2025年 8月 20日(水)第2044回例会
2025年 8月 20日(水)第2044回例会
◆会長の時間◆ 会長/𡈽門 明哉君
増強月間こそワインを飲んで社会貢献しよう!「川田昇とココ・ファーム・ワイナリー」
今月は増強月間です。以前、増強成績の良いクラブの会長からその手法を伺ったことがあります。乱暴に要約しますと、まず入会見込みの方を夜の食事に誘います。そしてお酒で酔わせます。酔って対象者の気が大きくなった頃合いを見計らって箸袋を手に取ります。この箸袋は紙製で種も仕掛けもしっかりあります。箸袋を解体して広げるとその紙には入会申込書が印刷されています。この箸袋に化けていた入会申込書にその場でサインしてもらうそうです。同じことを昼の会合で素面でやるのは無理でしょう。お酒の力があってこそです。このようにお酒は増強の強力な武器と言えそうです。
さて前段はここまで、今日はアルコール好きでも社会貢献できる方法について紹介いたします。
私は家族旅行として今年のゴールデンウイークに栃木県足利市にあるワイナリーまで出かけてきました。
ココ・ファーム・ワイナリー というところです。このワイナリーの創設者、川田昇さんについてお話いたします。
川田昇とココ・ファーム・ワイナリーの歩み
川田昇さん(1920年〜2010年)は、栃木県足利市にある知的障害者更生施設「こころみ学園」と、その事業部門である「ココ・ファーム・ワイナリー」の創設者です。彼の活動は、一人の教師としての想いから始まりました。
始まりは中学校の特殊学級 (現在の名称は支援級)
1950年代、中学校の教師だった川田さんの受け持ちは特殊学級の生徒でした。彼は、卒業後に働く場がごく限られている生徒たちが、社会で自立し、生きがいを持って暮らせる道を模索していました。
山の開墾とぶどう栽培
川田さんは私財を投じて山林を購入。1958年から、生徒たちと共に山の急斜面を開墾し、ぶどうの栽培を始めました。機械も入れないような険しい斜面での作業は困難を極めましたが、生徒たちは農作業を通じてたくましく成長し、心も安定していきました。川田さんは、「昔ながらの農家の暮らしの中での我慢が人を育てる」と考えていました。
「こころみ学園」の設立
ぶどう畑での活動が実を結び、1969年には山の麓に知的障害者更生施設「こころみ学園」を設立しました。これは、生徒たちが卒業後も安心して暮らし、働き続けられる場所を作るためでした。
ココ・ファーム・ワイナリーの誕生
園生たちのさらなる経済的自立を目指し、収穫したぶどうでワインを造ることを決意します。1980年に有限会社(後のココ・ファーム・ワイナリー)を設立。1984年に本格的なワイン造りがスタートしました。
川田昇氏の哲学
川田さんには、「ともに生きる」という強い信念がありました。能力や効率だけを求めるのではなく、一人ひとりの存在そのものを認め、それぞれができる仕事を通じて社会に貢献し、喜びを感じられる場を創り出そうとしました。
彼の功績は広く認められ、2010年には吉川英治文化賞を受賞しています。2010年に川田さんは没しますが彼が遺した精神は、今も「こころみ学園」と「ココ・ファーム・ワイナリー」に受け継がれ、そこで造られるワインは2000年開催の九州・沖縄サミット、2008年開催の北海道洞爺湖サミットで提供されるなど、国内外で高い評価を得ています。
ここからが皆さんが社会貢献できる方法です。ココ・ファーム・ワイナリーはオンラインでも販売されています。ぜひご賞味ください。
川田昇氏と園生らが作った山の斜面のぶどう畑(ココ・ファーム・ワイナリー 2025年5月5日見学)
◆幹事報告◆ 幹事/義澤 彰君
1. 去る4月、ユン・サング会長エレクトは私たち全員に向け、ご自身が膵臓がんと診断されたこと、また治療に専念するためにロータリーの責務から一時身を引くことを通知されましたが、この度主治医との長時間にわたる相談の上、国際ロータリー会長エレクトとしての職を辞任する決断を下されました。
2. 今月のロータリーレートは1ドル149円です。
3. 次週例会前に理事役員会を行います。例会場で行いたいと思っておりましたが、場所を変更し同階クローク後ろの部屋を予約しました。18:30より開始しますのでよろしくお願いします。
4. 次週例会は夜間例会となります。アルコール提供を行いますが、各自精算となります。小銭等のご準備をお願いします。
