セクハラ飲み会問題についての質問
1)令和6年5月1日付で、山田町長より清水貞治議長宛てに「投書のありました事案に関するお詫びとご報告」(以下報告という)という文書が出されています。しかしこれまでの議会では、本事案に対しては触れず、町長の反省と今後の是正策については一切述べられていません。広報や町のホームページにも一切の情報がありません。この報告も情報公開請求をしないと出てこないものです。
なぜこのような人権侵害をした事案を公にしないのか、理解できません。ご回答ください。
2)報告に先立って人事課が令和6年4月26日付で調査報告書という名前の文書を作成しています。この報告書の中で、町長をはじめとする役場職員同士の飲み会でセクハラに該当する不適切な発言があったことなどが触れられていますが、投書の件について、清水議長が安易に町長に確認をしたこと、および町長が当該職員にそのことを言ってしまったという初動ミスから考えても、身内が調査するべきではなく、第三者委員会を立ち上げるべきです。中村教育長に対しては不適切な発言(パワハラ的な発言)があったということで第三者委員会による調査を行っています。似たような事案に対してダブルスタンダードな対応と思いますが、なぜそういう違いが出るのか分かりやすく回答してください。
3)6月の定例議会で山田町長は永山議員の質問に対して
「先ほど、私の愚直な意見を聞きたいということでございましたので、少しだけ、答弁を追加でさせていただきます。今回の件につきまして、議会に投書があったということでございますけれども、その点について、関係者においては、議会などで取り上げて欲しくないということも、永山議員にも報告をさせていただいたかと思います。その上で、あえて、ここの場で問われるということは、その方の人権を踏みにじるような行為だと私は感じております。」
と答えています。
そもそも人権を踏みにじる行為をしたのは町長側であって、議会の中で謝罪もせずこのような開き直りはいかがなものかと思います。
また、議会で取り上げないということは個別具体的な話を議会でやり取りしないということであって当たり前のことであり、そのことは質疑の中で守られています。永山議員の質問は事案の中身についての追求ではなく、町長がどうこの問題に向き合ったのか、町長の答弁からは全く見えないことを問うています。人権侵害事案について責任あるものが公の場で謝罪をすることは頻繁に報道されており、そのことで被害者の人権が踏みにじられることはありません。関係者の心配を逆手にとって、事実として認定されていることに対して公に謝罪しないことを正当化し、永山議員の質問を曲解して議員に非があるかのような発言はやめるべきです。反省がなく町長の誠意を感じません。
なぜ、町長は議会での謝罪を拒むのでしょうか?世の中では、被害者の人権を踏みにじることなく、責任ある者が謝罪をしていますが、同じようにできないのはなぜですか?
<最近のセクハラ、パワハラ事案公開謝罪例>
・2024/04/26 岐阜県岐南町長
・2023/10/31 海上幕僚長
・2024/4/25 愛知東郷町長
・2024/7/12 島根県教育委員会