2月13日
主催:NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議
共催:大分県歯科医師会
日程:2008年11月22日(土)
場所:大分市コンパルホール
http://www2.city.oita.oita.jp/guide/shisetsu/conpal.html
大分県は、温泉もたくさんありますし、関サバ、関アジ、豊後牛など海の幸、山の幸が豊富です。ご参加をお待ちしています!!とのことです。
2月16日
第18回総会・学術大会が北海道学術交流会館で開かれ、一般口演8題があった。また、16時からの特別講演 佐久間汐子先生が新潟大学の取り組みと成果について約2時間詳細にお話になり、聴衆は大変感銘を受けた。
特別講演から「フッ化物応用と地域歯科保健」
フッ化物洗口(F洗口)は、37年前(1970年)新潟県弥彦小学校で開始された。有効性の評価の過程で、就学前からのF洗口の必要性が示唆され、現在では、保育園の4,5歳児から中学校卒業時まで11年間、施設単位で行うことが効果的な方法として認められている。
F洗口の有効性に関する評価は、開始当初から行われ、その確認に基づいて新潟県歯科保健計画:むし歯半減10か年運動(1981〜1990年)の主要な予防手段として位置づけられた。その後、ヘルシースマイル2000プラン(1991〜2000年)、ヘルシースマイル21(2001〜2010年)と本計画の発展に伴い、フッ化物洗口の実施施設数は着実に増加した。2005年では小学校で316校(55%)、保育園・幼稚園では376園(40.8%)が実施している。また、ヘルシースマイル21では、8020育成事業と銘打ってフッ化物洗口との複合応用として、学校歯科健診でのCOに対して予防勧告(シーラント応用など)を行うように指導されている。
新潟県は、今年度、子どもたちのむし歯半減を目標として進めてきた歯科保健計画の25年の成果についてまとめた。それによると、12歳児の一人平均DMFTは1980年の5.03本から0.99本(2006年)と驚くべき減少を示している。小・中・高校生のカリエスフリー者の割合は20.4%から63.5%へと健康度は大きく向上した。このようなめざましい改善の要因として、県は、フッ化物応用によるむし歯予防が進んだことをトップにあげている。そして、ヘルシースマイル21として3期目に入った歯科保健計画は、永久歯のむし歯対策に加えて、乳歯のむし歯予防、歯周疾患予防、さらには障害者・高齢者対策へと事業計画の範囲は拡大している。
このたびは、フッ化物応用の普及啓発に向けて行った研究報告と、新潟県の歯科保健計画の成果について紹介していただいた。
2月22日
秋田の佐藤勤一です。
2月1日現在の秋田県のフッ素洗口実施施設、実施者数ですが、 134施設 7,736名まで増加しました。
現在市町村事業として 平成19年度から横手市、大仙市が幼稚園 保育園から中学校まで実施しています。また、平成20年度からは湯沢市でも事業化予定です。課題は地域格差で、県南部と県北部では全く好対照で「南高北低」の様 相を示しております。
また2月28日には秋田市にて新潟大学の葭原准教授を講師に招いて「フッ素洗口推進に関するシンポジウム」の開催が予定されております。
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1189123547337/files/points.pdf
2月23日
平成19年度 第63回 守る会研修会
講師 北海道子どもの歯を守る会理事 南出 保先生
座長 北海道医療大学歯学部教授 千葉 逸朗先生
日時 2008年2月23日(土)16:30〜18:30
開催場所 北海道歯科医師会館4F
健康と環境の関係については、疫学の祖ヒポクラテスによる指摘以来、社会改革者や医学者により何度となく強調されてきました。
保健機関としては、1974年のカナダ保健省はラロンド・レポートで環境の重要性を認めると、1979年にはアメリカ保健教育福祉省からラロンド・レポートを追認するヘルシー・ピープルが公開され、健康と環境の関係を統合する概念の整理が待たれることとなりました。これらの期待から、1984年世界保健機関は、環境と健康との関連を認め、また公衆衛生の一大ジレンマである個人の選択と社会的義務を統合する手法として、環境の改善と、環境を介した生活様式の改善を健康づくりの基本的精神としてまとめ、1986年には、健康づくりのためのオタワ憲章が採択され、これらの指針から1998年には環境要因のなかでも社会的要因の重要性を明らかとする、健康の社会的決定要因という概念が整理されました。
健康の社会的決定要因からは、以下のような保健プログラムが導かれることが明らかとなっています。保健教育の効果は限定的であり、そこから生じる無力感と犠牲者非難を考慮すること;さまざまな病気に影響を与える要因を疾病別に管理するではなく健康づくりに一元化すること;健康を個人単位で考えるのは効果的ではないこと;健康格差へのとりくみとは、健康の社会的決定要因へのとりくみに他ならないこと;下流での救命から上流の改善へ;健康的な選択を、よりやさしい選択に!
