2000年−2009年

2000年-2009年に刊行されたものをまとめたページです。

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●2000年

翻訳書:Traductions collectives

『女性と暴力-世界の女たちは告発する』

Femmes et violences dans le monde

監修:ミシェル・デイラス

Dir.:Michele Dayras

訳:日仏女性資料センター翻訳グループ

単行本: 272ページ

出版社: 未來社

定価:本体2,400円+税

言語: 日本語

ISBN:978-4-624-50128-0

ISBN[10桁]:4-624-50128-4

発行日:2000/6/20


内容

いま、もっとも重大な人権侵害は女性と少女に対する暴力である。家父長制文化に深く根を下ろすこの暴力は、日常化しているので表面には現われにくい。本書は、ドメスティック・バイオレンス、強姦、売買春、女性性器切除など地域社会における暴力や監獄内の女性や武力紛争下の女性に対する国家による暴力の実態を世界の各国から告発。


目次

日本語版のための序文──暴力は男の権利か? ブノワット・グルー

第I章 世界で

1 女性に対する戦争、欺瞞はもうたくさん! シュザンヌ・ブレーズ

2 過剰軍備と女性への暴力 アンドレ・ミシェル

3 女性、暴力、戦争 ネリー・トゥリュメル

4 母乳栄養奨励の世界規模キャンペーンについて ミシェル・デイラス

5 少女買春とセックスツアー モニク・ルストー

6 子どもの性の選択 性の抹殺・女の抹殺 ミシェル・デイラス

7 女性性器切除 マリー=エレーヌ・フランジュ

●2001年

翻訳書:Traductions collectives

 『決定版 第二の性〈1〉事実と神話』

Le Deuxième Sexe

著:シモーヌ・ド・ボーヴォワール

Auteur:Simone de Beauvoir

訳:『第二の性』を原文で読み直す会

文庫: 557ページ

出版社: 新潮社; 決定版 (2001/03)

言語: 日本語

ISBN-10: 4102124101

ISBN-13: 978-4102124109

発売日: 2001/03


内容

女とは何か。女と男とはどう違うのか。なぜ歴史の初めから男女という性別に序列がつけられ、女は男より劣った性“第二の性”とされているのか。男たちは法と慣習を通じて、歴史的にどう女の地位を決定したのか―女性を文化人類学、心理学、哲学、神話学、文学といった様々な角度から分析し、女性の置かれている立場を明快に解説した女性論の古典を、現代の感覚で新訳する。


目次

第1部 運命(生物学的条件;精神分析の見解;史的唯物論の見解)

第2部 歴史

第3部 神話(モンテルランまたは嫌悪の糧;D.H.ロレンスまたは男根の誇り;クローデルと主の婢女;ブルトンまたは詩;スタンダールまたは真実のロマネスク)

翻訳書:Traductions collectives

『決定版 第二の性〈2〉体験(上)』 

Le Deuxième Sexe

著:シモーヌ・ド・ボーヴォワール

Auteur:Simone de Beauvoir

訳:『第二の性』を原文で読み直す会

文庫: 493ページ

出版社: 新潮社; 決定版 (2001/3)

言語: 日本語

ISBN-10: 410212411X

ISBN-13: 978-4102124116

発売日: 2001/3


内容

人は女に生まれるのではない。女になるのだ―この有名な書き出しは、文明全体が個々の女性を、今あるように作り上げたのだという強力なメッセージを伝えている。すべての女性は生まれた時から(男より劣った)第二の性になるよう仕向けられ、自覚しないままそれを受け入れる。それがどのような葛藤を生み、女性を苦しめるのかが、具体的な体験を通して女性の視点から語られる。


目次

第1部 女はどう育てられるか(子ども時代;娘時代;性の入門;同性愛の女)

第2部 女が生きる状況(結婚した女)

翻訳書:Traductions collectives

『決定版 第二の性〈2〉体験(下)』 

Le Deuxième Sexe

著:シモーヌ・ド・ボーヴォワール

Auteur:Simone de Beauvoir

訳:『第二の性』を原文で読み直す会

文庫: 498ページ

出版社: 新潮社; 決定版 (2001/03)

言語: 日本語

ISBN-10: 4102124128

ISBN-13: 978-4102124123

発売日: 2001/03


内容

身体構造の違い、思春期に押しつけられる受動的な価値観、男への依存を強要する結婚制度など、女の周囲は、生まれた時から「第二の性」への罠に満ちている。豊かな個人生活こそ、女性がよき親・よき配偶者となる必須条件である。女は「女らしさ」の神話から解放されなくてはいけない―刊行されるや世界中で爆発的な支持を得、その後の女性解放運動の理論的拠り所となった本。


目次

第2部 女が生きる状況(母親;社交生活;売春婦と高級娼婦;熟年期から老年期へ;女の状況と性格)

第3部 自分を正当化する女たち(ナルシシストの女;恋する女;神秘的信仰に生きる女)

第4部 解放に向かって(自立した女)

●2002年

調査研究報告書: Actes

『女性研究における日仏比較 ― 新しい比較方法論の必要性をめぐって』

Pour la comparaison franco-japonaise des études sur les femmes : sur la nécessité des nouvelles méthodologies comparatives

日仏共同研究報告書:1999-2000年度日仏会館・共同研究事業 石橋財団・研究助成), 2002

SFJEF, 2002 : Projet de recherches collectives de la Maison Franco-Japonaise subventionné par la Fondation INSHIBASHI ,1999-2000*