5. 次週例会、おださがクラブより7名のメイクのお話が来ております。多くの皆様の出席をお願いします。また、クラブ奉仕委員会の皆様は18:30よりお出迎えよろしくお願いします。
6. 情報集会をお願いしておりましたが、サマーわぁ‼ニバルとお盆の疲れで日程が決められずにおりました。今週来週の増強委員長の卓話を参考に増強について開催していただきます様よろしくお願いします。
◆ゲスト・ビジターの紹介◆
陸 泳江様(米山奨学生)
「本日は、前期の大学生活で最後の例会出席となります。半期のロータリー生活はとても楽しかったです。米山奨学生になって本当によかったと思います」
◆お祝い◆
<本人誕生日>
義澤 彰君
関口 修君
岡田 亘弘君
<ご夫人・ご主人誕生日>
加藤会員奥様
長田会員奥様
草薙会員奥様
<結婚記念日>
なし
◆委員会報告◆
〇ゴルフ同好会/義澤 彰君
10月22日(水):会長・幹事就任ゴルフコンペ
11月20日(木):相模原グリーンRCとの親睦ゴルフコンペ(予定)
◆クラブフォーラム①◆「会員増強について」
〇会員増強委員長/秋森 三男君
今年度増強担当秋森三男です。資料について説明させていただきます。12年前に作成した資料で、1枚目は入会案内です。次に相模原西RCの退会者名簿です。次に近隣クラブの年会費になります。それとロータリーの友8月号から戦略的オープン例会10のポイントについて見てください。そして2014年地区研修で、荻原保典サブリーダーが会員増強退会防止について話をされている終盤部を紹介したいと思います。
相模原西RCは40名を超えておりますが、最初からのメンバーは4名になりました。34年を経過した今、ロータリーに入会した月日もバラバラで、ロータリーの理解度もバラバラです。そうすると古い人と新しい人の差が出来てきます。うわべだけで見ているときはいいのですが、詳しくなればなるほど経験の差というか年齢の差が出てくると思います。いろいろなロータリーの役や、クラブの各役職と共に地区の役員等も経験しますが、それぞれ歳をとってくるとクラブの中で何の役も付かず、浮いた状態になりやすくなります。
65オを過ぎますと友達を作ることもおっくうになりがちになり、自分の周りの友人も少なくなってきます。又、足も弱く、気力も弱くなりがちです。そのため、例会に出席しても、若い人の中で一人ぽつんとしている。話しかけるのもだんだん怖くなってくるのです。すると年寄りが明秀例会に出ることが、何の意味もないような気持になります。そうなってくるとクラブの中でお年寄りが浮いてしまうのです。それをどうするのか、各クラブで考えることだと思います。又そのことに気づいていないクラブが多いと思います。ですから私はお願いしたいと思います、これからは長年ロータリーに尽くしたロータリアンを、長年社会に尽くした年配者をクラブで役立たせてください。新会員とコンビを組んで、他クラブを訪問して奉仕の実践を検証してください。他クラブを見て、自分のクラブの魅力を見つけてください。そして奉仕の実践に役立たせてください。クラブにいる貴重な存在を活用してください。年寄りはフットワークがいいと思います。言い回しや、きっかけ次第でやってくれるものです。これからはクラブにある潜在能力を活性化して、クラブに活かしてください。クラブ独自の魅力を作り、クラブの融和を図り、一時間を有意義で楽しい、元気の良いクラブにしてくださいと話されています。荻原さんは常々、それぞれが特徴のあるクラブでなければその存在こそ意味がない、クラブはR1の定款に束縛されるだけで、地区でもゾーンでも地区内のグループには束縛されることはない。クラブ毎に自分のクラブをどうしたら良いのか、どんなクラブであって欲しいのか例会はどうあって欲しいのか。増強は毎年ガバナ一方針が示されます。これは地区全体の目標であって、クラブの目標は今日の現状を踏まえて考えることだと思います。
◆出席報告◆
□会員数 33名
□出席免除者数 1名
□出席対象者数 32名
□例会出席者 19名
□欠席者数 13名
□出席率 59.38%
■会長 𡈽門 明哉 ■副会長 秋森 三男 ■会長エレクト 廣石 隆太
■幹事 義澤 彰 ■会計 廣石 隆太 ■会場監督 石井 裕子
□例会場 小田急ホテルセンチュリー相模大野8F
□事務局 相模原市南区相模台3-11-8(株)秋森商鋼内Tel.042-748-7624 Fax.042-705-6624
□国際姉妹クラブ 台湾:台北敦化ロータリークラブ
□友好クラブ 伊豆中央ロータリークラブ
𡈽門 明哉 会長
義澤 彰 幹事
〇会長エレクト 廣石 隆太君