2025年 12月 10日(水)第2054回例会
2025年 12月 10日(水)第2054回例会
◆会長の時間◆ 会長/𡈽門 明哉君 2025年 12月 10日(水)第2054回例会
大谷翔平選手の活躍を支える「最新医療」のお話
今月12月は疾病予防と治療月間です。
大谷翔平選手のまるで漫画のような活躍は、本人の努力や才能がすさまじいことは言うまでもありません。しかし実は、医療の劇的な進歩がなければ、ここまでの復活は難しかったはずです。
これまでもケガによって多くのアスリートの選手生命が絶たれてきました。彼も大怪我を負いながらなぜあんなに早く、むしろパワーアップして戻ってこれたのか? 3つのポイントを解説します。
1. 手術が「交換」から「補強」に進化した
大谷選手が受けた右肘の手術は、昔と今とでは中身が大きく違います。
• 昔の手術(従来のトミー・ジョン手術)
切れた靭帯(じんたい)の代わりに、自分の手首などの腱(けん)を移植して、「それが骨にくっつくのをひたすら待つ」手術でした。例えるなら、「折れた柱を新しい木に交換して、根が張るのをじっと待つ」ようなもので、復帰までに2年を要していました。
• 大谷選手が受けた最新の手術
移植するだけでなく、「とても丈夫な人工のテープ」を一緒に添えて補強しています。
これは「柱に鉄の添え木をして、最初から強度を保つ」ようなイメージです。この「添え木(人工テープ)」が靭帯の代わりに負担を支えてくれるおかげで、完全に治るのを待たずにリハビリを早く始められ、バッターとしてすぐに復帰できたのです。
2. 「根性」ではなく「データ」によるケガの予防
昔は「走り込みが足りない」「投げ方が悪い」といった精神論や感覚で指導されることもありましたが、今は数値化が進んで科学的な方法が採用されています。
• 負担の見える化
特殊なカメラやセンサーで、「今、肘に何キロの負担がかかっているか」を正確に計算しています。「これ以上投げたら壊れる」という限界ラインが数字でわかるため、壊れる寸前でストップをかけたり、負担の少ないフォームに修正したりできます。
• 全身で投げる技術
肘を痛める原因の多くは、実は「股関節が硬いこと」などにあります。手投げにならないよう、体全体をバネのように使う効率的な動きをコンピューターで解析し、「肘だけに負担をかけない投げ方」を作り上げています。
3. 「寝ること」も治療のひとつ
大谷選手が「とにかくよく寝る」ことは有名ですが、これも医学的に計算された行動です。
• 睡眠という名の「修理時間」
激しい運動をした後の筋肉や神経は、寝ている間に分泌されるホルモンによって修復されます。彼は睡眠を単なる休憩ではなく、「壊れた体を修理するための大事な治療時間」と捉えて、徹底的に管理しています。
• 自分の血液で治す(PRP療法)
手術をするほどではない小さな傷には、自分の血液から「傷を治す成分」だけを取り出して注射する治療を行っています。人間が本来持っている治癒力を、注射でブーストさせるような治療法です。
まとめ
大谷選手の活躍は、本人の努力という「エンジン」と、最新の医療技術という「高性能な車体」が完璧に噛み合った結果です。
「怪我をしたら終わり」だった時代から、今は「医学の力で、怪我をする前よりも強くして戻す」という時代に変わってきているようです。だんだんサイボーグの世界に近づいているのでしょうか。
以上で会長の時間を終わります。
◆幹事報告◆ 幹事/義澤 彰君
1. 12月8日付で2028-2029年度のガバナーのノミニー確定宣言書が届いております。2028-2029年度のガバナーが平塚ロータリークラブ「三荒 弘道(みあらし こうどう)」氏が指名されました。
2. 12月6日㈯東林少年野球連合会の創立50周年記念式典に管野会員と参加してきました。
3. 次週、理事役員会がございます。13時半より例会が終わりましたら、こちらの例会場で行います。対象者の方はよろしくお願いいたします。
4. 次週例会は外部卓話となっております。是非皆さんにご出席いただきまして、お話を聞いていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
◆委員会報告◆
◎新世代奉仕委員長/内田 孝幸君
11/23(日)に小田原市内の相洋高校でインターアクト年次大会が行われました。引き続き、インターアクトクラブの活動についてご理解、ご協力をお願いします。
◎クラブ奉仕委員会理事/内田 孝幸君
12/24(水)はクリスマス家族例会です。今回はビンゴ大会を行いますので、景品提供にご協力ください。
◎佐藤 省三君
3年前に雑誌委員長を務めておりました。『ロータリーの友』12月号に𡈽門会長のエッセイが掲載されています。皆さん、是非読んでみてください。
◆年次総会◆ 会長/𡈽門 明哉君
相模原西ロータリー・クラブ年次総会を開催いたします。
クラブ細則第5条第3節「総会および例会の定足数」より年次総会が成立する事を宣言いたします。
次々年度役員および次年度理事について指名委員会 大河原幸夫委員長よろしくお願いいたします。
指名委員会委員長/大河原 幸夫君
◎次々年度(2027-28)役員候補者の発表
・会長 唐津 昇君
・幹事 内田 孝幸君
・副会長 佐藤 省三君
・会計 石井 祐子さん
・会場監督 加藤 哲君
◎次年度(2026-27)理事候補者の発表
・クラブ奉仕委員会 理事 齋藤 健太君
・会員組織員会 理事 関口 修君
・奉仕プロジェクト委員会 理事 内田 孝幸君
・財団プログラム委員会 理事 大河原幸夫君
・公共イメージ・会報委員会 理事 加藤 哲君
以上の候補者につきまして、“挙手”承認多数により、各役員・理事の選任が承認されました。
あらためて、次年度役員を紹介いたします。
◎次年度(2026-27)役員の確認
・会長 廣石 隆太君
・幹事 本間 健士君
・副会長 金山 茂雄君
・会計 井上 武志君
・会場監督 管野 孝司君
・直前会長 𡈽門 明哉君
◆出席報告◆
会員数 32名
出席免除者 1名
出席対象者 31名
例会出席者数 16名
欠席数 15名
出席合計 16名
出席率 51.61%
■会長 𡈽門 明哉 ■副会長 秋森 三男 ■会長エレクト 廣石 隆太
■幹事 義澤 彰 ■会計 廣石 隆太 ■会場監督 石井 祐子
□例会場 小田急ホテルセンチュリー相模大野8F
□事務局 相模原市南区相模台3-11-8(株)秋森商鋼内Tel.042-748-7624 Fax.042-705-6624
□国際姉妹クラブ 台湾:台北敦化ロータリークラブ
□友好クラブ 伊豆中央ロータリークラブ
𡈽門 明哉 会長
義澤 彰 幹事
〇会長エレクト 廣石 隆太君