2019年度活動内容
■2019年3月9日 国際女性デー記念シンポジウム
「わたしの性を生きる -LGBTI・性的指向&ジェンダー自認」
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主催:日仏女性研究学会/共催: 日仏会館フランス事務所/協力:公益財団法人日仏会館/後援:在日フラ ンス大使館-アンステイチュ・フランセ日本/助成:竹村和子フェミニズム基金
総合司会 木村信子(日仏女性研究学会代表)
開会の辞:坂井 セシル(日仏会館フランス事務所所長)
第1部 司会:髙岡尚子(奈良 女子大学)
発表:
西尾治子(日仏女性研究学会事務局代表)「日仏ジェンダー史にみる越境する性―「竹次郎」こと「たけ」および「粉屋のジャン」を事例として」
新實五穂(お茶の水女子大学)「19 世紀フランスにおける女性と異性装」
第2部
司会:梅野りんこ(日仏女性研究学会)
発表:
吉川佳英子(愛知工業大学)「舞台:ジェンダーを混乱させる空 間―シェイクスピア、オペレッタ、宝塚歌劇」
中山信子(早稲田大学演 劇博物館)「フランス映画におけるレズビアン表象の歴史 ―『エマニュエル夫人』から『アデル、ブルーは熱い色』まで」
第3部
司会:刀根洋子(和洋女子大学)
発表:
杉田理恵子(東京家政大学)「出生時におけ る性別判定の問題―歴史的事例を踏まえて」
ガブリエル・ウーブル(パリ・ディドロ大学)「インターセックス―歴史と新しさ(19-21 世紀)の間で」
ラウンドテーブル
司会:棚沢直子(東洋大学)
閉会の辞:志田 道子(日仏女性研究学会)
■2019年3月12日 ガブリエル・ウーブル講演会
「恋人たちだけにー19世紀フランスの高級娼婦ヴァルテス・ドゥ・ラ・ビーニュの遺言書」
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講演:ガブリエル・ウーブル
司会:辻山ゆき子(共立女子大学)
協力:田口 亜紀(共立女子大学)
通訳:西尾治子
開催場所:共立女子大学一ッ橋キャンパス
■2019年4月27日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『愛を綴る女』(Mal de pierres)2016 年、ニコール・ガルシア監督
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開催場所:共立女子大学1140教室
■2019年4月29日 フランス語圏の文学・芸術における女性の表象研究会 開催
「2019年夏、「映画『コ レット』の周辺」
「映画『ハーフィス&マーラ』芸術家と その妻をめぐる愛と別れ」
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発表:吉川佳英子「2019年夏、「映画『コ レット』の周辺」
発表:梅野りんこ「映画『ハーフィス&マーラ』芸術家と その妻をめぐる愛と別れ」
開催場所:東京ウイメンズプラザ会議室
■2019年5 月 25 日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『かくも長き不在』(Une aussi longue absence)1961 年、アンリ・コルピ監督
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開催場所:共立女子大学1140教室
■2019年6月29日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『あしたは最高のはじまり』(Demain tout commence)2016年、ユーゴ・ジェラン監督
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開催場所:共立女子大学1140教室
■2019年7月13日 第13回会員研究発表会
「フランス、アメリカ、日本の映画におけるマリー・アントワネット表象の比較」
「スタール夫人『ミルザ』におけるアフリカのプランテーション」
「女性の健康問題研究において性差的視点が、どのような形で取り入れられてきたかを、労働者の健康問題を取り扱う英文学術誌を利用し1970 年以降の変遷を追う」
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日時:2019 年 7 月 13 日(土)13:00-17:00
場所:於新宿文化センター 第2会議室
発表:
1
司会:中山信子
発表:押田千明(日仏女性研究学会)「フランス、アメリカ、日本の映画におけるマリー・アントワネット表象の比較」
司会:西尾治子
2
発表:田戸カンナ(昭和女子大学)「スタール夫人「ミルザ」におけるアフリカのプランテーション」
司会:刀根洋子
