α5100+7.5mmF3.5用 3軸パノラマ雲台

発注:IKOMA360 Toyo Fujita 様

  • 価格

税込15,000円(カメラ、レンズ、三脚は含みません)、送料別

レンズのフード切削は別料金です。

  • 撮影

・上7.5度、90度ステップ1周4枚の4枚撮影

・水平90度ステップ1周4枚+真上+真下+三脚下(三脚影消し兼用)の7枚撮影

水平クリックストップは45度ステップ8ポイントで、1つ飛ばしで撮影します。

分解して、上下回転のクリックプレートを180度回転して取り付けることで、水平と上7.5度の切り替えができます。

Hugin(パノラマ合成フリーソフト)上のパノラマ最適画素数は12068*6034程度です。

  • 取付

三脚への取付は、大ネジ/小ネジ兼用です。小ネジの三脚には、付属の変換ネジを使用します。

カメラ取付用の小ネジ(脱落防止のEリング付き)が付属します。

  • 大きさ、質量

29.8mm*133.2mm*159.5mm、241g

分解して、2軸雲台として組み立てると、29.8mm*72.5mm*148mm、167g

  • 特徴

ヨー軸(左右回転)、ピッチ軸(上下回転)に、底面(三脚下)撮影用の底面アダプターの回転軸を追加した3軸パノラマ雲台です。回転軸は、クリックストップと適度な摩擦で止まり、回転を固定するネジはありません。底面アダプターも含めて、回して止めて撮影するだけの簡単操作です。

底面アダプターを使用して撮影した画像で、ステッチ時に三脚を消去できますが、三脚の影の消去には少し不便です。底面アダプターは、屋内、日陰、曇天、夜間など、三脚の影が無い場合に便利です。シャッター速度が遅くなる場合は、ブレ防止のため、2秒タイマーやリモコン等も利用してください。屋外晴天(三脚の影あり)など、シャッター速度が速く、ブレの心配がない時は、三脚を持ち上げて手持ち撮影するほうが、撮影もステッチも簡単で、撮影ミスも少なくなります。

底面撮影用アームの軸間距離は98mmで、底面撮影時のオフセットは196mmになります。三脚を196mm移動すると、視点ズレのない底面画像を撮影できますが、三脚の形状により、196mmの移動では三脚をうまく消去できない場合もあります。移動誤差もあるため、大きめに(300mm程度)移動して撮影すると安心です。

底面アダプターの回転軸には、クリックストップのプランジャーを2個使用して、水平撮影での回転時に底面アダプターが動かないように固定力を高めています。回転軸の予圧調整摩擦を大きめにすることで、運搬などでの取り回しが良くなります。

対応カメラ、対応レンズ専用です。他のカメラやレンズでは使用できません。

対応カメラ:SONY α5100

小型軽量で軽快に撮影できます。

手振れ補正を内蔵していないので、撮像センサー位置が移動する心配がありません。(撮像センサー位置が異なる画像が混ざると、パノラマ合成での合わせ精度が劣化します。)

対応レンズ:SAMYANG 7.5mmF3.5対角魚眼レンズ

マイクロフォーサーズ用レンズを、SONY Eマウントへ変換するマウントアダプターを使用して取り付けます。

そのままではレンズのフードが写り込むため、フードを切削加工することで、小判型のイメージサークルになり、水平に撮影しても真上まで写ります。同じ4枚撮影の円周魚眼レンズよりも撮像素子の有効エリアが広く、 高画質のパノラマを作成できます。

ゴーストやフレアも比較的優秀で、Hugin上の理想魚眼レンズ(等距離射影)からの誤差が小さく、パノラマ合成作業が楽なレンズですが、入射角によるNPP移動が大きめのためか、自動抽出で誤差の大きなコントロールポイントが抽出されやすい感触です。

7.5mmF3.5レンズのフード切削加工は、

  • 雲台と同時発注で、税込1,000円、送料別

  • 単独発注で、税込2,000円、送料別

にて対応します。フードが写り込まない程度に削ると、レンズキャップ固定用の溝が無くなるため、レンズキャップを使用できるように、フード先端内側に固定用の溝加工を追加しています。

撮影サンプル:西ノ沢工房(底面アダプター使用)

納品前に、玄関前でテスト撮影しました。

太陽が高く三脚の影が短いため、底面アダプターを使用した三脚下撮影で、三脚の移動量を大きくすることで、三脚の影消しを兼用しています。

  • パノラマ撮影デモ動画

→ https://youtu.be/-Ddusz14-AQ(α5100+7.5mmF3.5+3軸雲台)

  • 撮影日時

2021年5月3日12:47~(25秒間で7枚撮影)

  • 撮影場所

愛媛県愛南町、西ノ沢工房の玄関前

  • 設定

RAW、ISO100、F8、1/800秒

  • RAW現像ソフト

Capture One 21 Express for SONY、無料版

  • パノラマ合成ソフト

Hugin 2020.0.0(2020-12-12)、無料

  • Hugin用前処理スクリプト(サンプルデータに同梱)

そのままでは扱いにくいHuginですが、前処理スクリプト(VBScript)で、Huginプロジェクトファイルの作成、コントロールポイントの抽出、最適化、初期設定を行うことで、Hugin上での操作を削減できます。

7枚の画像の撮影順(名前順)は、90度ステップ右回りで4枚→真上→真下→三脚下に固定です。

[1パノラマ]=[1フォルダ]に画像を分類した後、前処理スクリプトにフォルダをドロップして前処理を実行します。複数のパノラマフォルダの、親フォルダをドロップすれば、まとめてバッチ処理できます。

前処理スクリプトは、カメラとレンズの組み合わせに応じてパラメータ等を最適化していますが、カメラとレンズには個体差があり、最適パラメータを調整する場合など、メモ帳などで編集して利用できます。

  • パノラマ画像のダウンロード

→ pano_A5100_7mm.jpg (12000*6000画素、29.6MB)

入射角によるNPPの移動が大きいためか、少しステッチズレが発生しています。

  • サンプルデータのダウンロード

→ DataA5100_7mm(126MB)

Jpeg画像7枚、前処理スクリプトのセットです。

パノラマ合成の詳細は、同梱の「説明.txt」を参照してください。