質疑応答では、日本では専門職であっても寿命の短い職業もある、効果的な保健教育は集団の健康に寄与するという研究も出てきている、といった意見もありましたが、健康の社会的決定要因とは、錯覚やバイアスではなく、存在すると仮定した方が、合理的にさまざまな資料を読み解けることを認めるという点につきましては、ある程度の合意が獲得されたのではないかと、演者としてはそのように期待しています。
当日の資料は下記をチェックして下さい。 研修会資料
健康の社会的決定要因(Social determinants of health)
人の健康は,個人の生物医学的要因や行動だけでなく,さまざまな社会環境の影響を受けている.
(Dahlgren G, and Whitehead M in the Acheson Report, 1998)
3月28日
佐賀県の掛園 浩です。
佐賀県はむし歯予防に歯磨きをしなさいと指導していたので、10年連続ワーストワンを記録しました。
この誤った考えを排除するため、2008年04月01日に下記の記事を鹿島市を中心とした3万世帯に配布します。
http://www.asunet.ne.jp/~bbb/096-98m.html
佐賀県教育委員会御中
日本むし歯予防フッ素推進会議の掛園 浩です。
佐賀県の日教組がフッ素は危ないといい加減なデマを流しているのでこのような行為は、教職員の品位と質を落とす事になるので注意してもらいたい。
佐賀県からの回答
4月26日
札幌アスペンホテルで開催、8020(80歳で20本以上歯を残す)を、達成するためには、小児期からの予防が大切です。
一生涯健康で、良く食べ、良く噛み、笑顔で生活するための効果的な方法をご紹介いただきました。
講師と演題は
子供とむし歯と不正咬合の予防
北海道子供の歯を守る会理事 丹下 貴司先生
青年期以降のむし歯と歯周病
岡山大学教授 森田 学先生
パネルデスカション
「子供の笑顔を守り、8020を達成するためには」
コーデネーター 北海道歯科医師会常務理事 藤川隆義先生
日時:4月26日(土)14:40〜16:45
主催:北海道子供の歯を守る会
後援:北海道・北海道歯科医師会・札幌歯科医師会・北海道歯科衛生士会
5月13日
静岡の榎田先生から以下の報告がありました。
皆様
5月11日に行われた京都市ので公開講演会「子どもの歯の健康と食育」ーフッ化物洗口・京都からの発信ーに参加しました。以下、講演会の概略をご報告します。
冒頭、主催者である京都府歯科医師会の平塚会長より、8020運動の説明があり、そのためのむし歯予防対策として世界で普及しているフッ化物応用が必要であり、その一環として京都市の全小学校(180校)でこの3月よりフッ化物洗口が開始されたとの挨拶があった。(政令都市では初めての快挙)
実施に際して、大きな力となったのは門川大作・京都市長(前京都府教育長)の力が大きかったとも話されていました。 その後、第一部としてチラシにあるように日本大学小林教授による「学校歯科保健におけるフッ化物洗口の役割」、小泉教授による「噛むことに始まる食育の大切さ」が行われた。
第二部としてシンポジウムがあり、門川京都市長もシンポジストの1人に加わり、何故京都市でフッ化物洗口を実施したのかの説明があった。京都市では、昭和43年より学童のむし歯治療の公費負担を行っているが治療費の負担が大きいので、平成5年よりフッ化物洗口を取り上げたが、一向に実施校が増えない。(むし歯予防効果は出ているのに。)そこで、平成17年から3年かけて市内全小学校での実施を計画し、今日に至ったと。
市長の話の中で、印象に残っている言葉として、「子ども達にとって良いことは可及的すみやかに実行していく事。議論ばかりしてはだめだ。」 「ボトムアップも必要ですが、ある時はトップダウンも必要。」
市長は、6年前(教育長の時だと思いますが。)学校内での全面禁煙を実行したそうです。
私の感想ですが、とにかくすばらしい市長です。すばらしい県歯会長との人間の組み合わせの結果、今回の実施に至ったと思います。小林先生、小泉先生の話もなかなか良かったと思います。
まだまだ報告したい事がありますが、長くなりますので、これくらいにします。以上報告まで。尚、KBS京都(?)「歯ッピーライフ」で6月14日(土)午後5時より、公開講演会の模様を放映するそうです。
