価格
税込11,000円(カメラ、レンズ、三脚は含みません)、送料別
撮影
72度ステップ水平1周5枚+真上+真下+三脚下(三脚影消し兼用)の8枚撮影
水平クリックストップは36度ステップ10ポイントで、1つ飛ばしで撮影します。
Hugin(パノラマ合成フリーソフト)上のパノラマ最適画素数は11150*5575程度です。
取付
三脚への取付は小ネジですが、大ネジへの仕様変更も可能です。
カメラネジ(脱落防止のEリング付き)が付属します。
大きさ、質量
179mm*69mm*30mm、181g
特徴
ヨー軸(左右回転)とピッチ軸(上下回転)の2軸パノラマ雲台です。回転軸は、クリックストップと適度な摩擦で止まり、撮影中に回転軸を固定するネジはありません。回して止めて撮影するだけの簡単操作です。回転軸は、皿ネジとスラストボールベアリングで、適度な摩擦が得られます。
対応カメラ、対応レンズ専用です。他のカメラやレンズでは使用できません。
フルサイズ機と比較するとダイナミックレンジが狭くなりますが、小型軽量で軽快に撮影できます。
手振れ補正を内蔵していないので、撮像センサー位置が移動する心配がありません。(撮像センサー位置が異なる画像が混ざると、パノラマ合成での合わせ精度が劣化します。)
ゴーストやフレアも比較的優秀で、Hugin上の理想魚眼レンズ(等距離射影)からの誤差が小さく、パノラマ合成作業が楽なレンズです。7.5mmF3.5対角魚眼レンズよりも、ステッチしやすい感じがします。
このレンズは初期型で、II型はサイズやNPP(ノン・パララックス・ポイント)位置が異なります。II型への設計変更も可能です。
晴天屋外で、三脚下撮影で三脚影消しを兼用するため、カメラの影が同じ場所に落ちないように、手持ちで視点をシフトさせて三脚下を撮影しています。三脚下は視点ズレが大きくなりますが、コントロールポイントの自動抽出で、床のタイルもうまく合成できています。ステッチしやすいレンズです。
撮影日時
2015年2月11日11:52:21~11:52:35(15秒間で8枚撮影)
撮影場所
横浜市 日本丸メモリアルパーク
設定
RAW、ISO100、F8、1/800秒
RAW現像ソフト
Capture One 20 Express for SONY、無料版
パノラマ合成ソフト
Hugin 2019.2.0(2019-12-30)、無料
Hugin用前処理スクリプト(サンプルデータに同梱)
そのままでは扱いにくいHuginですが、前処理スクリプト(VBScript)で、Huginプロジェクトファイルの作成、コントロールポイントの抽出、最適化、初期設定を行うことで、Hugin上での操作を削減できます。
8枚の画像の撮影順(名前順)は、水平72度ステップ右回りで5枚→真上→真下→三脚下(三脚消し/三脚の影消し兼用)に固定です。
[1パノラマ]=[1フォルダ]に画像を分類した後、前処理スクリプトにフォルダをドロップして前処理を実行します。複数のパノラマフォルダの、親フォルダをドロップすれば、まとめてバッチ処理できます。
前処理スクリプトは、カメラとレンズの組み合わせに応じてパラメータ等を最適化していますが、カメラとレンズには個体差があり、最適パラメータを調整する場合など、メモ帳などで編集して利用できます。
パノラマ画像のダウンロード
pano_NEX5R_8mm.jpg (11000*5500画素、24.5MB)
サンプルデータのダウンロード
Data_NEX5R_8mm.zip (97.7MB)
RAW現像したjpeg画像8枚と、前処理スクリプトのセットです。
パノラマ合成の詳細は、同梱の「説明.txt」を参照してください。
Huginパノラマ合成デモ(NEX5R+8mmF2.8対角魚眼)
サンプルデータを使用した、スクリプトによる前処理と、Huginでのパノラマ合成(水平調整、底面合成、三脚影消しを含む)のデモ動画です。
サンプルデータ同梱の「説明.txt」の補足として、Windows画面のキャプチャー動画を作成しました。
前処理=3分、パノラマ編集作業=3分、ステッチ(合成)=3分程度ですが、動画を編集して、前処理とステッチを早送りしています。
三脚消し、三脚の影消しを含む底面合成も、比較的楽に作業できています。