【第41回定時総会 開催報告】
北海道子供の歯を守る会第41回定時総会が令和6年4月20日(土)、札幌市中央区民センターにて24名の参加のもと開催されました。開会後、安彦会長から「お集まり頂きありがとうございます。今年度は会としての新リーフレットも制作予定であり、引き続き守る会の運営にご理解とご協力をお願いします」との挨拶がありました。続いて、ご来賓の北海道歯科医師会長の藤田一雄様(代理:青木秀志先生)からご祝辞を賜りました。
議事は今村理子広報部長の議長選出から始まり、各部から会務報告として庶務及び事業報告、監査報告に続き、以下の議事についてスムーズな審議が行われました。各議案とも満場一致で承認され、総会は終了しました。
1)第1号議案 令和5年度会計決算の承認を求める件
2)第2号議案 令和6年度事業計画案に関する件
3)第3号議案 令和6年度会計予算案に関する件
今回は新型コロナウイルス感染症が5類へ移行され、平時の状態に戻ってから初めての総会となりました。この中で安彦会長から「例年8月の道歯学会に併せて開催していた本会の理事会については、諸般の事情から今年度の開催は見送る予定」との報告がありました。また監査報告では「会員数減少により各部予算が縮小されているが、北海道子供の歯を守る会として従来の事業を継続しつつも適切且つ正確な情報提供を会員及び一般の皆様にするような努力をお願いしたい」との指摘がありました。今後も役員を中心に引き続き、本会の活動方針である「北海道の乳幼児、学童、生徒のむし歯を1本でも減らし、子供たちの現在と将来の健康を増進させることを目的とし、その実現に努力します」を大切にしながら、各種研修や講演、普及啓発等の取組を進めていくことになります。会員の皆様におかれましても、本会の一層の活性化のために、各活動へ積極的にご参加頂きますようお願い申し上げます。
(報告:広報部 丹下)
【令和6年度総会時研修会 開催報告】
令和6年4月20日(土)15時15分から、札幌市中央区民センターにおいて令和6年度総会時研修会が20名の出席者を得て開催されました。この研修会は昨年まで総会時に併催していた道民公開講座に代わり企画されたものです。
今回の研修会では北海道保健福祉部健康安全局地域保健課医療参事の本田和枝先生から「北海道における口腔の健康づくり~新たな8020歯っぴぃプランについて~」と題して、国の「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項(第2次)」と道の「歯科保健医療推進計画」を中心に、今後の北海道における歯科保健医療の方向性についてご講演を頂きました。この中で本田先生は「日本全体ではう蝕は減少し、歯周病は増加していると国は考えている。道民のお口の状況においても残存歯数は増えてきているが、摂食嚥下などのお口の機能の向上は今後の課題と考えており、道の新しい8020歯っぴぃプランにおいても前計画と同様に4つのテーマを設定し、重点施策として展開する予定」と述べられ、今後の道民の歯と口腔の健康づくりの羅針盤となる有意義なお話を聞くことができました。(報告:広報部 丹下)
講演 「北海道における口腔の健康づくり~新たな8020歯っぴぃプランについて~」
講師:北海道保健福祉部健康安全局地域保健課 医療参事 本田和枝 先生
(講演要旨)
1.北海道の歯科保健医療を取り巻く現状
国が示した骨太の方針2023年では「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた取組の推進、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実など」を掲げています。また、第2次の歯科口腔保健の推進に関する基本的事項(歯・口腔の健康づくりプラン)では「健康で質の高い生活のための歯科口腔保健の実現、歯・口腔に関する健康格差の縮小を通じて、健康寿命の延伸・健康格差の縮小を図る」というパーパスを示しています。さらに、今後の第2次の歯科口腔保健の推進に関する基本的事項の計画期間は健康日本21(第3次)と合わせて令和6年度から令和17年度までの12年間となっており、その基礎データソースである歯科疾患実態調査は令和6年度から4年ごとに実施される予定となっています。こうした中で日本全体の歯科保健の現状として8020達成者の割合はH28年が51.2%、R4年は51.6%とは達成者は半数を超えていますが、その伸びは僅かであり頭打ちの状況となっています。また日本全体ではう蝕は減少し、歯周病は増加していると国は考えています。道民のお口の状況においても残存歯数は増えてきていますが、摂食嚥下などのお口の機能については今ひとつの状況となっています。
2. 北海道における口腔の健康づくり~新たな8020歯っぴぃプランについて~
H21年に制定された北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例の第8条において、北海道歯科保健医療推進計画の策定が定められています。この度、道では新たな北海道歯科保健医療推進計画を策定しました。本計画の計画期間は国の歯・口腔の健康づくりプランや健康日本21と合わせて令和6年度から令和17年度までの12年間となっています。前計画で設定した指標については障がい者歯科に関
する項目以外は全て改善がみられました。新計画においても同様に4つのテーマ〔むし歯の予防、歯周病の予防、高齢期の歯科保健医療の推進、障がい者(児)・要介護者への歯科保健医療の推進〕を重点施策として指標を設定しています。具体的な施策としては歯周病対策として歯周病健診において今年度から追加された20歳、30歳の健診の実施について普及を進めます。また障がい者(児)歯科医療保健対策として従来の「協力歯科医制度」に加え、新たに「協力歯科衛生士制度」を創設します。また、むし歯予防対策の柱であるフッ化物洗口の普及については道内全市町村での実施を目標として普及を進めますが、学校での普及をさらに推進するためには教職員の協力が不可欠です。その対策として近年の働き方改革の考え方に沿って、関係者間で適切な役割分担を検討し、教職員の負担軽減に配慮しながら普及を進める必要があると考えています。(報告:広報部 丹下)