5月15日
最近の全国調査では、北海道は2年前より54施設、2,670人増加し、 191施設、10,510人になった。
北海道もいよいよ増加傾向に転じたことと期待出来る。
7月6日
場所 2008年7月6日(日)13時〜16時 北海道歯科
講師 ボランティア食と環境教育アドバイザー 中尾卓嗣先生
平成20年7月6日の北海道子供の歯を守る会会員研修会では、「食育」をテーマとしてボランティア食と環境教育アドバイザーである中尾先生をお招きいたしました。講師の中尾先生は、人間は、自然界の動物と同様に、生態系の一部であり、自然を無視して生きていくことはできない、ということを、食を通じた様々な事例・具体例を示されながら語ってくださいました。以下に要旨を示します。
・玄米一粒の重さを想像できますか?このようなことでも、子供には、答えをただ与えるだけではなく、自ら考させることが大切なのです。
・子供たちの集団遊びが減少し、遊びの中にある社会勉強の側面を学ぶ機会が失われてきています。このような食や起床時間、交友関係といった生活スタイルの急激な変化が健康にもたらす影響は、決して限定的なものではなく、現在の子供たちは親より体格は立派でも身体能力は劣ってきています。
・肉食動物や草食動物、魚食動物などの糞からわかりますように、食性と歯には深い関係があります。人間は歯種(前歯・犬歯・臼歯)のバランスから、野菜と穀物中心の生活が基本なのです。コンビニ弁当中心の食生活は、確かに便利ですが、野菜の摂取量が足りないのです。
・子供が好むおやつは、味が濃く、柔らかく、脂肪分量の多いという特徴があります。子供が脂肪分を好むのは、動物として高カロリーな栄養源に引きつけられていることの現れですが、このような脂肪摂取過多は倹約遺伝子を持つ日本人には、内蔵脂肪の堆積をもたらします。インスタントでもよいからダシの香り中心の食生活(和食)を刷り込みましょう。
・アパレルショップにあるようなマネキンは日本人の平均的体型とは差があり、マネキンの体型を目指すと、栄養失調となります。ミロのヴィーナスでさえ、身長160cmとするとウエストは73cmです。母親の栄養失調は、子供の胎内での発育不全を通じて一生の健康に影響をもたらします。マネキンを目指すダイエットは、やめましょう。
・ピーマンに入っている白い種。これは芽を吹くことはできません。なぜでしょうか?ピーマンは成熟を迎えると赤く実ります(パプリカじゃありませんよ)。でもこれが店頭に並ぶことはありません。なぜでしょうか?ピーマンは種を成熟させるまえに収穫されるからです。ピーマンは苦く子供に嫌われますが、なぜ芽を吹かないのか、収穫されずに成熟した赤いピーマンの存在と比較させながら考えさせると、子供たちはピーマンの苦みを忘れピーマンを口にするようになります。食べ物はただ大切にしなさいというのではなく、なぜ大切なのかを子供たち自身に考えさせる機会を与えることが大切なのです。
・旬の野菜は、おいしい、たくさんとれる、安い、栄養価が高いといったさまざまな利点がありますが、現在の気候変動をふまえると生産に必要なエネルギーが少ないというメリットがあります。
・法隆寺は、斑鳩の森でとれた木で建築されています。寺の南側の木には、南斜面の木を、生えていたときと同じ方向に向けて利用しているそうです。そうすることで、木を長持ちさせるのだそうです。これは建築における地産地消と呼ぶこともできるでしょう。
・食における地産地消は、土地でとれたものをその土地で食することで、新鮮で、栄養価が損失の少ない状態でいただくことができます。またそれだけではなく、環境への負荷も少ない(フード・マイレージ=食品の輸送距離が小さい)というメリットがあります。
・子供は、家族の食べるものを見てどの食べ物が安全なのかを学びます。この繰り返しが食生活・食文化として定着してきているのです。
・子供には、運動と我慢をさせて、ソクラテスが「最上のソース」と呼ぶ空腹を覚えさせた上で食事を与えることで「我慢の後には褒美がある」という躾の原点を身につけさせることができるのです。
