2010年−2019年

2010年-2019年に刊行されたものをまとめたページです。

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●2013年

共著: Ouvrages collectifs

『フランスのワーク・ライフ・バランス 男女平等政策入門:EU、フランスから日本へ』

編著:石田 久仁子, 井上 たか子, 神尾 真知子, 中嶋 公子

著:赤星 まゆみ , 小門 穂 , 島岡 まな , 建石 真公子, 辻山 ゆき子 , 林 瑞枝 , 藤野 美都子 , 藤森 宮子, 舩橋 惠子, 山崎 文夫

単行本: 272ページ

出版社: パド・ウィメンズ・オフィス; 初版

定価:本体2800円+税

ISBN-10: 486462061X

ISBN-13: 978-4864620611

発売日: 2013/12/6


内容

今、なぜフランスのワーク・ライフ・バランスなのか?

子どもを持っても働き続けているフランスの女性、そして男性は?

EUの役割に注目しつつ、フランス男女平等政策の全体像を紹介する画期的な入門書。


目次

序章今、なぜフランスのワーク・ライフ・バランスなのか

1フランスの女性たちはなぜ働き続けられるのか(ワーク・ライフ・バランス;労働;家族政策ほか)

2女性の人権はどう守られているのか(女性の人権;性とセクシュアリティ;女性に対する暴力)

3女性市民が社会を変える!(教育;あらゆる領域にパリテを;女性アソシアシオンの力)

終章日本のワーク・ライフ・バランスに向けて

●2016年

翻訳書: Traductions collectifs

『フランスを目覚めさせた女性たち : フランス女はめげない!社会を変革した26人の物語』

著:ジャン=ルイ・ドブレ , ヴァレリー・ボシュネク

著/訳:西尾 治子, 松田 祐子, 吉川 佳英子,佐藤 浩子, 田戸 カンナ, 岡部 杏子, 津田 奈菜絵

単行本: 384ページ

出版社: パド・ウィメンズ・オフィス

定価:本体3400円+税

言語: 日本語

ISBN-10: 4864621217

ISBN-13: 978-4864621212

発売日: 2016/3/30


内容

今日女性たちが当たり前のように享受しているさまざまな権利は、決して諦めることなく果敢に闘ったフランス女性たちの力によるものだった。男性優位の社会にあって先駆的に道を切り拓いたヒロイン26人の物語。

(訳者あとがきより)

2000年にパリテ法(男女平等政治参画)を成立させたフランスでは、たとえば既婚非婚を問わず手厚い子ども手当が支給され、ワーク・ライフ・バランスを実現しつつ、多くの女性たちは、仕事場に出て生き生きと働き、子どもを持つ人生を楽しんでいるように見える。これは何に由来するものなのか。本書はそうした論点に多くのヒントを与え、読者の考察を促してくれるだろう。フランス国内・ジェンダー部門で高い売れ行きを誇る好著の全訳。


目次

フランスを目覚めさせた女性たち :フランス女はめげない!社会を変革した26人の物語

目次

第1章 序ジャンヌ・ダルクとマリアンヌ 7

第2章 オランプ・ド・グージュ(1748-1793)女性および女性市民の権利宣言 15

第3章 ジョルジュ・サンド(1804-1876)自由で平等な社会の夢 25

第4章 エリザ・ルモニエ(1805-1865)女子職業教育の創始者 55

第5章 マルグリット・ブシコー(1816-1887)マリー=ルイーズ・ジェ(1838-1925)パリにできた最初の百貨店:ボン・マルシェからサマリテーヌへ「赤い経営者たち」 67

第6章 ジュリー=ヴィクトワール・ドービエ(1821-1874)初めてバカロレアを取得した女性(バシュリエール) 87

第7章 マリア・ドレーム(1828-1894)初の女性フリーメーソン 103

第8章 ルイーズ・ミシェル(1830-1905)無政府主義者の黒旗 121

第9章 マドレーヌ・ブレ(1842-1921)女性初の医学博士ブランシュ・エドワーズ(1858-1941)オーガスタ・クルンプケ(1859-1927)初めて病院研修生(エクステルヌ)および研修医(アンテルヌ)になった女性たち 141

第10章 ユベルティーヌ・オークレール(1848-1914)女性参政権論者 税の不払い闘争の活動家フェミニズムと階級闘争の分離、単語の女性化、民法糾弾運動の闘士ジャンヌ・ダルクを最初のフェミニストとして再評価 157

第11章 ジャンヌ・ショーヴァン(1862-1926)女性初の弁護士マリア・ヴェローヌ(1874-1938)マルグリット・ディラン(1876-1956)女性で初めて重罪院で弁護した弁護士ポール=ルネ・ピニェ(1889-1970)フランスで女性初の弁護士会会長 171

第12章 マルグリット・デュラン(1864-1936)初めて女性だけの新聞社の創業者になった女性 193

第13章 カミーユ・クローデル(1864-1943)自由を奪われた天才 217

第14章 マリー・キュリー(1867-1934)女性初のノーベル賞受賞者、ノーベル物理学賞及びノーベル化学賞イレーヌ・ジョリオ=キュリー(1897-1956)ノーベル化学賞受賞者、女性初の閣外大臣 231

第15章 コレット(1873-1954)女性初のレジオン・ドヌール勲章グラントフィシエ級受勲者 251

第16章 ルイーズ・ワイス(1893-1983)ヨーロッパの祖母 275

第17章 マルト・シマール(1901-1993)女性初の国会議員 301

第18章 マルグリット・ユルスナール(1903-1987)女性初のアカデミー・フランセーズ会員 309

第19章 ナフィサ・シド・カラ(1910-2002)初のムスリム女性政務次官 イスラムのヴェールへの異議申し立て 345

第20章 シモーヌ・ヴェーユ(1927-)最初の人工妊娠中絶法 359

結び 369

年表 372

訳者あとがき 374

索引 381