が大変大きいものだと思います。また、この結果が、子供たちへの不利益に大きくつながっているものと私は思います。
教育現場、特に教員からの教育委員会に対する不信感や不満など、どのように解決されていくんでしょうか。御自身の責任の取り方を含めまして、善後策をしっかりとこれからお示しくださいますようお願いします。このような現状を踏まえまして、町長は、本町の教員不足をどのように認識されているのか、お伺いします。
(※5 中村前教育長が、生徒指導における重大なものだったがため対応したという答弁を完全に無視し、教育現場に迷惑をかけたとしつこく教育長個人を攻撃。子どもにヒアリングせずに強引に行った生徒指導事案、現場管理職の対応の不備については言及せず。)
山田町長
本町の教員不足をどのように認識されているかということでございます。教員不足は全国的な課題であると認識をしており、本町においても、教員の年度途中での出産、介護など、様々な理由により欠員が生じていることは承知をしております。また、欠員が生じた際には、大阪府に講師登録されている方の中から人選することを基本としてるものの、教科や任用時期などの状況によりましては、適任者の確保に苦慮することを、教育委員会から聞き及んでおります。
以上でございます。
大久保議員
大変、申し訳ないんですけども、他人事のように聞こえて仕方がないんですけど、一応、町長も本町の教員不足、認識されているということだと思います。町長は、この本町の現状を踏まえられて、なぜ、わざわざ現職の校長先生に教育長の要職をお願いすることになったのか、お伺いします。
(※6 教育不足というキーワードを元に、「現校長を教育長に選任したことで教育現場が混乱した」と非難を強引に展開)
山田町長
教育長の選任につきましては、本町の教育行政を牽引していただく大変重要なポストでございます。私は、町長就任以来、「まちづくりは人づくりである」との考えの下、教育・保育の充実は大変重要であると一貫して申し上げてまいりました。本町の教育・保育は、これまでも関係者の御尽力により、英語教育をはじめ、学力の向上や保育内容の充実などが実現できてきたと考えております。今後は、社会が大きく変化する中で、多様な社会を他者と共存しながら、自分らしく生きていける力を育むことが大切であると考えており、その考えは中村教育長も同じでございました。
そのために、私といたしましては、今後の取組の方向性を共感できる教育長に適任の方であるとの考えから、教育長をお願いすることとしたものでございます。その結果、現在では、みづまろキッズプランの完成に向けて尽力いただいており、新たなカリキュラムにより、本町の保・幼・小の連携はもとより、子供たちには、自分らしく生きていける力が身についていくものと考えております。
大久保議員
再度、質問します。町長は、教員不足の現状を認識しているにもかかわらず、現職の校長先生を教育長の要職にすることで、学校現場の人事が混乱することは考えなかったのでしょうか、伺います。
山田町長
教育長の選任に当たりましては、現職の校長先生を選任する場合、学校管理職の人事に及ぼす影響があることは十分承知をしておりましたが、先ほど御答弁申し上げたように、本町の今後の教育行政の発展を考え、適任者であると判断をしたため、現職の校長先生ではありましたが、お願いをしたものでございます。以上でございます。
大久保議員
影響は、学校管理職の人事だけではありません。冒頭にも申し上げましたけど、教頭先生が担任の代替や授業の一部を負担しているという事例もあります。こういったことを考えますと、教育現場全体に影響があるのではないでしょうか。人事は全体のバランスをよく考えて行ってもらわないと、現場が混乱し、疲弊します。また、本町の今後の教育行政の発展をお考えになったということですけども、大人の勝手な思いや都合が、ひいては子供たちに不利益を与えているのではないでしょうか。ぜひ、この際、町長は、第二中学校や第一中学校の教育の現場がどのような状態であるのか、どのように疲弊をしているのか、現状把握をぜひともお願いしたいと思います。併せまして、教育委員会におかれましても、大変疲弊をしている状況でありますので、しっかりと対策、対応をお願いします。
(※ヒアリングを行わず、大人の噂話のみで判断し、「こう思う」「こうに違いない」と一方的に質問する行為こそ大人の勝手な思い込みであり、教育現場への冒涜である。
9月議会では保護者による長期に渡ってのカスハラがあるので第三者委員会を開くべきだと持論を展開している。)