α7+11mmF2.8用 3軸パノラマ雲台

価格

税込15,000円（カメラ、レンズ、三脚は含みません）、送料別

撮影

72度ステップ水平1周5枚+真上+真下+三脚下(三脚影消し兼用)の8枚撮影

水平クリックストップは36度ステップ10ポイントで、1つ飛ばしで撮影します。

Hugin(パノラマ合成フリーソフト)上のパノラマ最適画素数は15422*7711程度で、ストリートビュー用の高解像度パノラマ(14142*7071)を、少ない枚数で撮影できます。

取付

三脚への取付は大ネジですが、付属の変換ネジを使用し、小ネジの三脚でも使用できます。カメラネジ(脱落防止のEリング付き)が付属します。

大きさ、質量

184mm*135.3mm*30mm、295g

特徴

ヨー軸(左右回転)、ピッチ軸(上下回転)に、三脚下撮影用の底面アダプターの回転軸を追加した、3軸パノラマ雲台です。回転軸は、クリックストップと適度な摩擦で止まり、撮影中に回転軸を固定するネジはありません。底面アダプターも含めて、回して止めて撮影するだけの簡単操作です。

回転軸は、深溝ボールベアリングとスラストオイルレスメタルで、滑らかな回転と適度な摩擦が得られ、耐久性も向上しました。ピッチ軸と底面アダプターの回転軸は、クリックストップのプランジャーを2個使用して固定力を高めています。

対応カメラ、対応レンズ専用です。他のカメラやレンズでは使用できません。

対応カメラ：SONY α7

ダイナミックレンジが広いため、ブラケット撮影なしで、RAWからの疑似HDR現像でパノラマを作成できます。

手振れ補正を内蔵していないので、撮像センサー位置が移動する心配がありません。(撮像センサー位置が異なる画像が混ざると、パノラマ合成での合わせ精度が劣化します。)

対応レンズ：TTArtisan 11mmF2.8対角魚眼

実測質量491g、レンズキャップ付きで523g、レンズキャップの直径70.65mm、程度。大きさの割に、かなり重く感じます。

Hugin(パノラマ合成フリーソフト)上の焦点距離は14.66mm程度で、仕様の11mmよりも長くなっています。

太陽が入ると、ゴーストやフレアが発生しやすいという弱点がありますが、Hugin上の理想魚眼レンズ(等距離射影)からの誤差が小さく、周辺画質も良いため、コントロールポイントの抽出も含めて、パノラマ合成作業が楽なレンズです。

ゴーストの発生例　→　https://goo.gl/maps/pVz5iBxUnhouCGpTA

撮影サンプル1：南楽園

晴天屋外の日陰(屋根付き橋の屋根の下)で撮影しているため、使用レンズの弱点である、ゴーストやフレアの影響が無く、良好な画質を確認できます。

晴天屋外でシャッター速度が速いためブレの心配が無いことから、底面アダプターを使用せず、三脚を持ち上げて傾け、手持ちで三脚下を撮影しています。底面アダプターを使用した撮影は、三脚をマスクするときのマージンが小さく、少し位置がズレるとうまくマスクできないため、シャッター速度が速い場合、手持ちのほうが撮影ミスを低減しやすいようです。

三脚の影消し撮影では、カメラの影が落ちる位置を移動する必要があり、視点ズレが大きくなりますが、日陰では三脚の影消しが不要で、視点ズレを小さくできます。このため、前処理で三脚下のコントロールポイントをうまく抽出でき、手動でのコントロールポイント追加なしで、三脚下の床板(ステッチズレが目立ちやすい)もキレイに繋がっています。