・電気工学の基礎を作ったファラデーは「この試験管にある一滴の液体の成分は、科学的に分析すればただ少量の水分と塩分であるかもしれない。しかし、この一滴の液体は、科学では分析できない尊い深い愛情のこもった母の涙である。そのことがわからなければ、この液体のことがわかったとは言えない」というような言葉で、心で見る価値の大切さを表現しました。
・日本人全員が一粒のご飯を残すと、0.02gx1.3億=2.6t=30kgの米袋87袋分の残飯となります。現在地球では8億人が飢餓に苦しみ、5秒に1人、飢餓のため失われる子供の命があります。
中尾先生は、遠路はるばる和歌山より、7日からの洞爺湖サミットもあり交通機関の混雑するなか、高級作務衣を身にまとい来道され、前日の夜より食育にとどまらず、生活スタイルや子供の環境について、さまざまな想いを語られ、帰っていきました。折しも7月の5日6日は最高気温が30度31度と真夏日の熱気に包まれた札幌ですが、多数の参加者を前に、先生も負けじと熱い想いをぶつけられたのではないかと思います。
8月25日
「新潟県歯科保健推進条例」が7月11日の県議会で可決されました。自民党からの議員立法でした。論点はフッ化物応用を入れるかどうかでした。活発な議論の末、自民党、公明党、共産党の賛成多数で可決されました。そして8月8日午後から記念シンポジュームが新潟市で開催されました。シンポジストは泉田知事、大久保日歯会長、葭原実行委員長をはじめ、5名でした。
圧巻は知事の30分の講演でした。パワーポイントを使って、原稿なしで、きっちり30分。これまでの県のやってきたこと、その実績、そしてそれがもたらした全身の健康。これらを自分の体験を交えながら、とても分かりやすく、説得力のある講演でした。
その後に登った大久保日本歯科医師会会長も率直に圧倒されたと言っていました。30年以上に渡る新潟県の皆さんの努力がこうした形で実を結びました。
9月20日
社)岩見沢歯科医師会 北海道子供の歯を守る会主催 特別講演会 のお知らせ
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪」
ー 予防をスタンダードに ー
歯科医療の最前線を担っている開業医が、今苦境に立たされています。私たちの仕事は「健康で幸せな住民を増やすこと」と中村譲治先生は語られています。治療だけでは世の中の求めに添えない時代になりました。予防を基礎とする診療が地域で求められていることは明らかですが、具体的に予防歯科をオフィスに定着させるには先生の力だけではできません。とすればスタッフ(歯科衛生士、歯科助手、受付、奥様)の力とマネージメントが重要になりそうです。
地域の人が「ここだったら行きたい」、働くスタッフや院長が「ここで働くのは楽しい」、というようなオフィスづくりをみんなでするには、どういうプロセス(段取り)が必要かというお話をしたいと思います。スタッフの皆様や奥様とご一緒に参加いただければより効果的な受講ができると思います。
*講師 築山 雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長
*日時:平成20年11月8日(土)
講演会 16:00-18:00
懇親会 18:30-20:30
*会場:北海道グリーンランド ホテルサンプラザ
岩見沢市4条東1丁目6-1 JR岩見沢駅から徒歩10分
*会費:講演会 無料、 懇親会 5000円
*後援:社)北海道歯科医師会、社)北海道歯科衛生士会
*定員:先着200名(先着順)
*申し込み締め切り 平成20年10月18日
*申し込み先及びお問い合わせ先
岩見沢歯科医師会
〒068-0024 岩見沢市4条西2丁目フレンズビル3階
TEL 0126-25-1191
FAX 0126-35-6110
e-mail: ganshi@h6.dion.ne.jp
郵送、Faxまたはe-mailにてお申し込みください。
歯科医師、歯科衛生士他デンタルスタッフ、ヘルスプロモーションに興味のある方の参加、歓迎いたします。
10月18日
NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイトにて、2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値が公表されました。この実態調査は日F会議とWHO口腔保健協力センター、財団法人8020推進財団の共同調査です。