発表:吉田吏江(翠会ヘル スケアグループ精神医学研究所)「女性の健康問題研究において性差的視点が、どのような形で取り入れられてきたかを、労働者の健康問題を取り扱う英文学術誌を利用し1970 年以降の変遷を追う」
3
全体討議
司会:岡部杏子
■2019年7月20日 フランス語圏の文学・芸術における女性の表象研究会 開催
「ジョルジュ・サ ンドの『芸術家のコロニー』—ゴンクール兄弟の男性的文学セナークルとの対比」
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日時: 2019年7月20日(土) 10:00 -11:30
場所: 東京ウイメンズプラザ 第2会議室B
発表:西尾治子「ジョルジュ・サ ンドの『芸術家のコロニー』—ゴンクール兄弟の男性的文学セナークルとの対比」
2019 年国際女性デー記念シンポジウム 「わたしの性を生きる--LGBTI・性的指向&ジェンダー自認」のご報告など掲載しております。
詳細はpublicationページをご覧ください。
■2019年9月21日 フランス語圏の文学・芸術における女性の表象研究会 開催
「刊行誌『シモーヌ』をめぐって」
「ボーヴォワールについて(中村・佐野・藤高各氏の論考の紹介)」
「『フェミニシッド』(女性殺し)をめぐるフランスの状況」
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日時:2019年9月21日(土)14時〜
場所:東京ウイメンズプラザ2階 会議室
発表:
1
刊行誌『シモーヌ』をめぐって 14:00−15:30
ー『シモーヌ』刊行について 山田亜紀子 14:00−14:10
ー『第二の性』について 木村信子 14:10−14:30
ー『第二の性』から70年後 日本から問う新たな女性思想 棚沢直子 14:30−14:50
ー ボーヴォワールについて(中村・佐野・藤高各氏の論考の紹介) 木村信子 14:50−15:10
全体の質疑応答 15:10 −15:30
2
『フェミニシッド』(女性殺し)をめぐって
ー 2019年夏、『フェミニシッド』(女性殺し)をめぐるフランスの状況 中山信子 15:40 −16:10
質疑応答 16:10 - 16:30
コーディネーター:西尾治子
司会: 田戸カンナ
■2019年9月28日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『イザベル・アジャ―ニの惑い』(Adolphe)2002 年、ブノワ・ ジャコ監督
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日時: 9月28日(土)14時より
場所: 共立女子大学、101-8437 千代田区一ツ橋2-2-1,11階 1140講義室
上映作品:「イザベル・アジャーニの惑い」(ブノワ・ジャコ監督、2002年)
この作品の原題はAdolphe (アドルフ)でバンジャマン・コンスタンの同名の小説の映画化。
主な出演者はイザベル・アジャーニ、、スタニスラス・メラー、ジャン・ヤンヌ。
コ−ディネーター:辻山ゆき子
解説:中山信子
■2019年11月2日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『ジュリアン』(Jusqu’à la garde)2017 年、グザビエ・ルグラン監督
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日時: 11月2日(土)14時より
場所: 共立女子大、101-8437 千代田区一ツ橋2-2-1,11階 1140講義室
上映作品:『ジュリアン』(Jusqu’a la garde, 2017年,グザビエ・ルグラン監督)
この作品は「フェミニシッド」即ちドメスティック・バイオレンスをテーマにしたものです。
コ−ディネーター:辻山ゆき子
解説:中山信子
■2019年11月16日 日仏シンポジウム(共催)
「長寿社会の年金と雇用を考える―国際比較でわかる政策の成功と失敗」
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会員の藤森宮子さん主宰による日仏シンポジウム。
日時: 11月16日(土)13時半 〜
場所:日仏会館一階ホール
報告者:
A.-M. ギルマール(パリデカルトソルボンヌ大学名誉教授)
清家 篤(日本私立学校振興・共済事業団理事長)
江口隆裕(神奈川大学)
司会:藤森宮子(元金城大学教授)
言語 :日本語、フランス語(同時通訳)
主催 :ギルマール名誉教授連続セミナー実行委員会
共催 :(公財)日仏会館
助成:笹川日仏財団
後援: (一財)医療経済研究・社会保険福祉協会、日仏女性研究学会
■2019年11月30日 第22回会員交流セミナー 開催
ロッド・マイヨール講演会「日本と『外国人』とメディア」
