3月30日
愛知県の公式ウェブサイトでは、学校現場における10年間のフッ化物洗口の取組みと事業評価の事例をまとめ、「フッ化物洗口実践集〜学校現場の取組みと工夫&事業評価〜」を作成・公開しています。
9月10日
9月25日(土)に、第34回むし歯予防全国大会が開催されます。今年は北海道で開催!!のため、北海道子どもの歯を守る会の会員も一部、開催に協力しております。奮ってご参加いただきますよう、よろしく申し上げます。ご不明な点につきましては、第34回むし歯予防全国大会事務局まで、お問い合わせをお願いいたします。
2. 大会テーマ
「地域保健の新たな潮流 」フッ素で歯ヂカラUP!〜8020推進条例を基盤として〜!
3. 主催 NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議(略称:NPO日F会議)
4. 共催 北海道歯科医師会、北海道歯科衛生士会、北海道子供の歯を守る会
5. 後援(予定) 日本歯科医師会、8020推進財団、日本学校歯科医会、日本歯科衛生士会、日本口腔衛生学会、日本WHO協会、北海道、北海道教育委員会、札幌歯科医師会、北海道歯科技工士会、北海道医師会、 北海道薬剤師会、北海道栄養士会、北海道新聞社、旭川歯科医師会、空知歯科医師会
6. 協賛 日本歯磨工業会
7. 開催日時 平成22年9月25日(土)13:30〜
8. 会場 北海道歯科医師会館2階ホール
札幌市中央区北1条東9丁目11番地 TEL: 011-231-0945
9. 対象 歯科医師、歯科衛生士、保健師、学校教育関係者、一般道民
10. 申込先 大会事務局:〒932-0231
北海道石狩郡当別町金沢1757
北海道医療大学歯学部保健衛生学分野内
第34回むし歯予防全国大会事務局
電話・FAX: 0133-23-1595
メール: i-chiba@hoku-iryo-u.ac.jp
第34回むし歯予防全国大会プログラム
13:00 受付開始
13:30〜14:00 開会挨拶 第34回むし歯予防全国大会長 富野 晃
NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議会長 境 脩
祝辞 北海道知事 高橋はるみ
北海道教育委員会教育長 高橋教一
シンポジュウム
第㈵部 14:00〜15:20 「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」に基づくフッ化物洗口の推進について
パネラー 北海道歯科医師会 川原敏幸
登別市教育委員会教育部長 内藤繁
北海道空知保健福祉事務所保健福祉部 秋野憲一
10分間休憩
第㈼部 15:30〜16:30 現場で役立つ 説得力のあるフッ化物のQ & A
進行 北海道子供の歯を守る会
10分間休憩
第㈽部 16:40〜17:50 日本各地におけるフッ化物洗口の現況から学ぶ
秋田県ではなぜ急速に実施人数が増えたのか
秋田県健康保健部健康推進課主査 田村光平
島根県における問題解決型のフッ化物洗口の普及
島根県雲南保健所総務保健部課長 梶浦靖二
洗口実施児童率全国一の佐賀県からの最新報告
佐賀県伊万里保健福祉事務所所長 岩瀬達雄
18:00 閉会挨拶 北海道子供の歯を守る会 会長 堅田 進
18:30〜20:30 懇親会(サッポロビール園までバスで移動)
11月13日
今年の会員研修会は、平成22年11月13日、アスティ45にて「ゼロからはじめる予防歯科」と題して、さいとう歯科室の斉藤仁先生をお招きして開催されました。私事ですが、筆者が大学を卒業して、歯科医師1年目で最も印象に残った研修会が、斉藤先生の研修会で、それ以来「開業するときは斉藤先生の診療スタイルを目標にしたい」と思っておりましたが、9月に開業したばかりの私が、こうしてスタッフを連れて、もう一度斉藤先生のお話を聞けるというのは、(勝手ながら)なんらかの縁を感じずにはいられません。
それはさておき、簡単に研修会の内容をご紹介させていただきます。
「ゼロからはじめる予防歯科」
斉藤先生は1991年春に大学をご卒業された後、96年には札幌で分院長を経験され97年に夕張郡栗山町にご開業されました。そこで歯科医師の治療レベルの向上が患者さんの健康を守る、と考え、手を抜かず丁寧な修復治療を心がけていたとのことです。しかし、臨床の中で、「修復物の脱離や歯根破折、歯肉縁下カリエス、義歯の難症例に遭遇すると、技術が悪いのか?更なる技術の向上が必要なのか?一生懸命やっても何かすっきりしない、悶々とした日々を感じるようになってきた」、とのことでした。
そのような状況で当時「予防」というキーワードで、日本ヘルスケア歯科研究会や福岡予防歯科研究会(現ウェルビーイング)といった活動が全国的になる中で、斉藤先生は、設立趣旨にて「医療は、いつの時代にあっても、常に医療を受ける人々の利益となることを第一義とし、人々の健康で快適な生活に貢献するものでなければならない…(中略)…しかしながら、現在の医療、とくに歯科医療について語ろうとするとき、果たして私たちは、胸を張って社会に貢献していると言えるだろうか」と謳う日本ヘルスケア歯科研究会に参加されました。そして、う蝕・歯周病の発症を予防し、進行を抑制するための最大限の努力をしなければならないと考え、医療人としての自覚を強め、予防ベースの歯科診療室への決意を固めたとのことでした。
あなたにもできる予防ベースの歯科診療室の作り方
ここでは、斉藤先生による予防ベース歯科診療室を作るうえでのSTEPをまとめます。
STEP 1
歯科医師が予防の重大さに気がつき、予防ベースの診療室を作ることを決意する
従来型の臨床に予防診療をくっつける、あるいは並列させるのではなく、従来型の臨床の基礎の部分に予防を据えることが重要。そのためには、歯科医師の強い決意が欠かせない。
STEP 2
チーム医療の確立
チーム医療を確立するために、「悪くなってから修復を繰り返す従来型の歯科医療ではなく、疾病を未然に防ぎ、口腔の健康を守り育てる歯科医療を行う」という診療理念と「う蝕の発症を予防する。軽症・中等度の歯周病を確実に治す」という診療方針をスタッフと共有する。院内ミーティング、勉強会、セミナー、講習会に院長とスタッフが一緒に参加することが重要。
STEP 3
システムを構築し診療の流れを確立する
さいとう歯科室では、問診表記入、口腔内診査、主訴の解決、口腔内写真、デンタル10枚法、食生活問診表、カリエスリスク、歯周組織検査、プラークレコードなどの診療の流れをシステムとして構築。さらに治療終了後にはSOT(Supportive Oral Therapy)としてメインテナンスに移行する前にホームケアとプロフェッショナルケアの意義を理解してもらうためのサポート期間を設けている、とのことです。
最後に「予防ベースの診療室は口腔の健康を通じて患者さんの全身の健康、 QOLの向上に寄与でき、患者さんに寄り添いながらともに人生を歩み続けることが大切」として、研修会をまとめられました。
久しぶりにお聞きした斉藤先生のお話は、前にもまして予防ベースの歯科診療室の未来を確信されている様子で、とても心強く感じられました。
南出保記す