2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値(日F会議公式サイト)
http://www.nponitif.jp/newpage89.html
関連サイト
日本むし歯予防フッ素推進会議 http://www.nponitif.jp/
WHO口腔保健協力センター http://www.dent.niigata-u.ac.jp/prevent/japanese/collaborating.html
財団法人8020推進財団 http://www.8020zaidan.or.jp/
10月20日
NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイトにて「第32回むし歯予防全国大会 in 大分」の開催要項が公表されています。
今大会のテーマは「健康格差の是正を目指すこれからの歯科保健〜フッ化物応用による健康づくり〜」とのことです。
第32回むし歯予防全国大会の大会内容決定!!(日F会議公式サイト)
http://www.nponitif.jp/newpage68.html
第32回むし歯予防全国大会in大分
日時:平成20年11月22日(土曜日)14:00〜18:00
場所:「コンパルホール」1階文化ホール
大分市府内町1丁目5番38号 TEL 097-538-3700
* 懇親会(トキハ会館)18:30〜 大分市府内町2-1-4 TEL 097-538-3111
関連サイト
(主催)日本むし歯予防フッ素推進会議 http://www.nponitif.jp/
(共催)大分県 http://www.pref.oita.jp/
(共催)大分県歯科医師会 http://www.oita-dental-a.or.jp/organization.html
10月21日
社)岩見沢歯科医師会 北海道子供の歯を守る会主催 特別講演会 好評につき申し込み締め切り延期のお知らせ
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪」
ー 予防をスタンダードに ー
歯科医療の最前線を担っている開業医が、今苦境に立たされています。私たちの仕事は「健康で幸せな住民を増やすこと」と中村譲治先生は語られています。治療だけでは世の中の求めに添えない時代になりました。予防を基礎とする診療が地域で求められていることは明らかですが、具体的に予防歯科をオフィスに定着させるには先生の力だけではできません。とすればスタッフ(歯科衛生士、歯科助手、受付、奥様)の力とマネージメントが重要になりそうです。
地域の人が「ここだったら行きたい」、働くスタッフや院長が「ここで働くのは楽しい」、というようなオフィスづくりをみんなでするには、どういうプロセス(段取り)が必要かというお話をしたいと思います。スタッフの皆様や奥様とご一緒に参加いただければより効果的な受講ができると思います。
*講師 築山 雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長
*日時:平成20年11月8日(土)
講演会 16:00-18:00
懇親会 18:30-20:30
*会場:北海道グリーンランド ホテルサンプラザ
岩見沢市4条東1丁目6-1 JR岩見沢駅から徒歩10分
*会費:講演会 無料、 懇親会 5000円
*後援:社)北海道歯科医師会、社)北海道歯科衛生士会
*定員:先着200名(先着順)
*申し込み締め切り 平成20年10月18日大好評につき延期して受け付けます
*申し込み先及びお問い合わせ先
岩見沢歯科医師会
〒068-0024 岩見沢市4条西2丁目フレンズビル3階
TEL 0126-25-1191
FAX 0126-35-6110
e-mail: ganshi@h6.dion.ne.jp
郵送、Faxまたはe-mailにてお申し込みください。
歯科医師、歯科衛生士他デンタルスタッフ、ヘルスプロモーションに興味のある方の参加、歓迎いたします。
NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイト(http://www.nponitif.jp/)にて、フロリデーションについてのシステマティックレビューが紹介されていますので、引用します。
