価格
税込7,000円(カメラ、レンズ、三脚は含みません)、送料別
撮影
縦位置で上5度固定、90度ステップ1周4枚の、合計4枚撮影
クリックストップは45度ステップ8ポイントで、1つ飛ばしで撮影します。
α6000で使用すると、Hugin(パノラマ合成フリーソフト)上のパノラマ最適画素数は12276*6138程度です。
取付
一脚への取付は小ネジですが、大ネジへの仕様変更も可能です。
カメラネジ(脱落防止のEリング付き)が付属します。
大きさ、質量
45.7mm*35.3mm*36.4mm、77g
特徴
レンズの台座に固定する、非常にコンパクトな1軸雲台です。真上/真下に向けて撮影できず、真上/真下の解像度や合わせズレは2軸雲台よりも不利ですが、お手軽に撮影できます。
パノラマ合成画像の真下には、四角く穴が開きます。必要に応じて三脚下を追加してください。カメラを下に向けることができないので、三脚を持ち上げて、三脚を水平に(横に)して三脚下を撮影します。暗い所では、三脚下撮影でブレやすい弱点があります。
対応カメラ、対応レンズ専用です。他のカメラやレンズでは使用できません。
レンズ台座固定の雲台なので、Eマウントの各種カメラを使用できますが、フルサイズ機は雲台と干渉し、取付できない場合があります。
マイクロフォーサーズ用レンズを、
・コンバージョン ツール キット for SONY Eマウント / Samyang 7.5mm
の、Eマウント部品、フードに交換して使用します。
交換したEマウント部品に付いている台座に、パノラマ雲台を取り付けます。
交換したフードで、小判型のイメージサークルになり、水平に撮影しても真上まで写ります。同じ4枚撮影の円周魚眼レンズよりも撮像素子の有効エリアが広く、 高画質のパノラマを作成できます。
ゴーストやフレアも比較的優秀で、Hugin上の理想魚眼レンズ(等距離射影)からの誤差が小さく、パノラマ合成作業が楽なレンズですが、画角が広いためか、誤差の大きなコントロールポイントが自動抽出されやすい感触です。
納品前に、α6000に付けて玄関前でテスト撮影しました。
シャッターを手で押して撮影していますが、自分の影を三脚の影の左右に振り分けて撮影し、マスク処理で自分の影を消去します。三脚下や影消しの撮影を行っていないので、三脚と三脚の影は残ります。雲台が低く、センターポールの無い三脚に付けているため、三脚が大きめに写っています。
床のタイルの合わせズレは目立ちませんが、真上には合わせズレが見られます。
撮影日時
2019年12月24日12:30:00~12:30:06(7秒間で4枚撮影)
撮影場所
愛媛県愛南町、西ノ沢工房の玄関前
設定
RAW、ISO100、F3.5、1/500秒、太陽光
RAW現像ソフト
Capture One 20 Express for SONY、無料版
レタッチソフト(ナンバープレートのボカシ処理)
GIMP 2.10.20、無料
パノラマ合成ソフト
Hugin 2019.2.0(2019-12-30)、無料
Hugin用前処理スクリプト(サンプルデータに同梱)
そのままでは扱いにくいHuginですが、前処理スクリプト(VBScript)で、Huginプロジェクトファイルの作成、コントロールポイントの抽出、最適化、初期設定を行うことで、Hugin上での操作を削減できます。
4枚の画像の撮影順(名前順)は、上5度で90度ステップ右回りで4枚に固定です。
[1パノラマ]=[1フォルダ]に画像を分類した後、前処理スクリプトにフォルダをドロップして前処理を実行します。複数のパノラマフォルダの、親フォルダをドロップすれば、まとめてバッチ処理できます。
前処理スクリプトは、カメラとレンズの組み合わせに応じてパラメータ等を最適化していますが、カメラとレンズには個体差があり、最適パラメータを調整する場合など、メモ帳などで編集して利用できます。
パノラマ画像のダウンロード
pano_E7mm.jpg (12000*6000画素、19.1MB)
サンプルデータのダウンロード
Data_E7mm.zip (47.1MB)
RAW現像後にレタッチ(ナンバープレートのボカシ処理)したjpeg画像4枚と、前処理スクリプトのセットです。
通常、パノラマ合成後に顔やナンバープレートのボカシ処理を行いますが、サンプル公開のため撮影画像にボカシ処理を行っています。
パノラマ合成の詳細は、同梱の「説明.txt」を参照してください。
Huginパノラマ合成デモ(α6000+7.5mmF3.5対角魚眼)
サンプルデータを使用した、スクリプトによる前処理と、Huginでのパノラマ合成(水平調整を含む)のデモ動画です。
サンプルデータ同梱の「説明.txt」の補足として、Windows画面のキャプチャー動画を作成しました。
前処理=2分、パノラマ編集作業=3分、ステッチ(合成)=3分程度ですが、動画を編集して、前処理とステッチを早送りしています。
写り込んだ指と、自分の影はマスク処理しています。