2023年度活動内容
■日仏女性研究学会 国際女性デー記念シンポジウム2024 「性と教育―日仏比較の視点から」開催
「性と教育―日仏比較の視点から」(国際女性デー記念シンポジウム2024)が開催されました。
詳しくはこちら。
■日仏女性研究学会「表象の会」 2023年度第2回研究会 開催
2023年度第2回「表象の会」研究会を開催いたしました。
続きを読む/Lire la suite…
■2024年3月30日(土)10時~12時
■東京ウイメンズプラザ(表参道)&オンライン
コメンテーター 村田 京子(大阪府立大学名誉教授)
司会 西尾 治子(日仏女性研究学会代表)
美術とジェンダー:労働する女性の表象ーお針子、バレエ・ダンサーを中心に
17世紀から19世紀において、女性たちの営みは、当時の社会規範である「良妻賢母」の枠組みのなかで大きく制限されていました。女性たちには、主に家庭内での仕事である家事や育児、家政が期待されていましたが、その中でも針仕事は特に重要とされていました。
一方で、縫製業に携わる女性や、バレエ・ダンサーなど労働者階級の女性たちにも、当時の男性による「視点」から、芸術の領域においてさまざまに表象されました。特にお針子は「グリゼット」として知られますが、しばしば売春業と関連付けられ、貧しい階層出身のバレエ・ダンサーは、副業として影の世界に身を置くこともありました。男性画家たちは、当時の社会的偏見やジェンダー観念に影響されながら、こうした働く女性たちをどのように描写したのでしょうか。女性の労働を描いている彼らの作品には、社会の裏側に潜む現実を見逃すことなく捉えているものがあります。本発表では、特にお針子やバレエ・ダンサーに焦点を当て、これらの女性たちの仕事の裏にある側面を、印象派の巨匠たちの絵画を通して探求し、ジェンダーの視点から解釈します。また、知られざる画家エドゥアール・ヴュイヤールの作品など、日本では、一般的にそれほど親しまれていない絵画も紹介いたします。

■日仏女性研究学会 会員交流セミナー開催
杉田理恵子(東京家政大学)「助産の技術化の変遷とジェンダー」
続きを読む/Lire la suite…
日時:2023年11月11日(土) 15:00〜16:50
オンラインZoom開催
出産の医療化により医療補助的な位置づけになった助産師。サイバネティクスからDXへとむかう社会において人間の産むことと取り上げることは、更なる変革がもとめられている。生殖医療の進歩、無痛分娩、帝王切開の普及によりいつでも誰もが快適に産める時代に、女性性やジェンダーはどのように扱われているのか?神話、民族史、医療化、助産の歴史から、産むこと、助産の課題と今後の在り方を思考する。
発表者
杉田理恵子(東京家政大学)
コメンテーター
刀根洋子(<前>和洋女子大学)
司会
吉川佳英子(愛知工業大学)

■日仏女性研究学会 女性思想研究会&表象の会(文学・芸術における女性の表象研究会)2023年度 合同研究会
続きを読む/Lire la suite…
日時:2023年10月7日(土) 14:00〜16:30
場所:東京ウィメンズプラザ第一会議室B &オンライン(Zoom)
【研究発表】
松本夏織(東京大学大学院 人文社会系研究科英語英米文学)
「「女性の文体」から「女同士の絆」へ
―ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』を中心に―」
コメンテーター
横田祐美子(立命館大学衣笠総合研究機構助教)
「女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分ひとりの部屋を持たねばならない」の一節とともに、ヴァージニア・ウルフの『自分ひとりの部屋』(1929)は、フェミニズム文学の金字塔として現代においても広く読まれている。「女性と小説」について話すことを求められた本作の語り手は、女性作家が、女性であるがゆえに直面する困難を数えてゆく。男性が書くようにではなく、女性が書くように書くこと、そして、男性の眼差しを介さない女性同士の関係を描くことを想像し、女性が書くことで文学はもっと豊かになると女子学生たちに語りかける。
本発表は、『自分ひとりの部屋』においてウルフが構想した「女性の文体」を、エクリチュール・フェミニンを展開したリュス・イリガライの思想と交差させ、「女性の文体」から「女同士の絆」の萌芽までを見てゆきたい。
■日仏女性研究学会 2023年度第2回女性思想研究会
2023年度第2回女性思想研究会を開催いたしました。
続きを読む/Lire la suite…
■2024年3月16日14時~16時30分
■立教大学池袋キャンパス X305教室(10号館3階)
マノン・ガルシア著 / 横山安由美 訳『生まれつき男社会に服従する女はいない』合評会
〈報告者〉
横山安由美(立教大学教授、訳者)
中村 彩 (立教大学兼任講師)
相澤 伸依(東京経済大学教授)
〈司会〉
新行内美和(日仏女性研究学会事務局)
書誌情報はこちらhttps://msz.co.jp/book/detail/09614/

■2023年度日仏女性研究学会 会員研究発表会
2023年度日仏女性研究学会 会員研究発表会を開催いたしました。
続きを読む/Lire la suite…
開催日:2023年7月22日(土)
時間:14:00〜17:30(日本時間)
場所:共立女子大学神田一ツ橋キャンパス 本館1140号室(本館)
〒101-8437 東京都千代田区一ツ橋2-2-1
およびオンライン(Zoom)