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NHK国際放送ドキュメンタリー担当ディレクターで、日本のマイノリティ番組の制作をしているロッド・マイヨール氏による講演会。
講演:ロッド・マイヨール(NHK国際放送ドキュメンタリー担当ディレクター)
日時:2019/11/30(土)9時45分受付 10時開始
場所:新宿文化センター4F 第3会議室
使用言語:日本語
司会進行:長谷川有紀
詳細はpublicationのページをご覧ください。
■2019年12月14日 フランス語圏の文学・芸術における女性の表象研究会 開催
「『ジュリアン』(グザビエ・ルグラン監督、2017 年)映画に見る『フェミニシッド』の表象」
「物語に見る女殺し-ヨーロッパと日本の場合」
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発表:「『ジュリアン』(グザビエ・ルグラン監督、 2017 年)映画に見る『フェミニシッド』の表象」(中山信子)
発表:「物語 に見る女殺し-ヨーロッパと日本の場合」(梅野りんこ)
開催場所:東京ウイメンズプラザ会議室
■2020 年1月11日 女性思想研究会 発表会開催
「権力関係の起源としての世代」
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報告:棚沢直子
開催日時:2020 年1月11日土曜日 5:30 p.m.より
開催場所:東京ウイメンズプラザ
2020年2月20日発行の『ジェンダー・暴力・権力』(鳴子博子編著 晃洋書房)の決定稿をもとにした発表
■2020年1月11日 フランス映画研究会 開催
上映作品:『ルージュの手紙』(Sage femme)2017 年、マルタン・プロヴォ監督
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開催場所:共立女子大学1140教室
■2019年-2020年毎月1回第3木曜日 19・20世紀フランス女性の生活と意見を知る会 開催
読書作品:『ココ・シャネルの生涯』ルイーズ・ヴィルモラン著
読書作品:『ブリジット・マクロン ー規範にとらわれない女性』マエユ・ブラン著、2018 年、ポッシュ版
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2019年末、ルイーズ・ヴィルモラ ン著の『ココ・シャネルの生涯』を読了。
2020年、『ブリジット・マクロン ー規範にとらわれない女性』(マエユ・ブラン著、2018 年、ポッシュ版) を読み進めている。
読書会の他、クレープ・パーティなどのお楽しみ会も開催。
■2020年6月6日 2019年度第37回定期総会 開催
2020年4月6日日仏会館 501号室で開催予定だったが、コロナウイルス感染防止対策に従い、
オンラインを用いた総会を開催する運びとなった 。
■2019年度活動まとめ(2019年度活動報告より抜粋)
私たちは、日仏女性資料センター・日仏女性研究学会の重要な活動として
1日本とフランスにおける女性研究および女性に関する情報の発信と国際交流の促進
2ウェブサイトの充実
3活動のための財源の確保を中心に努力を傾注してきた。
本年は外部団体の助成金を獲得(「竹村和子フェミ ニズム基金」、なお 1999 年~2000 年にかけて石橋財団から助成金 200 万円を得た実績もある)、3 月の国際女性デー記念シンポジウムを成功裏 に導くことができた。
ガブリエル・ウーブル講演会の効果も大きく、多く の新入会員の増加につながった。
他方、本会創設者の寺田恕子氏逝去 (2019 年 5 月)の悲報の届いた年でもあった。謹んでご冥福をお祈り申し上げたい。
「女性情報ファイル」は年に 2 回情報紙を発行し、本会の活動および日仏 女性の情報に関する収集と公開に重要な役割を果たしてきている。この 「女性情報ファイル」に加え、今後は、SNSによる情報発信を要とする 「IT広報」が、新会員の獲得を視野に入れつつ、広範な情報の収集と伝播拡大を目指すだろう。
毎年刊行している『女性空間』は、国立国会図書 館のデータベースに登録されている査読つきの学会誌である。とくに若手会員の未来への登竜門としてお役に立てるよう、さらなる充実化を図りた い。毎年欠かさず継続している「総会」「会員研究発表会」「会員交流セ ミナー」等を通し、会員の皆様のご提案に真摯に耳を傾け、私たちの進むべき道を皆様とともに探っていきたい。
このページは「2019年度活動報告」をもとに作成されています。「2019年度活動報告」は画像をクリックすると全体をご覧いただけます。
◇正誤表
「2019年の活動報告」に第22回会員交流セミナー(2018年度実施)が欠落していました。
訂正してお詫び申し上げます。
■第22回会員交流セミナー
2019年2月9日(土)東京ウイメンズプラザ
司会進行:長谷川有紀
映画上映会『ワタシは私』(LGBTの映画)増田玄樹監督 2017年 一般社団法人Get in touch制作