オーストラリアの保健省の国立保健医療研究委員会が2007年にフロリデーションに関するシステマティックレビューを公表しています。 そのシステマティックレビューの結論として「水道水フロリデーションは、むし歯予防に最も効果的で社会的に適正な手段である」と記述されています。
また、システマティックレビューの中では、オーストラリアの水道水フロリデーション実施率が2005年で約76%と記載されています(図1)。
わが国においても、歯の寿命の延長、QOLの向上のために水道水フロリデーションや集団におけるフッ化物洗口のさらなる普及を期待します。
原文はこちらへ
http://www.nhmrc.gov.au/publications/synopses/eh41syn.htm
11月8日
平成20年度第2回(第64回)会員研修会報告
企画研修部 角舘 直樹
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪〜予防をスタンダードに〜」
北海道子供の歯を守る会、社)岩見沢歯科医師会主催
平成20年11月8日 ホテルサンプラザ(岩見沢市)
講師:築山雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長
司会:樋口俊夫 先生 北海道子供の歯を守る会
平成20年度第2回会員研修会では、「予防の達人、ヘルスプロモーションの雄」としてご活躍の築山先生をお招きいたしました。築山先生はヘルスプロモーションについて、診療室と事業所に分けて様々な理論と実践例を示されながらわかりやすく講演していただきました。
講演は、以下の要素から構成されており、㈰〜㈫の順にお話しされました。
㈰「健康ってなん?」
マズローという学者は、仕事、心理、愛、芸術を人の生きていく上での目的価値とし、健康とお金は手段価値と位置づけているそうです。そのようなことから、築山先生は「健康は目的ではなく、自分がなりたいこと、したいことを成就するための手段であり、主観的な健康観を重要視すべきである。」とおっしゃっていました。また、ヘルスプロモーションのゴールは健康ではなく、QOLであり、健康はそのための手段であるというお話をされていました。
㈫「ヘルスプロモーションってなん?」
築山先生はヘルスプロモーションのプロセスを、「住民自身がゴールであるQOLに向かって人生という長い坂道をHealth(健康)号という自転車を使って登っていく」という図を用いてご説明されていました。われわれ専門家はその支援をしていくというお話です。臨床現場においては、患者さんの主観をよく聞いてあげることが重要であるとのことでした。また、それを実践することで「こんなに聞いてもらったのは初めてです!」と患者が感激し、担当の歯科衛生士がとても信頼されたとのことでした。実は、患者さんは自分の虫歯がガンではないかと心配来院されていたようです。そして、患者さんのお話をよく聞いてあげることで自らの気付きを促すことが重要であるとのことでした。「ここで働くのは楽しい」の集大成は「帰っていく患者さんの笑顔」であり、「自分が必要とされる、役に立つ仕事って素晴らしい」と思うことであるようです。
㈫「ミラーを置いて外に出よう‐産業歯科の取組み‐」
ある造船所での職域におけるヘルスプロモーションについてのお話でした。築山先生らは事業所において、集団を対象にするのではなく部署単位でターゲットを決めて少人数に対して保健指導を行い、その結果、医療費の削減を達成したという報告でした。これは日本ではきわめてまれな事例であり、グループ学習が効果的であることが理解できました。そしてこのモデルは他の保健事業にもつながると思われ、とても大きな示唆をいただくことができました。
最後に築山先生は、ヘルスプロモーションにおいて一番必要なのは、高い志であるとおっしゃっていました。
悪天候の中、180人を超える参加者が集まり、熱心に耳を傾ける会場の雰囲気から、北海道における今後のクリニカルヘルスプロモーションの発展を期待させる講演会でした。
岩見沢歯科医師会鍵谷隆一会長よりご挨拶
180人を超える参加者
壇上の築山先生